- 英
- phthalic acid、phthalate
- 関
- フタル酸塩、フタル酸エステル
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フタル酸 |
|
|
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
88-99-3 |
EINECS |
201-873-2 |
- C1=CC=C(C(=C1)
C(=O)O)C(=O)O
|
特性 |
化学式 |
C8H6O4 |
モル質量 |
166.14 g/mol |
外観 |
白色の固体 |
密度 |
1.593 g/cm3, 固体 |
融点 |
210 °C (分解)
|
水への溶解度 |
0.72 g/100g溶液 (26 ℃) |
酸解離定数 pKa |
2.94, 5.41 |
熱化学 |
標準生成熱 ΔfHo |
−782.0 kJ mol−1 |
危険性 |
NFPA 704 |
|
関連する物質 |
関連するカルボン酸 |
イソフタル酸
テレフタル酸 |
関連物質 |
無水フタル酸
フタルイミド
フタルヒドラジン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
フタル酸(フタルさん、Phthalic acid)は示性式 C6H4(COOH)2、分子量 166.14 のベンゼンジカルボン酸である。 狭義にはオルト体をフタル酸と呼ぶが、他異性体を含めたベンゼンジカルボン酸の総称もまたフタル酸(類)と呼称される。メタ体はイソフタル酸、パラ体はテレフタル酸とも呼ばれる。
遊離酸型のフタル酸類は一般的に、昇華性を有する無色固体で水にも有機溶媒にも溶けにくく、極性の高い有機溶媒に溶けやすいといった性質を示す。
フタル酸類は合成樹脂のモノマーとして利用されたり、特にエステル体の一部は、熱可塑性樹脂の可塑剤として30%~70%w/wほど添加される。
目次
- 1 フタル酸類の製造法
- 2 フタル酸および誘導体
- 2.1 フタル酸(オルト体)
- 2.1.1 フタル酸無水物
- 2.1.2 フタルイミド
- 2.1.3 フタル酸エステル
- 2.1.4 フタル酸塩
- 2.1.5 その他フタル酸関連物質
- 3 関連項目
- 4 脚注・参考文献
フタル酸類の製造法
フタル酸類は側鎖を持つシ置換ベンゼン誘導体を酸化することで製造される。アルキルベンゼンの酸化は強い酸化剤が必要で、通常この種の条件では、原料の種類を問わずアルキルベンゼンのα位(ベンジル位)が酸化されたベンゼンジカルボン酸が生成される。実験室ではアルカリ性水溶液下で過マンガン酸カリウムなどの強酸化剤が使用されるが、工業的には五酸化バナジウムなどの担体保持された触媒による空気酸化が利用される。工業的エステル化は主に過剰な原料アルコールの一部を共沸脱水に利用する方法で製造される。
フタル酸類およびフタル酸類エステル体の工業的製造法には次のものがある。
- フタル酸製造法(図の経路1~3~4、経路2~3~4)
- フタル酸(o-体)の工業的製造法の原料は、古くは石炭化学の副産物であるナフタレン(1)が利用されたが、1960年代を境に、今日では石油化学の副産物であるo-キシレン(2)が原料として利用される。触媒空気酸化(BASF法)によるフタル酸合成(o-体)の場合はフタル酸無水物(3)が生成される。遊離酸が必要な場合は、加水分解してフタル酸(4)とするが、誘導体原料としてはフタル酸無水物(3)がそのまま利用される。
- フタル酸無水物(3)と目的物に該当するアルコールを反応させると、一旦ハーフエステル体(モノエステル体)(5)が得られる。さらに原料アルコールを加熱還流し、水を共沸により反応系外へ除去することでジエステル体(6)が得られる。
- イソフタル酸(8)はもっぱら、m-キシレン(7)を原料とし、テレフタル酸と同様な触媒空気酸化(Amoco法等)により製造される。
- イソフタル酸(8)と目的物に該当するアルコールとを共沸脱水することで目的のジエステル体(9)が得られる。
- テレフタル酸(12)の製造法としては、p-キシレン(10)を原料とするAmoco法、フタル酸ジカリウム塩(16)を原料とする第一Henkel法、二分子の安息香酸カリウム塩を原料とする第一Henkel法、p-キシレン(10)をアンモ酸化したフタロニトリル(18)をアルカリ加水分解する方法などが知られている。
- Mn塩あるいはCo塩を利用する液相空気酸化でp-キシレン(10)を空気酸化する場合は、一段階目のp-トルイル酸(11)で酸化反応が停止する欠点がある。これを反応系内にメタノール等を共存させ、生成される11を系中でエステル体(13)として、二段階目の酸化反応とエステル化反応を経てジメチルテレフタレート(Dimethyl terephtalate, 15)を介してテレフタル酸(12)を製造する。この方法の利点は遊離酸もジエステル体もポリエチレンテレフタレート(ポリエステル)の原料モノマーであることと、テレフタル酸(12)が高沸点、難溶化合物であり、合成繊維向けグレードの高純度製品に精製が困難である欠点を、精製が容易なジエステル体段階で精製することで回避できる点である。
