ジモルホラミン
Japanese Journal
- マウス胎仔による新生児仮死に対する保温と薬物療法の検討
- 松永 文雄
- 日本産科婦人科學會雜誌 19(7), 639-644, 1967-07-01
- … テラプチク,ビタカンファーの投与が最も蘇生率を上昇させた.ATP,ノルアドレナリンも有意に蘇生率を上昇させた. …
- NAID 110002125691
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- 副作用等. 1. 咳嗽、眩暈、耳鳴、口内熱感、口内しびれ感、全身しびれ感, 記載場所:, その他の副作用. 頻度:, 5%未満. 2. 胸内苦悶、痙攣、心房性期外収縮、血圧低下、 異常運動、羊水混濁、激しい疼痛, 記載場所:, 使用上の注意. 頻度:, 頻度不明 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
- 本剤は、下記の成分を含有する無色澄明な注射剤で、ワンポイントカットのアンプルに充てんされている。
有効成分:ジモルホラミン
添加物:塩化ナトリウム
添加物:塩酸メプリルカイン
効能または効果
下記の場合の呼吸障害及び循環機能低下
- 新生児仮死、ショック、催眠剤中毒、溺水、肺炎、熱性疾患、麻酔剤使用時
- ジモルホラミンとして、通常成人1回30〜60mg(1回2mL〜4mL)を皮下又は筋肉内注射する。
新生児には1回7.5〜22.5mg(1回0.5mL〜1.5mL)を皮下又は筋肉内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減し、必要に応じ反復投与するが、1日量200mgまでとする。
慎重投与
- てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者
〔痙攣閾値を低下させる可能性がある。〕
薬効薬理
呼吸興奮作用
- 本薬は、延髄の呼吸中枢に作用して、呼吸興奮を起こし、抑制された呼吸を回復する。臨床試験、ウサギなどを用いた実験により、呼吸数の増加は軽度であるが、吸気の深度を増大して1回換気量を増加することが証明されている。4) 5) 6) 7)
循環賦活作用
- 本薬は、交感神経系の興奮により、血圧上昇作用を示す。さらに、心筋収縮力の増強作用もあり、減弱した循環機能を賦活することが、イヌ、ネコなどを用いた実験により確認されている。6) 7) 8) 9)
有効成分に関する理化学的知見
一 般 名
化 学 名
- N, N′‐Ethylenebis(N‐butylmorpholine‐4‐carboxamide)
分 子 式
分 子 量
構 造 式
物理化学的性状
- ジモルホラミンは白色〜淡黄色の結晶性の粉末、塊又は粘性の液である。本品はエタノール(99.5)又は無水酢酸に極めて溶けやすく、水にやや溶けやすい。
本品1.0gを水10mLに溶かした液のpHは6.0〜7.0である。
本品は吸湿性である。
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- dimorpholamine
- ラ
- dimorpholaminum
- 商
- テラプチク