アズレン
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- 日本新薬株式会社のアズノールうがい液4%(呼吸器官用薬)、一般名アズレンスルホン 酸ナトリウム水和物(Sodium gualenate hydrate) の効果と副作用、写真、保管方法等 を掲載。
- 成分(一般名), :, アズレン スルホン酸ナトリウム. 製品例, :, 含嗽用アズレン、 アズノール・ガークル、アズレン錠含嗽用、アズノールうがい液 ・・その他(ジェネリック) & 薬価. 区分, :, 含嗽剤/その他/含嗽剤 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アズノールうがい液4%
組成
- 本剤は、1mL中アズレンスルホン酸ナトリウム水和物40mgを含有する。
- 添加物としてグリセリン、エタノール、ポリソルベート80、エデト酸ナトリウム水和物、リン酸水素ナトリウム水和物、無水リン酸二水素ナトリウム、l −メントール、ハッカ油を含有する。
効能または効果
- 咽頭炎、扁桃炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎、口腔創傷
- アズレンスルホン酸ナトリウム水和物として、1回4〜6mg (1回押し切り分、又は5〜7滴)を、適量 (約100mL)の水又は微温湯に溶解し、1日数回含嗽する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
薬効薬理
実験的口内炎に対する創傷治癒促進作用
- 口腔内粘膜に酢酸を注入し惹起させた実験的口内炎に対し、アズレンスルホン酸ナトリウム水和物は40μg/mL以上の濃度で有意に創傷治癒促進作用を認めている (ハムスター)1)。
生物学的同等性試験
- 本剤及び標準製剤 (散剤、0.4%1g) をアズレンスルホン酸ナトリウム水和物0.005w/v%に調製した液は、口腔内粘膜に酢酸を注入し惹起させた実験的口内炎に対し、対照 (無処置) と比較して、有意に創傷治癒促進作用を認めたが、両剤に有意差は認められず、生物学的に同等であると判断された (ハムスター)2)。
消炎作用
- アズレンスルホン酸ナトリウム水和物は、in vitro において白血球遊走阻止作用を認めるとともに、肥満細胞からのヒスタミン遊離抑制作用を示し、またカラゲニン、デキストラン等の各種起炎物質による浮腫、カラゲニン胸膜炎等、種々の実験的炎症を抑制することが知られている (ラット)3), 4)。
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物の消炎作用機序は、下垂体−副腎系を介するものではなく、炎症組織に対する直接的な局所作用であると考えられている3), 5)。
生物学的同等性試験
- 本剤及び標準製剤 (散剤、0.4%1g) をアズレンスルホン酸ナトリウム水和物0.005w/v%に調製した液は、口腔内粘膜に酢酸を注入し誘発させた実験的モデルに対し、対照 (無処置) と比較して、有意に毛細血管透過性亢進抑制作用を認めたが、両剤に有意差は認められず、生物学的に同等であると判断された (ハムスター、ラット)2), 6)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
(Sodium Gualenate Hydrate)
化学名:
- Sodium 1,4-dimethyl-7-isopropylazulene-3-sulfonate
分子式:
分子量:
化学構造式:
性状:
- 本品は暗青色の結晶又は結晶性の粉末で、におい及び味はない。
本品はメタノールにやや溶けやすく、水又は酢酸(100)にやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくく、無水酢酸、ジエチルエーテル又はヘキサンにほとんど溶けない。
本品の水溶液(1→200)のpHは6.0〜9.0である。
本品は光により変化する。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- gargle, gargles
- ラ
- gargarismata
- 関
- 含嗽、含嗽薬、うがい薬、口腔洗浄薬
商品
[★]
アズレン、ジメチルイソプロピルアズレン
- 商品名である。
- アズノールST錠口腔用5mg
- アズノールうがい液4%
- アズノール軟膏0.033%
- アズノール錠2mg