- 61歳の女性。右膝関節の激痛と腫脹とを主訴に来院した。境界型糖尿病の既往歴がある。2年前から変形性膝関節症の保存的治療を受けている。関節内注射を受けた後から、徐々に疼痛の増加と腫脹とが出現した。体温38.8℃。右膝関節に腫脹、熱感および膝蓋跳動を認める。関節穿刺液所見:低粘稠、混濁、白血球70,000、糖25mg/dl、尿酸塩(-)、ピロリン酸カルシウム結晶(-)。血液所見:赤血球375万、Hb11.2g/dl、白血球12,000、血小板37万。血清生化学所見:血糖140mg/dl、総蛋白6.4g/dl、アルブミン3.2g/dl。免疫学所見:CRP7.4mg/dl、リウマトイド因子陰性。対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
- a. 関節の持続洗浄
- b. 抗菌薬の全身投与
- c. 人工膝関節全置換術
- d. 大腿四頭筋強化運動
- e. 膝関節可動域拡大訓練
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 64歳の女性。腰背部痛を主訴に来院した。10年前から体動時に腰背部痛があり、徐々に増悪してきた。若いころより身長が5cm低くなっている。10年前に胃癌で胃亜全摘術を受けた。運動はあまりしていない。喫煙20本/日を40年間。身長148cm、体重52kg。血圧180/110mmHg。血清生化学所見:総蛋白7.0g/ml、アルブミン5.1g/dl、尿素窒素12mg/dl、クレアチニン0.7mg/dl1、総コレステロール240mg/dl、トリグリセライド220mg/dl、AST40単位、ALT46単位、LDH220単位(基準176~353)、ALP202単位(基準260以下)、Ca9.4mg/dl、P3.2mg/dl。胸椎エックス線単純写真で後弯と圧迫骨折とを認める。この患者の骨病変のリスク要因はどれか。2つ選べ。
[正答]
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[★]
- 25歳の男性。作業中に建造物が倒れ、下半身が約12時間下敷きになり、救出後、直ちに搬入された。入院時バイタルサインは安定していたが、両下肢の強い疼痛、腫脹および圧痛を認めた。骨盤と下肢とに骨折はなく、両側足背動脈は触知可能であった。入院翌日から尿が赤褐色となってきた。この時点でみられるのはどれか。
- a. 血小板の減少
- b. 尿中の脂肪滴
- c. 筋区画内圧の上昇
- d. 皮膚血流の増加
- e. 血清カリウムの低下
[正答]
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