- 英
- gastric parietal cell
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/06/22 10:53:23」(JST)
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壁細胞(へきさいぼう、英: parietal cell)とは固有胃腺に存在する細胞の1つ。傍細胞とも呼ばれる。細胞質にはミトコンドリアや滑面小胞体に富み、酸好性を示す。核は細胞の中央に位置し、しばしば二核の細胞が存在する。壁細胞はエネルギーを消費して、小胞体上のプロトンポンプ(H+,K+ATPase)によってH+を腹腔内に汲み出す。このH+と別経路から排出されたCl-から胃酸(塩酸)が産生される。ヒスタミン、アセチルコリン、ガストリンは壁細胞に作用して胃酸分泌を促進する作用を有する。ヒスタミンは壁細胞のH2受容体を、アセチルコリンはM3受容体を、ガストリンはCCK2受容体をそれぞれ刺激して胃酸分泌を促進させる。
関連項目
参考文献
- 日本獣医解剖学会編集 『獣医組織学 改訂第二版』 学窓社 2003年 ISBN 4-87362-113-5
- 伊藤勝昭ほか編集 『新獣医薬理学 第二版』 近代出版 2004年 ISBN 4-87402-101-8
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Japanese Journal
- 経静脈栄養離脱後4年でビタミンB_<12>欠乏性巨赤芽球性貧血を発症した短小腸の1例
- 黒岩 実,西 明,山本 英輝,大竹 紗弥香,畑中 政博,鈴木 則夫
- 日本小児外科学会雑誌 46(5), 857-861, 2010-08-20
- … の高ビリルビン血症がみられ,その後全身倦怠感や運動時の息切れが出現した.血液検査で貧血(大球性高色素性)を認め,血中葉酸は正常だがビタミンB_<12>(VB_<12>)は71pg/mlと低値で,抗内因子抗体および胃壁細胞抗体は陰性であった.以上からVB_<12>欠乏性巨赤芽球性貧血と診断した.経静脈的にVB_<12>を投与し貧血は速やかに改善した.文献上,術後のVB_<12>欠乏性巨赤芽球貧血は吸収部喪失以外の原因でも生 …
- NAID 110007682256
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★リンクテーブル★
[★]
- a 主に空腸上部で吸収される。
- b 成人の1日必要量は約2mgである。
- c 血中ではトランスコバラミンと結合する。
- d 胃壁細胞から分泌される外因子と結合する。
- e 胃全摘後に補充しなければ約5年で欠乏する。
[正答]
※国試ナビ4※ [109G031]←[国試_109]→[109G033]
[★]
- 英
- parietal cell (Z)
- ラ
- exocrinocytus parietalis
- 同
- 酸分泌細胞、傍細胞 oxyntic cell、塩酸分泌細胞、lining cell LC、mural cell
- 関
- 胃腺、胃酸、固有胃腺
概念
- 胃底腺が分布する胃体部に多い → see 胃腺
- 塩酸、内因子分泌(ビタミンB12の吸収に必要なタンパク質)
- 細胞内分泌細管(分泌活発な時に↑)
- 小管小胞構造(分泌時には細胞内分泌細管と融合)
[★]
- 英
- gastric wall, wall of stomach
[★]
- 英
- cell
- ラ
- cellula
- 関