- フタル酸ジカリウム塩16をZn-Cd触媒で転位反応させテレフタル酸(12)へと異性化する方法が知られている。この方法は開発したHenkel社にちなんで第一Henkel法とも呼ばれる。コスト面でAmoco法に対して不利であることから今日では利用されない。
- 第一Henkel法のZn-Cd触媒は安息香酸カリウム塩(17)の分子間転移反応にも適用できる為、第二Henkel法と呼ばれる。すなわち、安息香酸カリウム塩は触媒による不均化反応で、テレフタル酸(12)とベンゼンとに変換される。第一Henkel法同様、今日では利用されない。
- p-キシレン(10)を五酸化バナジウム触媒でアンモ酸化してフタロニトリル(18)とし、これを加水分解してテレフタル酸(12)とする方法が、Lummus社により開発され、Lummus法とも呼ばれる。この方法は、不純物として含まれる微量の窒素成分がポリエステル繊維の着色を引き起こす難があるので、テレフタル酸の精製に工夫が必要である。
- Amoco法ではジメチルフタレートが中間体として得られるが、他の方法で製造したテレフタル酸(12)や違う種類のエステルは、該当するアルコールと共沸脱水することでジエステル体(15)が得られる。
フタル酸および誘導体
フタル酸(オルト体)
化学式C8H6O4、分子量166.13の昇華性を持つ無色柱状結晶で、融点191℃(封管中)である。CAS登録番号は88-99-3。
231℃以上で分解しつつ融解して、水分子を放出した無水フタル酸へと変化する。硫酸など脱水剤の存在下でも無水フタル酸を与える。
フタル酸水素塩はIUPACにより、水および誘電率の高い有機溶媒中において、その0.05mol/kg(solvent)溶液をpH一次標準として用いることが提案された。
フタル酸無水物
詳細は「無水フタル酸」を参照
- フタル酸無水物(-さんむすいぶつ、Phthalic Anhydride)はフタル酸の分子内酸無水物で、化学式C8H4O3、分子量148.12、融点130.8℃、沸点295℃の昇華性を持つ無色結晶である。CAS登録番号は85-44-9。フタル酸誘導体の合成原料として重要。
フタルイミド
- フタルイミド(Phthalimide)は、フタル酸(0-benzenedicarboxylic acid)の分子内イミド化合物である。C8H5NO2分子量147.13、融点238℃の昇華性のあるプリズム晶。CAS登録番号は85-41-6。
- 無水フタル酸とアンモニアあるいは炭酸アンモニウムとを加熱して製造する[1]。ヘキサン、エーテル、ベンゼン、クロロホルム、水等には溶けず、DMF、熱時アルコール、酢酸には溶解する。フタルイミドのイミド水素の酸性度は高く (Ka=5×10−9) 濃いアルカリ水溶液にはよく溶ける。フタルイミド塩は求核性も高く、フタルイミドカリウム塩はアルキルハライド等と反応させるガブリエル合成と呼ばれる一置換アミン合成法の原料として有用である。(記事 ガブリエル合成に詳しい)
フタル酸エステル
詳細は「フタル酸エステル」を参照
- フタル酸(オルト体)のエステルは、可塑剤として利用される。
フタル酸塩
- フタル酸は二塩基酸であるため酸性塩および正塩が存在する。アルカリ金属、アンモニウムおよびアルカリ土類金属のフタル酸塩は水に溶ける。
- 酸性塩であるフタル酸水素カリウム C6H4(COOH)(COOK)は純品が得やすく、緩衝溶液としての能力も高いため、pH測定において一次標準物質として用いられる。
その他フタル酸関連物質
- フタル酸誘導体は染料、医薬品の原料として種々の化合物に関連が深い。主なものを次に示す
- フェノールフタレイン - フタル酸無水物と2分子のフェノールの縮合体。
- サリドマイド - 部分構造にフタルイミドを持つ。原料の一つ。
- キニザリン - 無水フタル酸より合成される色素中間体、ローダミンB、フルオレセインなどキサンテン染料(フタレイン染料)の前駆体。
- ルミノール - ルミノール試験は3アミノフタル酸イオンが励起1重項状態となり発光する。
- フタロシアニン - 4つのフタルイミドが環状に結合している。
関連項目
- カルボン酸
- 安息香酸
- 可塑剤
- イソフタル酸
- テレフタル酸
脚注・参考文献
- ^ Noyes, W. A.; Porter, P. K. Org. Synth., Coll. Vol. 1, p. 457 (1941); Vol. 2, p.75 (1922). オンライン版
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 無水フタル酸製造設備の廃熱回収技術の開発 (平成28年10月 第50回日本芳香族工業会大会(函館大会)における発表)
- 室内空気質規制に関する諸外国の動向 (特集 室内空気汚染の低減対策と規制の動向)
- アミノ修飾MIL-125を光触媒とする酸素からの過酸化水素生成
Related Links
- フタル酸エステル(DOP=DEHP)の安全性に関する質問一覧 Q1 DEHPは危険な物質ですか? Q2 環境中にどのくらい存在しているのですか? Q3 ヒトはどの程度摂取しているのですか?また、安全な摂取量はどのくらいですか? Q4 軟質塩ビ ...
