- 23歳の男性。高熱を主訴に来院した。半年前、東アフリカに渡航し、2週前に帰国した。2日前から悪寒戦慄を伴う高熱が出現した。意識は清明。体温39.8℃。呼吸数28/分。脈拍112/分、整。血圧138/74mmHg。胸部に異常所見はない。腹部に肝・脾を触知しない。末梢血塗抹Giemsa染色標本を以下に示す。診断はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 36歳の男性。夏季に作業のため小麦貯蔵タンク内に入って間もなく意識を消失して倒れ、救急車で搬入された。
- 救出時意識不明でチアノーゼがあった。皮膚は湿潤しており、血管拡張は認めない。体温37.2℃。呼吸数16/分。脈拍108/分、整。血圧132/90mmHg。胸部聴診所見に異常はない。
- 血液所見:赤血球530万、Hb16.0g/dl、白血球6,000。血清生化学所見:総蛋白6.8g/dl、尿素窒素16mg/dl、クレアチニン1.1mg/dl、AST30単位、ALT32単位、CK22単位(基準10~40)、Na142mEq/l、K3.8mEq/l、Cl102mEq/l。
- 動脈血ガス分析(自発呼吸、酸素5L/分投与下):pH7.39、PaO2 80Torr、PaCO2 42Torr。心電図と胸部エックス線写真とに異常を認めない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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[★]
- 45歳の男性。咳嗽が持続するため来院した。胸部エックス線写真で右上肺野に浸潤影を認める。喀痰の塗抹検査でGaffky II号が検出され、PCR法でヒト型結核菌であることが確認された。対応として適切なのはどれか。
- a. 外来で経過観察する。
- b. 外来でイソニアジドを投与する。
- c. 入院で多剤併用療法を開始する。
- d. 保健所に7日以内に届け出る。
- e. 市町村に医療費の公費負担を申請する。
[正答]
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