- 36歳の男性。健康診断で高脂血症を指摘され来院した。父親に心筋梗塞がある。喫煙歴はない。飲酒歴は日本酒3合/日、10年間。身長169cm、体重85kg。血圧136/86mmHg。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血清生化学所見:総蛋白6.8g/dl、アルブミン3.8g/dl、クレアチニン0.7mg/dl、総コレステコール189mg/dl、トリグリセライド420mg/dl、HDL-コレステロール31mg/dl、AST34単位、ALT56単位。心電図に異常はない。対応として適切なのはどれか。
- (1) 飲酒制限
- (2) 摂取エネルギー制限
- (3) 運動療法
- (4) β遮断薬投与
- (5) HMG-CoA還元酵素阻害薬投与
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [099G049]←[国試_099]→[099G051]
★リンクテーブル★
[★]
- 32歳の女性。四肢と顔面との浮腫と咽頭絞扼感とのため来院した。成人後に年に1、2回、四肢特に前腕部に浮腫が出現し4、5日で消失していた。最近浮腫の出現が顔回となり、今朝から顔面の浮腫、腹痛および咽頭絞扼感が出現した。意識は清明。身長152cm、体重41kg。体温36.1℃。脈拍60/分、整。血圧130/80mmHg。顔面浮腫状。眼瞼結膜に貧血はなく、眼球結膜に黄疸はない。頸部リンパ節腫脹はない。心雑音はなく、胸部でラ音を聴取しない。腹部に圧痛なく、肝を触知しない。両下腿に浮腫を認めるが、圧痕を残さない。圧痛と熱感とはない。尿所見:6,300、血小板18万。血清生化学所見:総蛋白6.7g/dl、アルブミン3.7g/dl、尿素窒素16mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、AST25単位、ALT35単位、LDH233単位(基準176~353)。CRP0.5mg/dl。胸部エックス線写真に異常を認めない。この患者にみられるのはどれか。
- a. CH50低値
- b. lgE高値
- c. 好塩基球増加
- d. α1-アンチトリプシン低値
- e. 免疫複合体高値
[正答]
※国試ナビ4※ [099G050]←[国試_099]→[099G052]
[★]
- 6歳9か月の女児。背が低いことと元気がないこととを主訴に来院した。在胎40週、正常分娩で出生した。その後の成長発達に問題はなかった。1年半くらい前から活発さがなくなり、寒さを訴えることが多くなった。身長100cm、体重25.0kg。体温35.8℃。呼吸数18/分。脈拍56/分、整。血圧92/58mmHg。血液所見:赤血球389万、Hb10.6g/dl、Ht30%、白血球6,000、血小板23万。血清生化学所見:総蛋白6.7g/dl、アルブミン4.5g/dl、総コレステロール360mg/dl、AST40単位、ALT35単位、LDH350単位(基準176~353)。顔面の写真を以下に示す。この疾患の治療薬はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099G048]←[国試_099]→[099G050]