- 関
- 葛藤、コンフリクト、相克、配合禁忌、配合変化、不適合、不適合性、不和合性
- discrepancy、conflict、incompatibility、contradiction、contradict、conflict、contradictory
WordNet
- of words or propositions so related that both cannot be true and both cannot be false; "`perfect and `imperfect are contradictory terms"
- two propositions are contradictories if both cannot be true (or both cannot be false) at the same time
- unable to be both true at the same time (同)mutually_exclusive
- a difference between conflicting facts or claims or opinions; "a growing divergence of opinion" (同)disagreement, divergence, variance
- an event that departs from expectations (同)variance, variant
- deny the truth of (同)negate, contravene
- be in contradiction with (同)belie, negate
- be in conflict; "The two proposals conflict!"
- a state of opposition between persons or ideas or interests; "his conflict of interest made him ineligible for the post"; "a conflict of loyalties"
- opposition in a work of drama or fiction between characters or forces (especially an opposition that motivates the development of the plot); "this form of conflict is essential to Manns writing"
- an open clash between two opposing groups (or individuals); "the harder the conflict the more glorious the triumph"--Thomas Paine; "police tried to control the battle between the pro- and anti-abortion mobs" (同)struggle, battle
- an incompatibility of dates or events; "he noticed a conflict in the dates of the two meetings"
- opposition between two simultaneous but incompatible feelings; "he was immobilized by conflict and indecision"
- go against, as of rules and laws; "He ran afoul of the law"; "This behavior conflicts with our rules" (同)run afoul, infringe, contravene
- the relation between propositions that cannot both be true at the same time (同)mutual exclusiveness, inconsistency, repugnance
- (immunology) the degree to which the bodys immune system will try to reject foreign material (as transfused blood or transplanted tissue)
- the quality of being unable to exist or work in congenial combination
- opposition between two conflicting forces or ideas
- (logic) a statement that is necessarily false; "the statement `he is brave and he is not brave is a contradiction" (同)contradiction in terms
- the speech act of contradicting someone; "he spoke as if he thought his claims were immune to contradiction"
PrepTutorEJDIC
- 矛盾した,正反対の;(…に)矛盾する《+『to』+『名』》 / 否定の言葉,反ばく / 矛盾した事実
- (…との)相違,不一致,食い違い《+『between』+『名』》
- 〈報道・人の言説など〉'を'否定する,反ばくする(deny) / 〈陳述が〉…‘と'矛盾する,相反する / 反ばくする
- (比較的長期にわたる)(…との)『争い』,闘争,戦闘《+『with』+『名』》 / (意見・利害などの)(…との)『衝突』,矛盾,食い違い《+『of』+『名』+『with』+『名』》 / (…と)『争う』《+『with』+『名』》 / (…と)衝突する,矛盾する,両立しない《+『with』+『名』》
