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昇圧剤(しょうあつざい)とは、著しい血圧の低下が見られた際に、一過性に血圧を上昇させることを目的として、投与される薬剤のことである。強心剤もここで述べる。
目次
- 1 用途
- 2 カテコラミン製剤
- 2.1 ドーパミン(DOA)
- 2.2 ドブタミン(DOB)
- 2.3 DOAとDOB併用療法
- 2.4 ノルアドレナリン(NA)
- 2.5 アドレナリン(Ad)
- 3 強心剤
- 3.1 ジギタリス
- 3.2 PDEⅢ阻害薬
- 3.3 経口強心薬
- 4 その他の昇圧剤
- 4.1 フェニレフリン塩酸塩 (JP16)
- 4.2 エフェドリン
- 4.3 バソプレッシン
- 5 参考文献
- 6 外部リンク
用途
何らかの原因により、一過性に血圧が急速に低下したとき、輸液負荷でも改善が見られない場合に、昇圧剤の投与を開始する。
カテコラミン製剤
ドーパミン(DOA)
ドーパミンは内因性カテコラミンであり、ノルアドレナリンの前駆物質である。血圧の維持と利尿効果を期待することができる。イノバンやプレドパカタボンHi、カタボンLowが有名である。カタボンHi(600mg/200ml)は体重50kgにて1ml/hrで1γ(1μg/kg/min)となるように設定されているため7ml/hrあたりから開始と非常にわかりやすい。
用量 |
作用受容体 |
特記事項 |
低用量(2~5γ) |
ドパミン受容体 |
腎動脈、冠動脈の拡張を起こし、利尿作用がおこる。心臓、末梢血管には殆ど作用しない。 |
中用量(5~10γ) |
β>α |
β1作用により心収縮が増大し、α作用が加わることで血管抵抗が増大し腎血流も減少する。 |
高用量(10~γ) |
α>β |
α作用により末梢血管を収縮させ血圧を上昇させる。腎血管も収縮し利尿作用は消失、心拍数増加する。 |
近年はキット化されており、γ計算が不要な場合が多い。利尿作用を期待する場合は開始は3γから行う場合が多い。血圧の維持目的でも3γから開始し3~10γで維持されることが多いが、低から中用量で利尿作用があるため、純粋に血圧を維持したいのならばドブタミンの方が使いやすい。イノバンもドブトレックスも100ml/5mlであるため以下の表で換算できる。
体重 |
ドパミン |
生理食塩水希釈のtotal量 |
40Kg |
100mg |
40ml |
50Kg |
150mg |
50ml |
60Kg |
200mg |
55ml |
70Kg |
200mg |
48ml |
ドブタミン(DOB)
ドブタミンは合成カテコラミンであり、強力なβ1刺激作用をもつ。α作用は軽度であり、高用量10γ以上の投与にならない十分な血管収縮は起こりにくいと考えられている。ドブトレックスが有名である。通常は5γから開始し20γまで増量可能である。心臓の酸素消費量がドパミンほど増加しない、不整脈の発生頻度が低いことから虚血性心疾患で好まれる。
DOAとDOB併用療法
DOA:DOBが1:1~2で併用することはよくある。低用量ドパミンと中用量ドブタミンの併用によって利尿と強心作用が得られる。合計量が20γを超えないように留意する。
ノルアドレナリン(NA)
内因性カテコラミンであり、強力なα作用とβ1作用をもつ。ノルアドレナリンの商品名で知られている。血圧が上昇するが末梢の循環は悪化するものの主要部位の血流は保たれる。心収縮不全の場合は不整脈を起こしやすく、後負荷が増大するため心疾患では使いにくい昇圧剤である。0.03~0.3γで維持されることが多い。5%ブドウ糖液で溶解させることが多い。アドレナリン、ノルアドレナリンともに1Aで1mgで供給されているため1ml/hrで0.1γとする場合の希釈法は同様であり下記表に示す。
体重 |
ノルアドレナリン |
5%ブドウ糖希釈のtotal量 |
40Kg |
6mg |
25ml |
50Kg |
9mg |
30ml |
60Kg |
9mg |
25ml |
70Kg |
13mg |
30ml |
体重の測定が不可能な場合はノルアドレナリン6A(6mg)を5%ブドウ糖液で48mlとし2ml/hrで管理するという方法も知られている。この場合は体重50Kg にて0.083γとなる。
アドレナリン(Ad)
ノルアドレナリンと同様に強力なα作用とβ1作用をもつ。ボスミンが有名である。心肺蘇生、アレルギー疾患、ショックの対応で用いられる。頻脈は必発であるため心疾患には基本的には用いない。原則としては持続投与は行わないがボスミン10A(10mg)を5%ブドウ糖液100mlにて溶解し、2~20μg/minで投与することはある。原則としては5mg以上は投与しない。心肺蘇生時は1mgを3分~5分間隔で静注していく。
強心剤
ジギタリス
経口薬の他、静注薬も存在する。ジギタリス(ジゴキシン)はNa/K-ATPaseを阻害し細胞内Na濃度を高くすることでNa/Ca交換系を賦活させ心収縮力を増加させる。また房室伝導も阻害することが知られている。ジギタリス中毒はPAT with blockや盆状ST低下といった心電図変化が有名であるが症状としては消化器症状や視覚障害が多い。Ca拮抗薬やβ遮断薬の併用、低カリウム血症また、それを起こすループ利尿薬投与では中毒のリスクが高くなる。急性心不全で強心作用がほしい場合はカテコラミンが用いられ、慢性心不全では他の心不全治療薬と併用されることがある。ジギタリス自体には心不全の予後改善効果はない。そのた陰性変時作用を利用して心房細動のレートコントロールに用いられることもある。ジギタリス0.25mgにテノーミン25mgやセロケン40mg、またはワソランを併用することはよくある。 ジギタリスは腎排出であるため、腎機能低下時は半量投与となることがある。目安としては70歳以上ならば0.125mgとすることが多い。肝代謝のジゴトキシン製剤ジギトキシン錠も存在する。ジギタリス中毒時はジギタリス投与中止、心室性不整脈にはキシロカインやアレビアチン投与を行い、血中カリウム濃度のモニタリングをする。
PDEⅢ阻害薬
cAMPを分解するPDEⅢを阻害することで細胞内Ca濃度が増加し、心収縮を増加させる作用がある。β1受容体を介さないためβ受容体のダウンレギュレーションは起こらない。血管平滑筋にも作用し末梢の血管拡張作用もある。血管拡張で必要となる心収縮力を補えるため非常に使いやすいものの、心収縮力改善という点ではカテコラミンに劣り、効果発現に30分程度かかるという弱点がある。具体的には肺高血圧を合併している時や、拡張障害や後負荷の上昇が伴っているとき、カテコラミンの感受性が低下しているときやカテコラミンの催不整脈作用を避けたいときにカテコラミンと併用で用いられる場合が多い。
- オルプリノン(コアテック)
維持量は0.1~0.3γである。コアテックは1アンプル10mlに5mg含まれているために5%ブドウ糖液50mlで溶解すると0.1mg/mlとなり体重が50kgならば3~9ml/hrで維持量となる。通常は3日で十分な効果が出現する、その後は漸減していくのが一般的である。ミルリーラよりも血小板減少の副作用が少ない。
- ミルリノン(ミルリーラ)
維持量は0.25~0.75γである。ミルリーラは1アンプル10mlに10mg含まれているために2Aを5%ブドウ糖液100mlで溶解すると0.2mg/mlとなり体重が50kgならば3.75~11.25ml/hrで維持量となる。原液で1ml/hrで開始しても0.33γとなるので治療可能である。
