- 45歳の女性。1か月前に急性白血病と告知され化学療法を受けている。2週前から抑うつ気分とともに、不眠、集中困難、興味・関心の低下および疲労感を訴えるようになった。生きていく自信もなくなったという。対応について正しいのはどれか。
- a. 支持的態度は患者を自殺に導きやすい。
- b. 共感的態度で接し患者の感情表出を促す。
- c. 自殺念慮を聞くと医師患者関係を損なう。
- d. 治療に専念するため家族の面会を禁止する。
- e. 全人的治療のためホスピスでの治療を勧める。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 63歳の男性。C型肝炎に罹患している。この度初めて肝右葉S6に4.0cm大の肝癌を指摘された。諸検査の結果、担当の外科医は肝予備能が良いので切除術が最適であると考えている。担当医は肝臓の手術経験が豊富であり外科学会の専門医である。担当医の対応として適切なのはどれか。
- a. 生命に危険がおよぶ合併症でもまれなものは説明を省略した。
- b. 手術の成績や合併症の発生は他施設での成績を参考にしなかった。
- c. 医師の裁量権を強調して手術を受けるように患者を説得した。
- d. 患者が他の治療法を希望したので他の専門医に紹介した。
- e. 医療事故が生じても訴えられないようにインフォームドコンセントを得た。
[正答]
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[★]
- 65歳の男性。3年前に胃癌と診断され、胃全摘術を受けている。半年前に再発し、現在は末期状態となっている。1か月前から食事の摂取ができなくなり、強度の背部痛を訴えている。家族から「楽にさせてあげる方法はないか。」と相談を受けた。対応として最も適切なのはどれか。
- a. 本人に死の受諾を尋ねる。
- b. 身体的苦痛の除去を行う。
- c. すべての治療を中止し、経過観察する。
- d. 家族に死への承諾書類にサインしてもらう。
- e. わずかな治癒の可能性を目指し、癌化学療法を勧める。
[正答]
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