- 英
- gargling、gargle
- 日
- がんそう
- 同
- うがい
- 関
- 含嗽薬、うがい薬、含嗽剤、口腔洗浄薬
WordNet
- utter with gargling or burbling sounds
- a medicated solution used for gargling and rinsing the mouth (同)mouthwash
- rinse ones mouth and throat with mouthwash; "gargle with this liquid" (同)rinse
- the sound produced while gargling
PrepTutorEJDIC
- 〈うがい液・水など〉‘で'うがいする / 〈口・のど〉‘を'うがいする / うがいする / うがい[すること] / うがい液,うがい薬 / うがいの音
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/12/10 19:13:22」(JST)
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うがい(嗽)とは、水、薬液などを口に含み、のどをすすいで口腔に残っている食物のかすや埃、細菌などを除去する行為のこと。風邪やインフルエンザなどの伝染病予防に有効とされている。鼻から(塩)水を吸い込んで鼻腔内を洗浄する行為は鼻うがいと呼ばれる。
目次
- 1 うがいの種類
- 2 語源・歴史
- 3 効果
- 4 うがい薬
- 5 脚注
- 6 関連項目
- 7 外部リンク
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うがいの種類
- 口中の洗浄
- ブクブクうがいとも呼ばれる。水を含んで口を閉じ、頬を膨らませたり元に戻したりを交互に素早く行ってすすぐ。
- 喉の洗浄
- ガラガラうがいとも呼ばれる。水を含んで口を開け、上を向いて息を吐く。
語源・歴史
うがいという語の語源は、鵜飼でありレトリック表現である。鵜に魚を飲み込ませ、その後吐き出させる様子が似ていることから、「うがい」と呼ばれるようになった。1444年(文安元年)に成立した国語辞典『下学集』には、「鵜飼嗽也」とある。
うがいは、日本では古くは平安時代から行われてきたとされている。欧米では、はしたない行為として敬遠されているらしい[要出典]。
効果
京都大学の川村孝教授のグループが、被験者を「うがいをしない群」「水うがい群」「ヨード液うがい群」に割り付けて、うがいの風邪予防効果を検証した[1][2]。
その結果は、1か月あたり100人中の発症率は、うがいをしない群26.4人、水うがい群17.0人、ヨード液うがい群23.6人であった。多変量解析で群間のばらつきを揃えると、水うがいをした場合の発症確率はうがいをしない場合に比べ、40%低下となった。一方ヨード液うがいをした場合はうがいをしない場合に比べ、12%の低下にとどまり、統計学的に意味のある抑制効果は認められなかった。
この結果について川村教授は、うがいをすることにより、水の乱流によってウイルスや、埃の中にありウイルスにかかりやすくするプロテアーゼという物質が洗い流されること、水道水に含まれる塩素が何らかの効果を発揮したことなどが考えられ、またヨード液でそれほど効果が出なかったことについては、ヨード液がのどに常在する細菌叢を壊して風邪ウイルスの侵入を許したり、のどの正常細胞を傷害したりする可能性があるとみている。
東京大学医科学研究所の河岡義裕教授は、「世界中でうがいを推奨してる国は、日本だけだと思います」「インフルエンザに関しては、意味がないと思います」とインフルエンザに対するうがいの効果を否定している[3]。
うがい薬
うがい薬(含嗽薬)には、大別して殺菌消毒用と鎮痛消炎用の2種類がある。
殺菌消毒用の薬は、風邪の予防や口内炎の治療などに使われる。主成分はポビドンヨード、塩化セチルピリジニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンゼトニウムなど。のどや口腔内に付着した細菌を殺菌する効果があり、口臭除去にも有効である。
鎮痛・消炎用の薬は、アズレンスルフォン酸ナトリウム、グリチルリチン酸ジカリウム、塩化リゾチームなどが主成分で、細菌の付着などで損傷を受けたのどや口腔内の粘膜の炎症を鎮める作用がある。
脚注
- ^ [1]。
- ^ Kazunari Satomura; Tetsuhisa Kitamura, Takashi Kawamura, et al. (November 2005). “Prevention of Upper Respiratory Tract Infections by Gargling: A Randomized Trial”. American Journal of Preventive Medicine 29 (4): pp. 302-307.
- ^ 『爆笑問題のニッポンの教養』「File090 新型インフルエンザの真実」 2009年11月3日放送
関連項目
外部リンク
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 笹野 真里安,伊達 由貴,内田 祐介,塩谷 今日子,外川 惠子
- 看護研究集録 平成24年度, 101-105, 2013-12
- 雑誌掲載版
- NAID 120005359071
- 1.術後口腔内不快感に対する術前デンタルリンス含嗽の効果(一般演題,第50回日本心身医学会近畿地方会演題抄録)
- 土-P4-559 TS-1服用による口内炎の発生状況と含嗽剤の使用調査(がん薬物療法(他の副作用対策),ポスター発表,一般演題,再興、再考、創ろう最高の医療の未来)
- 渡辺 祐子,地主 隆文,猪俣 雅之,福井 美規子,吉嶋 抄苗,佐々木 佳子,鈴木 直哉,徳村 麻衣子,高橋 誠,青田 忠博
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 23, 345, 2013-08-28
- NAID 110009796815
Related Links
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 含嗽の用語解説 - うがいのこと。口腔,咽頭,喉頭部の清掃,殺菌,除臭,止痛などの目的で,液体をもってうがいすることをいう。通常,殺菌剤,防腐剤,収斂剤などの水溶液で,局所の刺激 ...
- がんそう【含嗽/含漱】とは。意味や解説、類語。[名](スル)口をすすぐこと。うがい。がんそうざい【含嗽剤】口の中やのどの洗浄・消毒や炎症治療に用いる薬剤。うがい薬。 - goo国語辞書は27万語以上を収録。政治・経済・医学・IT ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分(1g中)
- アズレンスルホン酸ナトリウム水和物(脱水物として)4mg
添加物
- 炭酸水素ナトリウム、乳糖水和物、塩化ナトリウム、香料(l-メントール)、ヒドロキシプロピルセルロース
効能または効果
- 咽頭炎、扁桃炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎、口腔創傷
- アズレンスルホン酸ナトリウム水和物として、1回4〜6mgを、適量(約100mL)の水又は微温湯に溶解し、1日数回含嗽する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
有効成分に関する理化学的知見
性状
- ・暗青色の結晶又は結晶性の粉末で、におい及び味はない。
・メタノールにやや溶けやすく、水又は酢酸(100)にやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくく、無水酢酸、ジエチルエーテル又はヘキサンにほとんど溶けない。
・水溶液(1→200)のpHは6.0〜9.0である。
・光により変化する。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- gargle、mouthwash
- 関
- 含嗽、含嗽薬、洗口、含嗽剤、口腔洗浄薬
[★]
- 英
- mouthwash、gargle
- 関
- 含嗽、含嗽薬、洗口、うがい薬、含嗽剤
[★]
- 英
- gargle, gargles
- ラ
- gargarismata
- 関
- 含嗽、含嗽薬、うがい薬、口腔洗浄薬
商品
[★]
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物(アズレン)、炭酸水素ナトリウム
- 関
- 含嗽剤
[★]
- 英
- gargle
- 関
- 含嗽、うがい薬、含嗽剤、口腔洗浄薬
[★]
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物
- 関
- 含嗽剤