経口強心薬
経口投与可能なカテコラミンやPDEⅢ阻害薬に相当する薬剤である。閉塞性肥大型心筋症では慎重投与となる。
- デノパミン(カルグート)
- β1受容体を刺激し、心収縮力を高める。15mg分3から30mg分3まで投与可能である。予後改善効果はないため、慢性心不全コントロール不十分な時に短期的に用いる。
- ドカルパミン(タナドーパ)
- ドパミンのプロドラッグである。1g分3~3g分3の投与でイノバンの2γ程度に相当する。即ち利尿作用が期待できる。
- ピモベンダン(アカルディ)
- 心筋の収縮調節蛋白(トロポニンC)のCa2+に対する感受性増強作用とPDEⅢ活性阻害作用を併せ持つことにより陽性変力作用をあらわす心不全治療薬である。2.5mg分2から5mg分2で使用される。静注カテコラミンから離脱に用いられることがある。
その他の昇圧剤
全身麻酔など一過性の低血圧が起こる際に用いる薬物である。
フェニレフリン塩酸塩 (JP16)
選択的α1刺激薬である。β作用がないため心疾患の患者でも扱いやすい。ネオシネジンは興和の商品名である。1アンプルに1mg含まれているため生理食塩水で10mlに希釈し、1~2ml(0.1~0.2mg)使用していく。持続投与する場合は0.03~0.3γで維持するので、体重50kgの場合はネオシネジン5A(5mg)を5%ブドウ糖液100mlで希釈して、2ml/hr(0.03γ)で開始する。
エフェドリン
エフェドリン(エフェドリン)はα、βの両作用をもつ。
バソプレッシン
近年では心停止の4つの病態、心室細動、無脈性心室頻拍、心静止、無脈性電気活動に対して第一選択として用いられるようになってきた、これはバソプレシン投与による救命率、生存退院率が共にアドレナリン投与群を有意に上回ることがわかったためである[要出典]。この場合は40U投与することになる。他にも敗血症で昇圧剤(カテコールアミン)不応例では0.03U/ml使用することがある。副作用としては脾臓、四肢末梢、心臓の臓器虚血が起こる場合がある。
参考文献
- 循環器内科ゴールデンハンドブック ISBN 9784524243860
- 循環器治療薬ファイル ISBN 4895922952
外部リンク
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循環器系の正常構造・生理 |
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心臓 |
肉眼解剖
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基本構造
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左心
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左心房 - 僧帽弁 - 左心室 - 大動脈弁
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右心
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右心房 - 三尖弁 - 右心室 - 肺動脈弁
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心房中隔 - 心室中隔 - 卵円窩 - - 乳頭筋 - 腱索
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冠動脈系
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バルサルバ洞 - 冠動脈 - 右冠動脈 - 左冠動脈前下行枝 - 左冠動脈回旋枝
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刺激伝導系
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洞結節 - 房室結節 - ヒス束 - プルキンエ線維
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顕微解剖
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心内膜 | 心筋 | 介在板 | ギャップ結合 | 心膜
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生理学
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電気
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心電図 | P波 | PQ時間
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物理
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心雑音 | 心拍数 | 心拍出量 | 心係数 | ベインブリッジ反射 | スターリングの法則 | 血圧反射機能
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生化学
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ANP | BNP | エンドセリン | 昇圧剤 | 高血圧治療薬 | アドレナリン作動薬
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血管 |
肉眼解剖
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動脈系
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大動脈
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上行大動脈 - 大動脈弓 - 胸大動脈 - 下行大動脈 - 腹部大動脈 - 総腸骨動脈
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頭頸部の動脈 |
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総頸 |
外頸
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上甲状腺
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上行咽頭
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舌
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顔面
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後頭
