- 18歳の男子。抜歯後の出血が続くために来院した。乳児期からときどき鼻出血を繰り返している。10歳ころ下血のために輸血を受けたことがある。母親に出血傾向がある。皮膚は蒼白であるが、黄染と紫斑とは認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。便潜血反応1+。血液所見:赤血球380万、Hb9.6g/dl、Ht34%、網赤血球15‰、白血球5,200、血小板23万。予想される検査所見はどれか。
- (1) 出血時間延長
- (2) 血餅退縮不良
- (3) 巨大血小板出現
- (4) プロトロンビン時間延長
- (5) 活性化部分トロンボプラスチン時間延長
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 67歳の男性。1か月前から感冒様症状が続くために来院した。2年前に定年退職するまでの健康状態は良好であった。現在、発熱、咽頭痛、咳および痰はなく、体重減少もない。軽い倦怠感を自覚することがある。身長163cm、体重73kg。体温36.6℃。脈拍72/分、整。血圧140/84mmHg。眼瞼結膜に貧血なく、眼球結膜の黄染を認めない。胸部に異常所見はない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤沈15mm/1時間、赤血球460万、Hb13.5g/dl、Ht42%、白血球27,800(好中球15%、好酸球1%、単球4%、リンパ球80%)、血小板28万。血清生化学所見:総蛋白6.5g/dl、アルブミン4.5g/dl、AST35単位(基準40以下)、ALT30単位(基準35以下)、LDH330単位(基準176~353)。CRP0.5mg/dl(基準0.3以下)。リンパ球サブセット:B細胞85%(基準7~17)、T細胞10%(基準55~75)。この患者を無治療で観察したとき、1年までの経過で最も可能性が高いのはどれか。
- a. 安定経過
- b. 白血球の著増
- c. 巨脾の出現
- d. 急性転化
- e. ニューモシスチス・カリニ肺炎の併発
[正答]
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[★]
- 12歳の男児。学校の腎臓病検診で血尿を指摘され来院した。自覚症状はなく、身体所見も異常はない。血圧106/64mmHg。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に赤血球10~15/1視野、白血球2~3/1視野、円柱なし。血液所見:赤沈6mm/1時間、赤血球420万、Hb14g/dl。血清生化学所見:総蛋白7.2g/dl、ァルブミン4.9g/dl、尿素窒素8mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、総コレステロール170mg/dl。血清補体値正常。今後の管理として適切なのはどれか。
- a. 普通の生活をさせる。
- b. 軽い運動だけさせる。
- c. 教室内学習だけさせる。
- d. 家庭で安静を守らせる。
- e. 入院させて加療する。
[正答]
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