- 英
- cilastatin
- 化
- シラスタチンナトリウム cilastatin sodium
- 商
- イミスタン、イミペナーム、インダスト、チエクール、チエナム、チエペネム
- ジヒドロペプチダーゼ1阻害薬、イミペネム作用増強の合剤成分
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 21-P3-432 カルバペネム系抗菌薬イミペネム/シラスタチンにおける用法の推移と臨床効果に関する研究(感染対策・ICT,来るべき時代への道を拓く)
- 21-P3-431 PK/PDを活かしたイミペネム/シラスタチン投与に対する臨床的評価(感染対策・ICT,来るべき時代への道を拓く)
- 相曽 啓史,松井 美奈子,小林 誠一,西野 亜紀,鳴島 智子,阿部 多一,井口 恵美子,高橋 弘充,猪爪 信夫
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 18, 446, 2008-09-01
- NAID 110006964944
Related Links
- イミペネム・シラスタチン点滴用0.5g「サンド」. 2007年7月新様式(第1版). 日本標準 商品分類番号 876139. 医薬品インタビューフォーム. 日本病院薬剤師会のIF記載 要領(1998年9月)に準拠して作成. カルバペネム系抗生物質製剤. 指定医薬品 ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
インダスト点滴静注用0.25g
組成
剤 形
有効成分(1バイアル中)イミペネム水和物(イミペネムとして)
有効成分(1バイアル中)シラスタチンナトリウム(シラスタチンとして)
添加物(1バイアル中)炭酸水素ナトリウム
効能または効果
適応菌種
- イミペネムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、シュードモナス属、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、アシネトバクター属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属
適応症
- 敗血症、感染性心内膜炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、骨髄炎、関節炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼内炎(全眼球炎を含む)
- 通常成人にはイミペネムとして、1日0.5?1.0g(力価)を2?3回に分割し、30分以上かけて点滴静脈内注射する。小児には1日30?80mg(力価)/kgを3?4回に分割し、30分以上かけて点滴静脈内注射する。
なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症には、成人で1日2g(力価)まで、小児で1日100mg(力価)/kgまで増量することができる。
注射液の調製法
1.バイアル品
- 1バイアル当たり、通常生理食塩液100mLを用いて、よく振とうして溶解する。ただし、注射用水は溶液が等張とならないため使用しないこと。
本剤は、乳酸塩とは化学的に不安定であるので、乳酸塩を含んだ溶液に溶解しないこと。
2.キット品
- コネクターを介して添付の生理食塩液100mLにて用時溶解する。
腎機能障害患者では腎機能に応じて用量、用法を調節し、血中蓄積による副作用発現を防ぐ必要がある。本剤の場合は投与量による調節が望ましい。(「重要な基本的注意」の項参照)
- 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最少限の期間の投与にとどめること。
慎重投与
- カルバペネム系、ペニシリン系又はセフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
- 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
- 高度の腎障害を有する患者[痙攣、意識障害等の中枢神経症状が起こりやすい]
- 高齢者 (「高齢者への投与」の項参照)
- 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状があらわれることがあるので観察を十分に行うこと]
- てんかんの既往歴あるいは中枢神経系障害を有する患者[痙攣、意識障害等の中枢神経症状が起こりやすい]
- 肝障害のある患者[肝障害が悪化するおそれがある]
- 次の患者へのキット品の投与
- 心臓、循環器系機能障害のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある]
- 腎障害のある患者[水分、塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある]
重大な副作用
- 次のような副作用があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 痙攣、呼吸停止、意識障害、意識喪失、呼吸抑制、錯乱、不穏 中枢神経症状があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと。特に、腎障害や中枢神経障害のある患者に起こりやすいので、投与する場合には注意すること。
- ショック、アナフィラキシー様症状 初期症状として、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗又は呼吸困難、全身潮紅、浮腫等があらわれることがあるので観察を十分に行うこと。
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)
- 重篤な肝障害 劇症肝炎、肝炎等の重篤な肝障害、肝不全、黄疸があらわれることがあるので、定期的に検査を実施するなど観察を十分に行うこと。
- 気管支痙攣、間質性肺炎、PIE症候群 喘息発作及び誘発等の気管支痙攣、また発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群等があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
- 汎血球減少症、骨髄抑制、無顆粒球症、溶血性貧血 重篤な血液障害があらわれることがあるので、定期的に検査を実施するなど観察を十分に行うこと。
- 急性腎不全、尿崩症 重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を実施するなど観察を十分に行うこと。
- 偽膜性大腸炎 血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 血栓性静脈炎
薬効薬理
- イミペネムは、グラム陽性球菌、緑膿菌を含むグラム陰性桿菌及び嫌気性菌に対し広範で強力な抗菌スペクトルを有する。特にグラム陽性球菌に対する抗菌力は既存のセフェム系抗生物質や、他のカルバペネム系抗生物質に比べて優れ、また、グラム陰性桿菌では、緑膿菌、エンテロバクター属、セラチア属、アシネトバクター属に対する抗菌力に優れていることが報告されている。
なお、イミペネムは腎に局在するデヒドロペプチダーゼ-I(DHP-I)により水解され不活化されることが認められており、この不活化を抑制するために腎DHP-Iの特異的な阻害薬であるシラスタチンナトリウムが配合されている。1)
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- dehydropeptidase I, dehydropeptidase-I, DHP-I
- 関
- カルバペネム系抗菌薬、シラスタチン、ベタミプロン
- カルバペネム系抗菌薬を分解する酵素。特に腎臓にある。
[★]
イミペネム水和物(イミペネム)、シラスタチンナトリウム(シラスタチン)
[★]
イミペネム、シラスタチン
[★]
イミペネム、シラスタチン
[★]
イミペネム、シラスタチン
[★]
イミペネム水和物(イミペネム)、シラスタチンナトリウム(シラスタチン)
[★]
- 英
- imipenem/cilastatin sodium mixture, IMP/CS
- 商
- チエナム
[★]
- 英
- cilastatin sodium
- 関
- シラスタチン
[★]
HMG-CoA還元酵素阻害薬