- 両立しないこと;〈C〉性格の不一致
- 否定,反ばく / 矛盾
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/02/09 18:55:57」(JST)
[Wiki ja表示]
|
同名のテンプレートはTemplate:矛盾をご覧ください。 |
|
この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証し出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2012年1月) |
矛盾(むじゅん、英: contradiction)とは、あることを一方では肯定し、同時に他方では否定するなど、論理の辻褄(つじつま)が合わないこと。物事の筋道や道理が合わないこと。
目次
- 1 語源
- 2 論理学における矛盾
- 3 中国および左翼における矛盾の使用法
- 4 矛盾をテーマにしたフィクション
- 5 註
- 6 参考文献
- 7 関連項目
語源
|
中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。
韓非子/難一
|
『韓非子』の一篇「難」に基づく故事成語。「どんな盾も突き通す矛」と「どんな矛も防ぐ盾」を売っていた楚の男が、客から「その矛でその盾を突いたらどうなるのか」と問われ、返答できなかったという話から。もし矛が盾を突き通すならば、「どんな矛も防ぐ盾」は誤り。もし突き通せなければ「どんな盾も突き通す矛」は誤り。したがって、どちらを肯定しても男の説明は辻褄が合わない。
楚人有鬻盾與矛者 譽之曰 吾盾之堅 莫能陷也 又譽其矛曰 吾矛之利 於物無不陷也 或曰 以子之矛 陷子之盾 何如 其人弗能應也
— 『韓非子』難編(一)
楚人に盾と矛とを鬻(ひさ)ぐ者有り。之(これ)を誉(ほ)めて曰(いは)く「吾が盾の堅きこと、能(よ)く陥(とほ)すものなきなり。」と。また、その矛を誉めて曰く「わが矛の利(と)きこと、物において陥さざるなきなり。」と。あるひと曰く「子の矛を以て、子の盾を陥さばいかん。」と。その人応ふること能(あた)はざるなり。
儒家批判
「矛盾」は、韓非が『韓非子』の中で儒家(孔子と孟子がその代表、ここでは孔子)批判のためのたとえ話の中で、「矛盾」という言葉を使ったもの。儒家は伝説の時代の聖王の「堯」と「舜」の政治を最高で理想だとし、舜が悪きを改め、良い立派な行いをして人々を助けたから堯は舜に禅譲したとした。しかし、韓非によれば、堯が名君で民を良く治めていたとすれば、舜が悪きを改め、良い立派な行いをして人々を助けるということはそもそも起こりえない。一方が立派な人物だとすれば他方はそうではなくなってしまう。したがって、両方の者が同じく最高の人物で、理想的な政治を行ったというのは話が合わず、あり得ないという意味を込めて批判的に矛盾の喩え話をした[1]。いわば、この話には、韓非が儒家(徳治主義)の思想を批判し、自説の法家(法治主義)の思想の正当性を主張しようという意図があったのである。
論理学における矛盾
まず矛盾の定義を述べる:命題Pに対して,「Pかつ『Pでない』」を矛盾という。
矛盾を利用した論法に背理法がある。
この論法では、「Xである」を示す場合に、まず「Xでない」という架空の設定を考える。そして「Xでない」という架空の設定のもと論理を進め、何らかの矛盾を導く。矛盾が起こったのだからそれは「絶対にありえない事」だという事になるので、最初の「Xでない」がおかしかったのだという事になり、結論として「Xである」を得るのである。
(数学的な意味での)矛盾の興味深い性質として、矛盾を含む体系においてはどんな命題を導くこともできる、というものがある。背理法は、
命題¬φを仮定して矛盾が導けたら命題φを推論できる
と定式化できる。考えている体系において何らかの矛盾が成立していたとすると、形式的な仮定「¬B」をおいても(これは全く使わずに)矛盾を導けるということになる。従ってBの二重否定¬¬Bが推論できることになり、二重否定は無視できる(排中律)ことから結局Bが推論できたことになる。ただし、古典論理ではない直観論理などでは排中律や背理法は成立しない。
中国および左翼における矛盾の使用法
ヘーゲル弁証法による影響で、中国の文書中で、矛盾を問題の意味で使用されることがある(階級矛盾、都市と農村の矛盾、など)。日本においても、主に左翼思想に影響を受けた人々の間で使用法を見ることができる。しかし21世紀の日本において、このような使用法は少なくなってきている。
矛盾をテーマにしたフィクション
矛盾を主題や小道具に使った話は多くあり、ほとんどは両方とも壊れるという結論を出している。
- 星新一のショートショートには、「絶対に破壊されないバリアと、絶対防げないレーザーを同時に売りに来る宇宙人」というテーマの話がある。地球人は矛盾の故事を思い出し、「どっちが壊れても代金は支払わない」と双方をぶつけてみるが、その結果は強烈な衝撃波が生じて太陽系そのものが吹き飛んでしまう(そして宇宙人は両方の代金を持ち逃げする)という落ちである。
- 車田正美の漫画『聖闘士星矢』では、銀河戦争で天馬星座の星矢と対峙した龍星座の紫龍が、最強の硬度をもつ右拳と左腕の盾を備えた龍星座の聖衣を駆使して星矢を圧倒するが、矛盾の故事を思い出した星矢の作戦により双方をぶつけさせられ、どちらも砕け散ってしまう。
- 西尾維新の『戯言シリーズ』でも矛盾について語られるが、結果として盾が勝つとされている。盾は矛を防ぐのが本来の目的だが、矛が盾を貫くのは本来の目的ではないというのが理由。
- 「逆転裁判 蘇る逆転」では最優秀検事に贈られる「検事・オブ・ザ・イヤー」の盾が登場する。この賞の盾は矛盾の由来である「欠けた矛」と「割れた盾」を組み合わせている。現在は、割れた盾のみとなっている。
