- 英
- Somogy effect
- 同
- ソモジー現象 Somogy phenomenon
- 関
- 暁現象
[show details]
- 持続型インスリンの投与量が多いと、夜間のインスリンの需要が少ない時間帯(午前3時頃。血糖が高くならない時間帯)に低血糖を引き起こす。これに拮抗するためのホルモン(インスリン拮抗ホルモン:糖質コルチコイド、成長ホルモン、アドレナリン、グルカゴン)が分泌されて、早朝に高血糖をきたす現象。血糖のコントロールを困難にする。
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Related Links
- この現象を、発見者の名前にちなんでソモジー効果(または「ソモジー現象」)と呼ぶ。「血糖値のリバウンド(あるいはバックラッシュ)」と考えると分かりやすい。 ソモジー効果は ...
- 東京女子医科大学糖尿病センター 馬場園 哲也 主に1型糖尿病の患者さんで、早朝や起床前に高血糖が認められる場合があります。これは「暁現象」や「ソモジー効果」と呼ばれるものである可能性があります。「暁現象」と「ソモジー ...
- ... 血糖を起こし、それに対する反動作用として肝臓での糖新生(→)が生じ、血糖が上昇するソモジー効果(→) があるが、この暁現象とは原因が異なるので、両者は区別して考える必要がある。 参考: http://www.furano.ne.jp/utsumi/index ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- insulin preparation
- 関
- インスリン、糖尿病、薬理学
- ヒトインスリン製剤
- 超速効型インスリン:Lys(B28)Pro(B29)インスリン
- 水溶性保持型インスリン
適応
- 食事療法・運動療法や経口血糖降下薬でコントロール不良の場合
- 経口血糖降下薬の使用禁忌
- 重症ケトーシス、糖尿病性昏睡・前昏睡、重篤な肝障害・腎障害、重症感染症、手術前後、重篤な外傷、下痢・嘔吐などの胃腸障害、薬物過敏、妊婦または妊娠の可能性
- そのた:血管障害、慢性膵炎の合併。ステロイド使用例
注意
副作用
- 経口摂取可能かつ意識があれば、砂糖15g-20g or グルコース10g摂取。 ← 20gのブドウ糖相当の食品を摂取せよという記載もあり
- 無意識の場合は、グルコースの静注50%(20-50ml)。
- 注射部位の発赤・蕁麻疹
- インスリン注射部位の脂肪組織の萎縮→注射部位・インスリン製剤の変更
- 動物インスリンを使った場合に特に見られる。
- インスリンの腎尿細管への作用。Na+-K+ ATPase活性化。
- 塩分制限をする
薬物相互作用
- *タンパク同化ステロイド
参考
- http://www.nichiyaku.or.jp/anzen/wp-content/uploads/2011/05/insulin_h23_s3.pdf
- http://byoukigard.water-ice.info/article/51941745.html
[★]
- 英
- dawn phenomenon
- 同
- あかつき現象
- 関
- ソモジー効果
- 糖尿病患者の早朝に起こる血糖値上昇
- インスリンは午前3-4時頃に最も低値となる。このころ、朝方にかけて拮抗ホルモンが上昇して、血糖も上昇していく。これに対してインスリンが分泌され需要を満たせなければ朝方の高血糖となる。この現象を暁現象という。(DMR.130)
[★]
ソモジー効果。ソモジー現象