アルプレノロール
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Japanese Journal
- あたらしい薬(11) : β受容体遮断剤 塩酸アルプレノロール
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
*スカジロールカプセル25mg
組成
成分・含量
添加物
- 乳糖水和物、バレイショデンプン、結晶セルロース、ステアリン酸Mg、ラウリル硫酸Na、酸化チタン、ゼラチン、青色1号、黄色4号(タートラジン)
禁忌
- 気管支喘息、気管支痙攣のおそれのある患者〔気管支を収縮させ、症状を誘発・悪化させるおそれがある。〕
- 糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある患者〔本症でみられる心筋収縮力抑制を増強するおそれがある。〕
- 高度の徐脈(著しい洞性徐脈)、房室ブロック(II、III度)、洞房ブロックのある患者〔心刺激伝導系を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。〕
- 心原性ショックの患者〔心拍出量低下作用により症状を悪化させるおそれがある。〕
- 肺高血圧による右心不全のある患者〔肺高血圧症を助長し、右心不全を更に悪化させるおそれがある。〕
- うっ血性心不全のある患者〔心筋収縮力を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。〕
- 未治療の褐色細胞腫の患者(〈用法・用量に関連する使用上の注意〉の項参照)
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦等への投与」の項参照)
効能または効果
スカジロールカプセル25mg
- アルプレノロール塩酸塩として、通常成人には1日75〜150mg(3〜6カプセル)を1日3回食後に分割経口投与する。
ただし、年齢、症状により適宜増減する。
スカジロールカプセル50mg
- アルプレノロール塩酸塩として、通常成人には1日150mg(3カプセル)を1日3回食後に分割経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。
- なお、アルプレノロール塩酸塩の経口投与における通常の1日用量は75〜150mgである。
- 褐色細胞腫の患者では、本剤の単独投与により急激に血圧が上昇することがあるので、α-遮断剤で初期治療を行った後に本剤を投与し、常にα-遮断剤を併用すること。
慎重投与
- うっ血性心不全のおそれのある患者〔心筋収縮力を抑制し、症状を誘発するおそれがあるので、観察を十分に行い、ジギタリス製剤を併用するなど慎重に投与すること。〕
- 特発性低血糖症、コントロール不十分な糖尿病、長期間絶食状態の患者〔低血糖症状を起こしやすく、かつ低血糖の前駆症状である頻脈等の症状をマスクしやすいので血糖値に注意すること。〕
- 重篤な肝機能障害、腎機能障害のある患者〔本剤の代謝・排泄が遅延するおそれがある。〕
- 甲状腺中毒症の患者〔頻脈等の中毒症状をマスクすることがある。〕(「重要な基本的注意」の項参照)
- 末梢循環障害のある患者(レイノー症候群、間欠性跛行症等)〔症状を悪化させるおそれがある。〕
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 小児等(「小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
====うっ血性心不全
==
- うっ血性心不全(又はその悪化)があらわれることがある。心不全を疑わせる臨床検査所見及び症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
====血小板減少
==
- 血小板減少があらわれることがある。血小板減少又はそれに伴う出血傾向が認められた場合には、投与を中止すること。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- アルプレノロール塩酸塩 (Alprenolol Hydrochloride)
化学名
- (RS)-1-(2-Allylphenoxy)-3-(isopropylamino) propan-2-ol monohydrochloride
分子式
分子量
融点
性状
- 白色の結晶又は結晶性の粉末である。
水、エタノール(95)又は酢酸(100)に溶けやすく、無水酢酸に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
アルプレノロール。塩酸アルプレノロール
[★]
- 英
- alprenolol
- 化
- 塩酸アルプレノロール, alprenolol hydrochloride
- 商
- サイナロール、レグレチン、スカジロール
- 関
- アドレナリン受容体
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- hydrogen chloride
- 同
- 塩化水素
- 関