- 魔夜峰央の漫画『パタリロ!』では、矛盾の故事を基にパタリロが実験をするべく、実際にあらゆる攻撃を防ぐ盾とあらゆるものを刺し貫く矛を作り出した。しかし、計算すると両者をぶつけることで全宇宙の半分が吹き飛ぶ大爆発が発生する、危険極まりないものになってしまった。
- 『ウルトラマン超闘士激伝』では、海魔神コダラーと空魔神シラリーとの戦闘で、闘士ザラブが矛盾の故事を元に魔神たちの同士討ちを発想し、闘士ウルトラマンパワードがその案を用いて魔神たちを同士討ちさせている。
- アメリカのテレビドラマ『ナイトライダー』第1シーズン第8話「ナイトライダー6・激闘!善と悪2台のナイト2000(原題:Trust Doesn't Rust)」では、ナイト2000のプロトタイプ「K.A.R.R」の存在を知ったK.I.T.T.が、「もしK.A.R.Rが自分と同等のパワーと頑健さを備えていると仮定し、お互いがぶつかり合えばどうなるか」という仮定において、「ゼノンのパラドックス」と並んで矛盾を挙げている。その結果をボニーに尋ねられたK.I.T.T.は、「誰にも分かりません、誰にも」と答えている。終盤、K.I.T.T.とK.A.R.R.は一本道で正面からぶつかり合うチキンレースで勝負するが、「自己保存」を優先する基本プログラムを持つK.A.R.R.が先にハンドルを切って断崖から転落・爆発したため直接的な勝負は付かず、マイケルは「答えはまた2千年先に持ち越されたな」と発言している。
- 週刊少年ジャンプの漫画『NARUTO』では、最強の矛として大蛇丸の部下であり骨を操る君麻呂と、最強の盾として砂を操る我愛羅が激突した。作中の結果は、硬度の高い地中の岩・石を混ぜ込むことで強度を上げた我愛羅の盾が勝利するものだった。
- 新機動戦記ガンダムWでは、最強の矛としてヴァイエイト、最強の盾としてメリクリウスの二機のMSが開発され、レディ・アンの「この二機が戦うと決着はどうなる?」という問いに対し、開発者は「優秀なパイロットの乗る方が勝つ」と答えている。
註
参考文献
- 韓非 『韓非子(第三冊)』 金谷治訳注、岩波書店〈岩波文庫〉、1994年6月16日。ISBN 4003321030。
関連項目
- 無矛盾律
- パラドックス
- バター猫のパラドックス
- 矛盾許容論理
- 二律背反
- 矛盾論
- ほこ×たて - お互いに矛盾している事象について決着をつけるというバラエティ番組
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- Event-Bによる列車監視システムのモニタリング要件の検証
- 佐藤 直人,タイソンホアン ,デビッド ベイジン,來間 啓伸
- 情報処理学会論文誌 54(6), 1738-1750, 2013-06-15
- … ent-Bモデルを作成し,仕様が活性に関する性質を満たすことと,与えられた仕様に矛盾のないことを検証した.Event-Bモデルを使った活性検証のためには,バリアントなど,特定の条件を満たす論理式を発見的に作成する必要がある.本稿では,対象の列車監視システムにおいて上記論理式を作成する方法を提案する.また仕様の矛盾検証では,リファイメントに基づく従来の手段では検証不可能な,外延的かつ部 …
- NAID 110009579911
- 松本 貴文
- 尚絅大学研究紀要. A, 人文・社会科学編 (45), 35-49, 2013-03-31
- … その結果として,まず,結婚問題は(1)農村の集団主義と現代社会の個人主義との矛盾,(2)出会いの場に参加するための高いコスト,(3)農村男性の社会的孤立の3つの要因によって生じていることを指摘した。 …
- NAID 110009579132
- 二宮 公太郎
- 室蘭工業大学紀要 62, 135-142, 2013-03-18
- Modern ration built a very rational system of market economy. But its calculus rationality rather destroyed "Lebenswelt" by causing poverty and wars. In this report, we will follow this fact historica …
- NAID 120005257016
Related Links
- 矛盾の出典は、中国の『韓非子』の故事に基づく。 その故事とは、楚の国に矛と盾を売り歩く商人が、矛を売る時は「この矛はとても鋭いので、どんな堅い盾でも突き通す」と言い、盾を売る時は「この盾はとても堅いので、どんな ...
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 矛盾の用語解説 - 2つの名辞や命題間で,同一の要素を同一の観点からみた場合,同時に一方が肯定し他方が否定するとき,この両者の関係をいう。特に伝統的論理学では,全称肯定命題と特称 ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- conflicting、contradict、contradiction、contradictory、discrepancy、incompatibility
[★]
- 関
- conflict、contradict、contradiction、contradictory、discrepancy、incompatible
[★]
- 英
- incompatibility、incompatible
- 関
- 配合禁忌、配合変化、非両立、不適合性、不和合性、矛盾、両立しない、適合しない
[★]
- 英
- incompatibility、incompatible
- 関
- 配合禁忌、配合変化、非両立、不適合、不和合性、矛盾、両立しない、適合しない
[★]
- 英
- incompatibility
- 関
- 配合変化、不適合、不適合性、不和合性、矛盾、薬物配合禁忌
[★]
- 英
- compatible
- 関
- コンパチ、適合性、両立、互換性