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後耳介
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浅側頭
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顎
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- 1st part: 前鼓室
- 深耳介
- 中硬膜
- 副硬膜
- 下歯槽
- 3rd part: 後上歯槽
- 眼窩下
- 下行口蓋
- 翼突管
- 蝶口蓋
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内頸
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頸部
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錐体部
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海綿静脈洞部/
眼
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大脳動脈輪
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- 前大脳
- 中大脳
- 前外側視床線条体
- 眼窩前頭
- 前頭前
- 上皮質枝
- 下皮質枝
- 前側頭葉
- 後交通
- 前脈絡叢
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鎖骨下 |
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上肢
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鎖骨下動脈 - 腋窩動脈 - 上腕動脈 - 浅掌動脈弓 - 深掌動脈弓
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胸部
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胸部大動脈 - 食道動脈 - 肋間動脈 - 上横隔動脈 - 気管支動脈
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腹部
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腹部大動脈 - 下横隔動脈 - 腹腔動脈 - 上腸間膜動脈 - 腎動脈 - 下腸間膜動脈 - 腰動脈
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下肢
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外腸骨動脈 - 大腿動脈 - 膝窩動脈 - 前脛骨動脈 - 後脛骨動脈 - 腓骨動脈 - 足背動脈 - 弓状動脈
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静脈系
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大静脈
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上大静脈系
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腕頭静脈 - 鎖骨下静脈 - 静脈角 - 内頸静脈
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下大静脈系
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総腸骨静脈 - 外腸骨静脈 - 大腿静脈
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頭頸部の静脈・静脈洞 |
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外頸 |
下顎後: 顎 · 浅側頭 (前耳介)
後耳介
頸横 - 肩甲上 - 前頸 (頸静脈弓)
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内頸 |
板間/脳
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大脳: 上大脳 · 浅中大脳 · 下大脳 · 大大脳 · 内大脳 (脳底, 上視床線条体)
小脳: 上小脳 · 下小脳
静脈洞交会: 上矢状 · 直 (下矢状) · 後頭
海綿: 蝶形骨頭頂 · 海綿間
上眼 (篩骨, 網膜中心, 鼻前頭) · 下眼 · 渦
内頸: S状: 横 (側頭錐体鱗部) · 上錐体
下錐体 (脳底静脈叢, 内耳) · 顆導出
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その他
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総顔面 · 顔面 (前頭葉, 眼窩上, 眼角, 上唇, 下唇, 深顔面) · 翼突筋
舌 (舌背, 舌深, 舌下) · 咽頭 · 甲状腺 (上甲状腺/上喉頭, 中甲状腺)
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椎骨静脈 |
後頭葉 (後頭導出) · 後頭下
深頸
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腕頭 |
下甲状腺 (下喉頭) - 胸腺
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上肢
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上腕静脈 - 橈側皮静脈 - 尺側皮静脈 - 前腕正中皮静脈 - 橈骨静脈 - 尺骨静脈
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胸部
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奇静脈 - 半奇静脈 - 副半奇静脈 - 気管支静脈
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腹部
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肝静脈 - 腎静脈
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下肢
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大伏在静脈 - 膝窩静脈 - 小伏在静脈 - 前脛骨静脈 - 後脛骨静脈 - 足背静脈弓
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肺循環系
