- ラ
- Angiostrongylus cantonensis
- 同
- カントン住血線虫、広東住血吸虫?
- 関
- 広東住血線虫症
参考
- http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k04/k04_25.html
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/11/01 20:42:13」(JST)
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広東住血線虫症(かんとんじゅうけつせんちゅうしょう、英:angiostrongyliasis)とは広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis)の幼虫寄生を原因とする人獣共通感染症。
広東住血線虫の終宿主はネズミであり、ネズミから排出された第1期幼虫が中間宿主であるナメクジ類に摂取されると、その体内で第3期幼虫まで発育する。このナメクジ類がネズミに摂取されると第3期幼虫は中枢神経に移動し、第5期幼虫まで発育する。第5期幼虫は肺動脈へと移動して成虫となる。中間宿主が待機宿主に摂取されると第3期幼虫のまま寄生する。
ヒトでは中間宿主や待機宿主に汚染された食品の摂取により寄生が成立する。ヒトの体内に侵入した第3期幼虫の多くは中枢神経へと移動し、出血、肉芽腫形成、好酸球性脳脊髄膜炎などを引き起こす。サイアベンタゾールやメベンタゾールなどが治療に使用される。第3期幼虫が中枢神経へ移動する理由としては、免疫システムからの回避、成長に必要な脳由来酵素の獲得、槍型吸虫やロイコクロリディウムのような宿主のコントロールといった仮説が挙げられる。
関連項目
参考文献
- 高島郁夫、熊谷進編 『獣公衆衛生学 第3版』 文永堂出版 2004年 ISBN 4830031980
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 小笠原諸島における広東住血線虫の最新の話題 (特集 人と動物の共通感染症最前線(11))
- 面白い寄生虫の臨床(11)寄生虫の小径 身近な人獣共通寄生虫症 : 広東住血線虫症 (日本獣医師会雑誌(日獣会誌))
- 常盤 俊大,赤尾 信明
- 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association 66(11), 757-762, 2013-11
- NAID 40019862873
- ケナガネズミ (Diplothrix legata) における広東住血線虫 (Angiostrongylus cantonensis) 感染の初記録
- 中谷 裕美子,岡野 司,大沼 学,吉川 堯,齊藤 雄太,田中 暁子,福田 真,中田 勝士,國吉 沙和子,長嶺 隆
- Japanese journal of zoo and wildlife medicine = 日本野生動物医学会誌 18(2), 71-74, 2013-06-01
- NAID 10031158598
Related Links
- 広東住血線虫で国内初の犠牲者. 平成12年6月11日付中日新聞に「広東住血線虫で 国内初の犠牲者」という掲載記事がありました。その内容は、沖縄県・嘉手納基地内の 女児(7歳)が我が国で初めて広東住血線虫という寄生虫による髄膜脳炎で死亡し、また ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- eosinophilic meningoencephalitis
- 関
- 広東住血線虫症、広東住血線虫
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- ラ
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- 関
- 広東住血線虫
[★]
- 関
- アフリカマイマイ
- →広東住血線虫
[★]
広東住血線虫、カントン住血線虫
[★]
- 英
- angiostrongyliasis, angiostrongyliasis cantonensis
- 同
- 好酸球性髄膜脳炎 eosinophilic meningoencephalitis
- 関
- 広東住血線虫
[★]
- 英
- nematode
- 関
- 線虫門、Caenorhabditis elegans
[★]
- 英
- worm、bug
- 関
- 寄生虫、バグ
[★]
- 関
- 広東住血線虫、住血線虫属