- 45歳の男性。事務職員として高等学校に勤務している。職場における定期健康診断の結果は以下のようであった。身長170cm、体重64kg。血圧132/76mmHg.尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血清生化学所見:空腹時血糖100mg/dl、総コレステロール220mg/dl、トリグリセライド130mg/dl(基準50~130)。胸部エックス線写真と心電図とに異常はない。喫煙は1日30本。飲酒は1週間に2合。この男性に対する生活習慣の指導で最も適切なのはどれか。
- a. 精神的ストレスの軽減
- b. 身体活動の増加
- c. 食事内容の改善
- d. 節酒の勧め
- e. 禁煙の勧め
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 15年前からRaynaud症状と関節痛とがあった。11か月前から労作時の息切れを自覚し、近くの病院で非ステロイド性抗炎症薬とプロスタグランジン系血管拡張薬とを処方されていた。
- 意識は清明。身長151cm、体重41kg。体温36.8℃。呼吸数24/分。脈拍76/分、整。血圧112/70mmHg。頚静脈の怒張を認めない。胸部にfine crackles(捻髪音)を聴取する。II音の肺動脈成分の亢進を認める。四肢に浮腫はない。
- 血液所見:赤血球430万、Hb13.6g、Ht40%、白血球8,800(好中球81%、単球4%、リンパ球15%)、血小板29万。
- 免疫学所見:抗核抗体1,280倍(基準20倍以下)、抗DNA抗体48倍陽性、抗RNP抗体16倍陽性、CH50 39単位(基準30~40)。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.42、PaO2 72Torr、PaCO2 34Torr。
- この患者で考えられることはどれか。
- (1) 大動脈炎症候群
- (2) 肺動脈弁狭窄症
- (3) 肺高血圧
- (4) 肺線維症
- (5) 左心不全
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 小学校の養護教諭から、「流行性耳下腺炎で欠席していた児童が解熱したらしいので通学させたい。」と電話で相談があった。正しい対応はどれか。
- a. すぐに出席させてよいと言う。
- b. 解熱したのち2日経過したら出席させてよいと言う。
- c. 耳下腺の腫脹が消失していたら出席させてよいと言う。
- d. 髄膜脳炎の所見がなければ出席させてよいと言う。
- e. ワクチン投与後なら出席させてよいと言う。
[正答]
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