- 65歳の女性。物忘れがひどいことを主訴に家族に伴われて来院した。自分が置いた財布の場所を忘れて、「どろぼうが家に入り、財布を盗んだ。」と言ったり、夕方になると「ここは自分の家ではない。もう家に帰らなければ。」と言って、家を出て行こうとする。家族によれば、最近はわがままで短気になったと言う。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 27歳の女性。定期健康診断で血液異常を指摘され、精査を勧められて来院した。母親が軽度の貧血を指摘されているが日常生活に支障はない。身長155cm、体重45kg。体温36.6℃。脈拍76/分、整。血圧106/64mmHg。皮膚、粘膜に貧血は明らかでなく、黄疸を認めない。リンパ節腫大はない。胸部に異常所見はなく、腹部も平坦、軟で肝・脾を触知しない。下腿に浮腫はなく、神経学的所見に異常を認めない。尿検査に異常はない。便潜血反応陰性。血液所見:Hb12.3g/dl、MCV 78μm3、網赤血球16‰、白血球4,800(好中球65%、好酸球2%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球26%)、血小板28万。血清生化学所見:総蛋白7.2g/dl、アルブミン4.3g/dl、クレアチニン0.8mg/dl、AST16単位(基準40以下)、ALT12単位(基準35以下)、LDH350単位(基準176~353)、Fe153μg/dl(基準80~160)、TIBC303μg/dl基準290~390)、フェリチン98ng/ml(基準20~120)。CRP陰性。末梢血塗抹標本で標的赤血球を認める。
- a. 血清ビタミンB12低値
- b. Ham試験陽性
- c. 直接Coombs試験陽性
- d. ヘモグロビンA2増加
- e. 赤血球浸透圧抵抗減弱
[正答]
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- 52歳の女性。1か月前から動悸と前頚部痛とが持続するため来院した。この間に体重が2kg減少した。体温37.6℃。脈拍108/分、整。血圧152/76mmHg。皮膚は湿潤しており、手指に細かい振戦を認める。右前頚部に著しい圧痛がある。赤沈88mm/1時間。診断に最も有用な検査はどれか。
[正答]
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