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肺動脈 - 肺静脈
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肝循環系
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肝門脈 - 下垂体門脈
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腎循環
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腎動脈 - 輸入細動脈 - 糸球体 - 輸出細動脈 - 腎静脈
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顕微解剖
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血管内皮
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生理学
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圧受容器 | 頚動脈洞反射 | 脈波伝播速度 | 傍糸球体装置
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生化学
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レニン-アンジオテンシン系 | 血管内皮細胞増殖因子 | 内皮由来弛緩因子
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心血管疾患 |
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疾患 |
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心疾患
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不整脈
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徐脈性
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洞不全症候群 | 房室ブロック | 脚ブロック(右脚ブロック · 完全右脚ブロック · 左脚ブロック)
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頻脈性
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上室性
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洞性頻脈(en) | 心房細動 | 心房粗動(en) | ブルガダ症候群 | 早期再分極症候群 | QT延長症候群 | WPW症候群
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心室性
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心室細動 | 心室頻拍
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虚血性疾患
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狭心症 | 心筋梗塞 | 急性冠症候群 | 冠動脈血栓症 | 心室瘤 | 心破裂 | 乳頭筋断裂(en)
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弁膜症
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僧帽弁狭窄症 | 僧帽弁閉鎖不全症 | 三尖弁狭窄症(en) | 三尖弁閉鎖不全症(en) | 大動脈弁狭窄症 | 大動脈弁閉鎖不全症(en)
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先天性心疾患
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心房中隔欠損 | 心室中隔欠損 | 心内膜床欠損症 | 動脈管開存症 | ファロー四徴症(極型ファロー四徴症) | 大血管転位(左旋性 · 右旋性) | 総肺静脈還流異常症 | 大動脈縮窄 | 左心低形成症候群 | 両大血管右室起始症 | 三尖弁閉鎖(en) | 単心室 | ブランド・ホワイト・ガーランド症候群
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心内膜・心筋
・心膜疾患
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心内膜疾患
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感染性心内膜炎
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心膜疾患
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心膜炎(急性心膜炎(en) · 慢性収縮性心膜炎) | 心タンポナーデ
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心筋疾患
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心筋症(虚血性心筋症・拡張型心筋症(en) · 肥大型心筋症(en) · 拘束型心筋症(en) · 特発性心筋症) | 心筋炎
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心臓腫瘍(en) | 心臓性喘息 | 肺性心
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血管疾患
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大血管
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大動脈瘤(胸部・腹部(en)・胸腹部) | 大動脈解離 | 大動脈炎症候群
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動脈
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閉塞性動脈硬化症 | 閉塞性血栓性血管炎 | 動静脈瘻 | 動脈硬化 | レイノー病
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静脈
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静脈瘤 | 血栓性静脈炎 | 静脈血栓塞栓症 | 脂肪塞栓症