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - フタル酸の用語解説 - 1,2-ベンゼンジカルボン酸のこと。化学式 C6H4(COOH)2 。ナフタリンまたは o -キシレンを酸化分解するとき生成する。無色単斜晶系柱状晶。封管中で急速に加熱すれば約 230 で ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
- オメプラゾール錠10mg「MED」:1錠中に日局オメプラゾール10mgを含有する。
添加物として、カルナウバロウ、クエン酸トリエチル、酸化チタン、水酸化Al、ステアリン酸Mg、セタノール、タルク、炭酸水素Na、デンプングリコール酸Na、トウモロコシデンプン、乳糖、ヒプロメロース、ヒプロメロースフタル酸エステル、ポリソルベート80、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、マクロゴール6000、メタクリル酸コポリマーLD、ラウリル硫酸Naを含有する。
禁忌
- 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
- アタザナビル硫酸塩、リルピビリン塩酸塩を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能または効果
- <オメプラゾール錠10mg「MED」>
○胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群
- 通常、成人にはオメプラゾールとして1日1回20mgを経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。
- ○逆流性食道炎
- 通常、成人にはオメプラゾールとして1日1回20mgを経口投与する。なお、通常、8週間までの投与とする。さらに再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1日1回10〜20mgを経口投与する。
- ○非びらん性胃食道逆流症
- 通常、成人にはオメプラゾールとして1日1回10mgを経口投与する。なお、通常、4週間までの投与とする。
- ○下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎
- 通常、成人にはオメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。
プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人にはオメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
- <オメプラゾール錠20mg「MED」>
○胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群
- 通常、成人にはオメプラゾールとして1日1回20mgを経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。
- ○逆流性食道炎
- 通常、成人にはオメプラゾールとして1日1回20mgを経口投与する。なお、通常、8週間までの投与とする。さらに再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1日1回10〜20mgを経口投与する。
- ○下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎
- 通常、成人にはオメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。
プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人にはオメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
- ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合
- 進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していない。
- 特発性血小板減少性紫斑病に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行うこと。
- 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない。
- ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、ヘリコバクター・ピロリが陽性であること及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認すること。
慎重投与
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 肝障害のある患者〔肝代謝性であり、血中濃度が高くなるおそれがある。〕
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
- (頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー様症状:ショック、アナフィラキシー様症状(血管浮腫、気管支痙攣等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少:汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全:劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群):中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 視力障害:視力障害があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 間質性腎炎、急性腎不全:間質性腎炎、急性腎不全があらわれることがあるので、腎機能検査値(BUN、クレアチニン等)に注意し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 低ナトリウム血症:低ナトリウム血症があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 間質性肺炎:間質性肺炎があらわれることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
- 横紋筋融解症:筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、このような場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 錯乱状態:せん妄、異常行動、失見当識、幻覚、不安、焦躁、攻撃性等があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 胃酸分泌の最終過程を担うH+,K+-ATPaseに選択的に作用し、胃酸分泌を強力に抑制する。
- 体内で唯一の強酸性領域である、壁細胞の分泌細管内において活性体に変換する。
- 胃酸分泌抑制作用は、1日1回オメプラゾールとして20mg投与で24時間持続する。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- (RS)-5-Methoxy-2-{[(4-methoxy-3,5-dimethylpyridin-2-yl)methyl]sulfinyl}-1H-benzimidazole
分子式
分子量
融点
性状
- オメプラゾールは白色〜帯黄白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。
N,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
N,N-ジメチルホルムアミド溶液(1→25)は旋光性を示さない。
光によって徐々に黄白色となる。
★リンクテーブル★
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フタル酸、フタル酸塩、フタル酸エステル
- 関
- phthalic acid
[★]
- 英
- phthalate
- 関
- フタル酸、フタル酸エステル
[★]
- 英
- phthalate
- 関
- フタル酸、フタル酸塩
[★]
フタル酸
- 関
- phthalate
[★]
- 英
- terephthalic acid、terephthalate
- 関
- テレフタラート、テレフタレート、テレフタル酸塩
[★]
- 英
- terephthalate
- 関
- テレフタル酸、テレフタラート、テレフタレート
[★]
- 英
- isophthalic acid、isophthalate
- 関
- イソフタル酸塩
[★]
- 英
- cellulose acetate phthalate
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義