- 62歳の男性。健康診断を受け、胸部エックス線写真で異常陰影を指摘されて来院した。自覚症状はなく、元気に日常活動を行っている。3年前に狭心症のため冠動脈バイパス術を受けた。喫煙は20歳から手術を受けるまで1日30本を続けていた。身体所見に異常は認めない。血液所見:赤沈15mm/1時間、赤血球480万、白血球7,300。胸部エックス線写真と喀痰細胞診Papanicolaou染色標本とを以下に示す。この患者で最もきたしやすい合併症はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 46歳の男性。肺癌の診断で肺葉切除術を受けるため入院した。5年前に気管支喘息と診断され、以後発作時に吸入薬を頓用していた。最近の発作は3か月前であった。呼吸数14/分。脈拍76/分、整。血圧116/82mmHg。胸部にwheezes(笛様音)を聴取しない。血液所見に異常はなく、心電図は正常範囲である。スパイロメトリ:VC3.2l、%VC92%、FEV1.0 2.2l、FEV1.0% 68%。麻酔管理で適切なのはどれか。
- (1) 硬膜外麻酔単独で管理する。
- (2) 麻酔導入前に気管切開を行う,
- (3) 人工呼吸は吸気時間:呼気時間比を1:1とする。
- (4) 揮発性麻酔薬を使用する。
- (5) 発作時にはアミノフィリンを投与する。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 75歳の女性。突然の呼吸困難のため救急車で搬入された。家族の話では直前までもちを食べていたという。努力呼吸が著明で、吸気時に喉頭部下方牽引(tracheal tag)を認める。チアノーゼが現れ、意識レベルが低下傾向にある。喉頭鏡を用いて直視下に異物摘出を試みたが成功しない。直ちに行うべきことはどれか。
[正答]
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