- 英
- same race、homogeneousness、homogeneous、conspecific、(誤用)homogenous
- 関
- 均一、均一性、均質
WordNet
- all of the same or similar kind or nature; "a close-knit homogeneous group" (同)homogenous
- belonging to the same species; "cultivated cabbage and wild cabbage are conspecific"
- an organism belonging to the same species as another organism
PrepTutorEJDIC
- 同種の,同性の;均質の,等質の
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/12/13 20:26:51」(JST)
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衝突して出てきた粒子が1と2のどちらなのかを知ることは原理的にできない。よって(a)と(b)どちらが起こったのかも確かめようがない。
同種粒子は原理的に区別することができない粒子のことである。 同種粒子に含まれるものとして、電子などの素粒子や、原子や分子などの複合粒子がある。 [1]
量子論では複数の同種粒子を含む系の状態ベクトルや物理量(オブザーバブル)は一定の対称性を持つものに限られる。 その対称性は、基本変数を粒子の「位置と運動量」にとった量子論(量子力学)では少し不自然にも見える形で現れる(波動関数の対称性、反対称性など)。 この不自然さは、個々の粒子に別々の「位置と運動量」を割り当てるのは粒子が区別できることが大前提であるのに、区別ができない粒子にそれをやってしまったことによる。 そこで基本変数を「場」とその共役運動量にとれば、同種粒子の区別がつかないことや、状態ベクトルや物理量の対称性なども自動的に理論に組み込まれ、すっきりしたものになる。
同種粒子はボゾンとフェルミオンに大別できる。ボゾンは量子状態を共有でき、フェルミオンはパウリの排他原理のため量子状態を共有できない。 ボゾンの例として、フォトン、グルーオン、フォノン、4He原子がある。 フェルミオンの例として、電子、ニュートリノ、クォーク、プロトン、中性子、3He原子がある。
粒子が区別できないという事実は統計力学に重要な影響を与える。 統計力学の計算では確率が大きく関係しており、確率は考えている対称が区別できるかどうかで決定的な違いが現れる。 その結果、同種粒子は区別できる粒子とは大きく異なる統計的振る舞いを示す。 その例がギブズのパラドックスである。
目次
- 1 量子論による記述
- 1.1 一粒子状態と多粒子状態
- 1.2 スピン統計定理
- 1.3 多粒子状態の波動関数
- 2 脚注
- 3 参考文献
- 4 外部リンク
量子論による記述[編集]
一粒子状態と多粒子状態[編集]
同種粒子は区別することができないため、それぞれの粒子に「位置」を割り振ることができない。なぜなら位置を割り振った時点で粒子が区別できてしまうからである。よって一般に粒子の位置の関数である波動関数を用いる方法は少し不自然なものになる。
そこで占有数を用いた方法で同種多粒子系を表現する方法が一般に用いられる。この方法は数表示(占有数表示)の方法と呼ばれる。 この方法では同種多粒子系を、「一粒子状態がいくつかあって、その一粒子状態にある同種粒子の個数(占有数)を数える」と考える。 占有数という名前からわかるように、これは一粒子状態を「座席」のように扱い、その座席に座る同種粒子の個数を数えるという考えである。 この方法は波動関数を用いる方法と同じ情報をもっている。 なお「一粒子状態」とは言っているが、その状態の同種粒子の数は0または1とは限らない。たとえばボゾンの場合はある一粒子状態には粒子がいくつでも入ることができる。このボゾンの性質からも、この方法が便利であることがわかる。
スピン統計定理[編集]
詳細は「スピン統計定理」を参照
エネルギーに下限があること、ローレンツ変換しても物理法則が変わらないことから次のスピン統計定理が成り立つ。
- 1粒子状態の占有数の取りうる値は
- のいずれかに限られる。粒子のスピンの大きさは、前者(フェルミ粒子)の場合はの半奇数(奇数の1/2倍)倍で、後者(ボース粒子)の場合はの整数倍である。
この定理から、フェルミ粒子とボーズ粒子の状態の数え方に違いが生まれ、統計的なふるまいも違ってくる。
多粒子状態の波動関数[編集]
N粒子系を考える。仮にそれぞれの粒子に名前を1、2、・・・Nとつけたとすると、それぞれの粒子の位置が決まる。多粒子状態を座標表示による波動関数は、ボース粒子の場合は
