プランルカスト
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- プランルカスト水和物と鼻噴霧用ステロイド薬を併用した花粉症初期療法(3年間の検討)
- P/O-250 咳を有する花粉症患者の鼻症状/QOLの検討とプランルカスト水和物初期療法の有用性 : 5年間の調査結果の傾向(花粉症・アレルギー性鼻炎の薬物療法・免疫療法,ポスター発表,一般演題)
- 島野 卓史,朝子 幹也,河本 光平,濱田 聡子,馬場 奨,大岡 久司,上野 幸恵,河内 理咲,林 佑伊子,友田 幸一
- アレルギー 62(3・4), 449, 2013-04-10
- NAID 110009628065
- 症例 プランルカスト水和物もしくはセフジトレンピボキシルが原因として疑われた急性汎発性発疹性膿疱症の1例
- 岡 大五,林 宏明,笹岡 俊輔 [他]
- Journal of environmental dermatology and cutaneous allergology 7(2), 100-105, 2013-04
- NAID 40019722637
Related Links
- 成分(一般名) : プランルカスト水和物 製品例 : オノンカプセル112.5mg、オノンドライシロップ10% ・・その他(ジェネリック) & 薬価 区分 : 他のアレルギー用薬/ロイコトリエン拮抗薬/ロイコトリエン受容体拮抗剤
- 薬の手引きの検索結果 3件 オノン アレルギー性疾患の症状を誘発するロイコトリエンのはたらきを阻害する薬で、気管支喘息(ぜんそく)発作の予防に使用します。また、プランルカスト水和物製剤のカプセル剤及びモンテルカスト ...
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
- ロイコトリエン受容体拮抗剤
- 気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤
販売名
オノンカプセル112.5mg
組成
成分・含量(1カプセル中)
添加物
- マクロゴール4000、ステアリン酸マグネシウム、乳糖水和物
カプセルにゼラチン、マクロゴール4000、ラウリル硫酸ナトリウム、酸化チタンを含有する。
禁忌
効能または効果
- 気管支喘息
- アレルギー性鼻炎
- 通常、成人にはプランルカスト水和物として1日量450mg(本剤4カプセル)を朝食後及び夕食後の2回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
重大な副作用
*ショック、アナフィラキシー
- ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明※)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、意識障害、呼吸困難、発疹等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
白血球減少
- 白血球減少(頻度不明※、初期症状:発熱、咽頭痛、全身けん怠感等)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
血小板減少
- 血小板減少(頻度不明※、初期症状:紫斑、鼻出血、歯肉出血等の出血傾向)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
肝機能障害
- 黄疸、AST(GOT)・ALT(GPT)の著しい上昇等を伴う肝機能障害(頻度不明※)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
間質性肺炎、好酸球性肺炎
- 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増加等を伴う間質性肺炎(頻度不明※)、好酸球性肺炎(0.01%)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
**横紋筋融解症
- 横紋筋融解症(頻度不明※)があらわれることがあるので、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中ミオグロビン上昇等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。
薬効薬理
作用機序
- 本剤は気管支喘息の基本的病態形成に深く関与しているロイコトリエンの受容体に選択的に結合してその作用に拮抗し、気道収縮反応、気道の血管透過性亢進、気道粘膜の浮腫及び気道過敏性の亢進を抑制し、気管支喘息患者の臨床症状及び肺機能を改善させる。
また、本剤は鼻閉、鼻汁、くしゃみを三大主徴とするアレルギー性鼻炎の特徴的病態の成立に重要な役割を演じていることが示唆されているロイコトリエンの受容体に選択的に結合してその作用に拮抗し、鼻腔通気抵抗上昇、好酸球浸潤を伴う鼻粘膜浮腫、鼻粘膜過敏性を抑制し、さらに鼻粘膜過敏性抑制作用を介して間接的に、ヒスタミン、アセチルコリン及びその他の非特異的な刺激によるくしゃみや鼻汁等の臨床症状を改善する。
薬理作用
ロイコトリエン(LT)受容体拮抗作用
- モルモット肺膜分画及びモルモット鼻粘膜膜分画において、LTC4、LTD4、LTE4の受容体に選択的に結合してその作用に拮抗する。また、ヒスタミン、アセチルコリン及びセロトニン等には拮抗作用を示さず、アラキドン酸代謝酵素にもほとんど影響を与えない(in vitro)。9,10)
気道収縮抑制作用
- 気管支喘息患者に経口投与すると、LTC4、LTD4吸入による気道収縮反応を抑制する。11)
- 気管支喘息患者に経口投与すると、抗原吸入による即時型喘息反応及び遅発型喘息反応を抑制する。11)
- 気管支攣縮型喘息患者の気道収縮反応を抑制する。12)
- 感作モルモットの抗原誘発気道収縮を経口投与で抑制する。13)
- モルモット及びヒトの摘出気道平滑筋のLTC4、LTD4による収縮を抑制する(in vitro)。9,14)
気道過敏性抑制作用
- 気管支喘息患者に経口投与すると、メサコリンに対する気道過敏性を改善する。15)
- モルモットの抗原吸入によるアセチルコリン又はヒスタミンの気道過敏性の亢進を経口投与で、またLTによるヒスタミンの気道過敏性の亢進を静脈内投与で抑制する。13,16,18)
気道の血管透過性及び粘膜浮腫の抑制作用(抗炎症作用)
- モルモットの抗原誘発による気道の血管透過性の亢進を経口投与で抑制する。17)
- モルモットのLTC4、LTD4による気道粘膜の浮腫形成を静脈内投与で抑制する。18)
肺機能の改善作用
- 気管支喘息患者に経口投与すると、努力性呼気1秒量及び最大呼気流量を改善する。4,19)
鼻腔通気抵抗上昇抑制作用
- 通年性アレルギー性鼻炎患者に経口投与すると、抗原鼻誘発による鼻腔通気抵抗の上昇を抑制する。20)
- 感作モルモットの抗原誘発による鼻腔通気抵抗上昇を経口投与で抑制する。21)
好酸球浸潤を伴う鼻粘膜浮腫の抑制作用
- 感作モルモットの抗原誘発による好酸球浸潤を伴う鼻粘膜の浮腫を経口投与で抑制する。21)
鼻粘膜過敏性抑制作用
- 感作モルモットの抗原誘発によるヒスタミンに対するくしゃみ反応の増強を経口投与で抑制する。22)
有効成分に関する理化学的知見
分子式
分子量
性状
- 本品は白色〜淡黄色の結晶性の粉末である。
本品はエタノール(99.5)に極めて溶けにくく、水にほとんど溶けない。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- pranlukast
[★]
- 英
- pranlukast
- 化
- プランルカスト水和物 pranlukast hydrate
- 商
- オノン Onon
[★]
- 英
- hydrate
- 関
- 水和、水分補給
[★]
- 英
- plan
- 関
- 計画、予定