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病態・症候 |
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心不全
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左心不全 | 右心不全 | 両心不全(en)
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血圧異常
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高血圧
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本態性高血圧症(en) | 二次性高血圧(en) | 高血圧性緊急症(en)
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低血圧
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心臓発作 | 心臓肥大 | 心停止 | 心肺停止
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所見・検査 |
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血圧計 | 聴診 | 心雑音 | 心電図 | 心電図モニタ | 心臓超音波検査 | 胸部X線写真 | 胸部X線CT | 心臓MRI | 心臓カテーテル検査(肺動脈カテーテル) | 心臓核医学検査 | 脈波伝播速度検査
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治療 |
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外科的治療
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冠動脈バイパス術(CABG)
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CABG | off-pump CAB(OPCAB) | MIDCAB(en) | TECAB(en)
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弁膜症手術
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弁置換術(en) | 弁形成術(en) | 弁輪形成術 | 交連切開術(en)
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小児心臓外科
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動脈管結紮術 | BTシャント | 肺動脈絞扼術(en) | ノーウッド手術 | グレン手術 | フォンタン手術 | ジャテン手術 | ラステリ手術 | ロス手術
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心不全外科
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心移植術 | 補助人工心臓装着術 | 左室形成術(Dor・SAVE・Overlapping)
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不整脈外科
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メイズ手術(en) | 心臓ペースメーカー | 植え込み型除細動器
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大動脈手術
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大動脈人工血管置換術 | 大動脈基部置換術 (Bentall, David) | ステントグラフト内挿術(en)
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末梢血管手術
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末梢動脈血行再建術 | 末梢静脈血行再建術 | 静脈抜去術(en) | 静脈血栓摘除術(en) | 内シャント作成術 | 肢切断
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内科的治療
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循環作動薬
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抗不整脈薬
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Ia群: プロカインアミド, キニジン
Ib群: リドカイン, フェニトイン
Ic群: フレカイニド(en), プロパフェノン(en)
II群: 交感神経β受容体遮断薬(プロプラノロールなど)
III群: アミオダロン, ソタロール(en)
IV群: カルシウム拮抗剤(ベラパミル, ジルチアゼムなど)
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心不全治療薬(en)
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利尿薬 | 血管拡張薬 | 強心配糖体 | 強心剤 | PDEⅢ阻害薬
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狭心症治療薬
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交感神経β受容体遮断薬 | 硝酸薬
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高血圧治療薬
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利尿薬 | 交感神経β受容体遮断薬 | レニン-アンジオテンシン系 (ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、レニン阻害薬(en)) | カルシウム拮抗剤 | アドレナリン作動薬 | 脂質降下薬
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血管内治療
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経皮的冠動脈形成術
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循環器系の正常構造・生理 |
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