- 52歳の男性。2週前の健康診断結果を持参して来院した。
- 4人家族(妻と2人の息子)。2年前に糖尿病を指摘されたが、家族に内緒にし、それまでと変わらない生活を送っている。父親が糖尿病に合併した心筋梗塞のために55歳で亡くなった。そのためか、糖尿病には恐怖心を持ち、これ以上悪くならないようにしようと思っている。社会的、年齢的にも健康には気をつけようと感じながらも、日々忙しい仕事の毎日である。
- 健康診断結果:血圧130/70mmHg、空腹時血糖130mg/dl、HbA1c 6.2%(基準4.3~5.8)。
- この患者が糖尿病治療を開始するのに有効性が低いのはどれか。
- a. 家族の協力
- b. 健康目標の明確化
- c. 医師と患者の信頼関係
- d. 健康と仕事の価値観の整理
- e. 糖尿病合併症の悲惨さの強調
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 28歳の男性。歩行障害を主訴に来院した。兄も歩行障害があり、脊髄小脳変性症と診断されている。自分の症状がよく似ており、その病気ではないかと心配している。診察で、小脳性運動失調が認められ、遺伝性小脳変性症と診断された。
- 医師の対応として適切なのはどれか。
- a. 遺伝子診断を受けるように強く勧める。
- b. 疾患について患者が理解するまでよく説明する。
- c. 職場の上司に診断名を知らせる。
- d. 看護師やソーシャルワーカーの支援を求めない。
- e. 同意を得ずに家系調査を行う。
[正答]
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[正答]
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