フェルミ粒子の場合は、
となる。ここでは置換を表す。
脚注[編集]
- ^ 同種複合粒子の定義は「何を複合粒子とするか」による。なぜなら複合粒子は素粒子よりも多くの内部自由度(量子数など)があるからである。例えば、原子エネルギー準位間の遷移を無視し、原子の基底状態のような特定の状態だけを考えた場合、複数の基底状態の原子は同種で区別できない。
参考文献[編集]
- 清水明 『新版 量子論の基礎―その本質のやさしい理解のために―』 サイエンス社、2004年。ISBN 4-7819-1062-9。
- 田崎晴明 『統計力学I』 培風館、2008年。ISBN 4563024376。
外部リンク[編集]
- Exchange of Identical and Possibly Indistinguishable Particles by John S. Denker
- Identity and Individuality in Quantum Theory (Stanford Encyclopedia of Philosophy)
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 骨セメントを用いた人工股関節再置換術 (特集 人工股関節置換術) -- (Revision THA)
- 人工股関節周囲骨折に対する治療のコツとピットフォール (特集 人工股関節置換術) -- (Primary THA)
- 症例報告 同種骨髄移植を施行したSezary症候群の1例
- 臨床皮膚科 = Japanese journal of clinical dermatology 69(11), 853-858, 2015-10
- NAID 40020602596
Related Links
- デジタル大辞泉 同種の用語解説 - 種類・人種などが同じであること。また、同じ種類。 同じ人種。同類。「―の植物」 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
販売名
弱パンスコ注
組成
容量
1管中の有効成分
- アヘンアルカロイド塩酸塩 20mg
スコポラミン臭化水素酸塩水和物 0.3mg
〔本剤の各成分の含量は同種製剤パンスコ注の1/2である。〕
添加物
禁忌
- 重篤な心疾患のある患者
[症状を悪化させるおそれがある。]
- 重篤な呼吸抑制のある患者
[呼吸抑制を増強する。]
- 気管支喘息発作中の患者
[気道分泌を妨げる。]
- 重篤な肝障害のある患者
[昏睡に陥ることがある。]
- 慢性肺疾患に続発する心不全の患者
[呼吸抑制や循環不全を増強する。]
- 痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者
[脊髄の刺激効果があらわれる。]
- 急性アルコール中毒の患者
[呼吸抑制を増強する。]
- アヘンアルカロイド及びスコポラミンに対し過敏症の既往歴のある患者
- 緑内障の患者
[スコポラミンの抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させるおそれがある。]
- 前立腺肥大による排尿障害、尿道狭窄、尿路手術術後の患者
[排尿障害を増悪することがある。]
- 器質的幽門狭窄、麻痺性イレウス又は最近消化管手術を行った患者
[消化管運動を抑制する。]
- 出血性大腸炎の患者
[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢のある患者では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれがある。]
効能または効果
- ○激しい疼痛時における鎮痛・鎮静・鎮痙
- ○激しい咳嗽発作における鎮咳
- ○激しい下痢症状の改善及び手術後等の腸管蠕動運動の抑制
- ○麻酔前投薬
- 通常、成人には、アヘンアルカロイド塩酸塩として、1回5〜10mg(本剤0.25〜0.5mL)を皮下に注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 心機能障害のある患者
[循環不全を増強するおそれがある。また、スコポラミンの抗コリン作用により、心臓に過負荷をかけるおそれがある。]
- 呼吸機能障害のある患者
[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
- 肝・腎機能障害のある患者
[代謝・排泄が遅延し副作用があらわれるおそれがある。]
- 脳に器質的障害のある患者
[呼吸抑制や頭蓋内圧の上昇を起こすおそれがある。]
- ショック状態にある患者
[循環不全や呼吸抑制を増強するおそれがある。]
- 代謝性アシドーシスのある患者
[呼吸抑制を起こすおそれがある。]
- 甲状腺機能低下症(粘液水腫等)の患者
[呼吸抑制や昏睡を起こすおそれがある。]
