- 12歳の男児。学校の腎臓病検診で血尿を指摘され来院した。自覚症状はなく、身体所見も異常はない。血圧106/64mmHg。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に赤血球10~15/1視野、白血球2~3/1視野、円柱なし。血液所見:赤沈6mm/1時間、赤血球420万、Hb14g/dl。血清生化学所見:総蛋白7.2g/dl、ァルブミン4.9g/dl、尿素窒素8mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、総コレステロール170mg/dl。血清補体値正常。今後の管理として適切なのはどれか。
- a. 普通の生活をさせる。
- b. 軽い運動だけさせる。
- c. 教室内学習だけさせる。
- d. 家庭で安静を守らせる。
- e. 入院させて加療する。
[正答]
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[★]
- 70歳の女性。全身倦怠感を主訴として来院した。3年前から腰痛と膝関節痛のため非ステロイド性抗炎症薬を服用している。2か月前から全身倦怠感と食欲不振とが出現し、徐々に増悪している。尿所見:尿量2,200ml/日、蛋白定性(±)、蛋白定量1.5g/日。血清生化学所見:総蛋白6.5g/dl、アルブミン4.0g/dl、尿素窒素28mg/dl、クレアチニン1.7mg/dl、Na138mEq/l、K4.5mEq/l、Cl115mEq/l、Ca14.0mg/dl。診断に有用な検査はどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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[★]
- 18歳の男子。抜歯後の出血が続くために来院した。乳児期からときどき鼻出血を繰り返している。10歳ころ下血のために輸血を受けたことがある。母親に出血傾向がある。皮膚は蒼白であるが、黄染と紫斑とは認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。便潜血反応1+。血液所見:赤血球380万、Hb9.6g/dl、Ht34%、網赤血球15‰、白血球5,200、血小板23万。予想される検査所見はどれか。
- (1) 出血時間延長
- (2) 血餅退縮不良
- (3) 巨大血小板出現
- (4) プロトロンビン時間延長
- (5) 活性化部分トロンボプラスチン時間延長
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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