- 32歳の女性。一昨日からの下肢の腫脹を主訴に来院した。3回の流産歴がある。左下肢に熱感を伴う有痛性の腫脹を認める。左足を背屈すると腓腹部に疼痛が生じる。血液所見:赤血球370万、Hb11.0g/dl、白血球3,200、血小板8万。プロトロンビン時間(PT)112秒(基準10~14)、APTT62秒(基準対照32.2)。抗核抗体160倍(基準20以下)。
- この疾患でみられるのはどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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[★]
- 10歳の男児。黄疸と意識障害とを主訴に救急車で搬送された。数日前から感冒に罹患していたが元気であった。今朝、意識がなく呼んでも返事がなかった。意識は傾嘸傾向で、皮膚は黄染が著明である。表在リンパ節の腫脹はない,眼球結膜に著明な黄疸と眼瞼結膜に貧血とを認める。弾性硬の肝を右肋骨弓下に4cm触知し、肺は触れない。項部硬直とKernig徴候とを認めない。尿所見:蛋白1+、糖1+、ウ♭ビリノゲン1+、ビリルビン3+、潜血1+。血液所見:赤血球290万、Hb7.8g/乱Ht28%、絹赤血球68‰、白血球2,800、血小板18万。ヘパプラスチンテスト15%(基準80~nO)。血清生化学所見:尿酸1.0mg/dl、総ビリルビン28.5mg/dl間接ビリルビン20.8mg/dl、AST`くGOIう220単位(基準40以下)、AU`くGFn20単位(基準35以下)、銅210μg/dl(基準85~120)、セルロブラスミン0.2mg/dl(基準20~35)。免疫学所見:HA抗体陰性、HBs抗原・抗体陰性、HCV抗体陰性、EBウイルス抗体陰性、サイトメガロウイルス抗体陰性。この患児の基礎疾患を確定診断するのに必要な検査はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 35歳の女性。左手のしびれと全身倦怠感とを主訴に来院した。数か月前から微熱と全身倦怠感とがあった。おにぎりを握ると左手がしびれ、冷たくなることを自覚している。意識は清明。左橈骨動脈拍動は微弱で、左鎖骨下動脈部位に血管雑音を聴取する。血液所見:赤沈96mm/1時間、赤血球360万、Hb10.2g/dl、白血球9,600、血小板46万。免疫学所見:CRP5.6mg/dl(基準0.3以下)、抗核抗体陰性、CH50 54単位(基準30~40)。
- この疾患でみられるのはどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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