- 58歳の男性。動悸と息切れとを主訴に近医から紹介されて入院した。43歳時の定期健康診断で尿糖を指摘され、その後も度々専門医を受診するよう勧められていたが、自覚症状がなく放置していた。1週前の忘年会後から浮腫が増強し、呼吸も苦しくなってきた。身長167cm、体重76kg。脈拍92/分、整。血圧176/112mmHg。尿所見:蛋白3+、糖3+、ケトン体(-)、潜血(-)。Ht21%。血清生化学所見:血糖350mg/dl、HbA1c8.8%(基準4.3~5.8)、アルブミン2.3g/dl、尿素窒素98mg/dl、クレアチニン6.5mg/dl、Na136mEq/l、K7.0mEq/l、Cl106mEq/l。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.26、PaO2 80Torr、PaCO2 28Torr、HCO3- 12mEq/l。胸部エックス線写真で両側に胸水の貯留を認める。まず行うべき処置はどれか。
- a. 経口糖尿病薬の開始
- b. 重炭酸ナトリウムの静注
- c. 洗浄赤血球の輸血
- d. 血漿製剤の輸液
- e. 血液透析
[正答]
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[★]
- 70歳の女性。全身倦怠感を主訴として来院した。3年前から腰痛と膝関節痛のため非ステロイド性抗炎症薬を服用している。2か月前から全身倦怠感と食欲不振とが出現し、徐々に増悪している。尿所見:尿量2,200ml/日、蛋白定性(±)、蛋白定量1.5g/日。血清生化学所見:総蛋白6.5g/dl、アルブミン4.0g/dl、尿素窒素28mg/dl、クレアチニン1.7mg/dl、Na138mEq/l、K4.5mEq/l、Cl115mEq/l、Ca14.0mg/dl。診断に有用な検査はどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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- 2歳の女児。繰り返す尿路感染の精査のため来院した。1歳5か月ころから時々高熱をきたし、近医で尿路感染症の診断で保存的治療を統けている。排尿時膀胱尿道造影写真を以下に示す。
[正答]
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