- 甲状腺機能亢進症の患者
[スコポラミンの抗コリン作用により、頻脈、体温上昇、発汗等の交感神経興奮様症状が増強するおそれがある。]
- 副腎皮質機能低下症(アジソン病等)の患者
[呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。]
- 薬物依存の既往歴のある患者
[依存性を生じやすい。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 新生児、乳児(「小児等への投与」の項参照)
- 衰弱者
[呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。]
- 前立腺肥大のある患者
[排尿困難を悪化させるおそれがある。]
- 痙攣の既往歴のある患者
[痙攣を誘発するおそれがある。]
- 胆嚢障害及び胆石のある患者
[胆道痙攣を起こすことがある。]
- 炎症性腸疾患のある患者
[巨大結腸症を起こすおそれがある。]
- ジドブジン(アジドチミジン)を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
- 高温環境にある患者
[スコポラミンの抗コリン作用により、発汗抑制が起こり、体温調節に影響を及ぼすおそれがある。]
- てんかんの患者
[感受性が増大するおそれがある。]
重大な副作用
- (いずれも頻度不明)
- 連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、あくび、くしゃみ、流涙、発汗、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、散瞳、頭痛、不眠、不安、せん妄、振戦、全身の筋肉・関節痛、呼吸促迫等の退薬症候があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、1日用量を徐々に減量するなど、患者の状態を観察しながら行うこと。
- 呼吸抑制があらわれることがあるので、息切れ、呼吸緩慢、不規則な呼吸、呼吸異常等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。なお、本剤による呼吸抑制には、麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)が拮抗する。
- 錯乱、せん妄があらわれることがあるので、このような場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫があらわれるとの報告がある。
- 炎症性腸疾患の患者に投与した場合、麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸があらわれるとの報告がある。
薬効薬理
- 本剤はアヘンアルカロイド塩酸塩の鎮痛、鎮静、鎮痙作用と、スコポラミン臭化水素酸塩水和物の鎮静、鎮痙、副交感神経抑制作用をあらわす。
特にアヘンアルカロイド塩酸塩とスコポラミン臭化水素酸塩水和物の協力作用によって鎮痛、鎮静作用が増強されるとともに、スコポラミン臭化水素酸塩水和物によって麻酔時にみられる気管支等の粘液腺分泌の促進、迷走神経反射が抑制されるので、激しい疼痛時に鎮痛・鎮静・鎮痙剤として用いられるほか、麻酔前投薬等にも用いられる。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- uniform、homogeneous、uniformly、homogeneously、homo
- 関
- 一様性、均一性、均質、同種、一律、ホモ、一様、一定、ユニフォーム
[★]
- 英
- homogeneity、uniformity、homogeneous、uniform
- 関
- 一様性、均一、均質、同種、一定、ユニフォーム
[★]
- 関
- conspecific、homogeneous、homogeneousness、homogenous
[★]
- 英
- homogeneous、homogeneously
- 関
- 均一、均一性、同種
[★]
- 関
- conspecific、homogeneous、homogenous、same race
[★]
- 英
- allogenic disease
- 関
- 移植片対宿主反応、GVH反応
[★]
- 英
- allograft tolerance
- 関
- 移植免疫寛容
[★]
- 英
- alloimmunization
- 関
- 同種免疫処置
[★]
- 英
- allogeneic transfusion
- 関
- 輸血
[★]
- 英
- (分類学)species、(植物種子)seed、trivial
- 関
- 化学種、菌種、種子、種属、播種、自明、平凡、シーズ、植物胚、リンネ種