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Japanese Journal
- 遺伝子組換え甲状腺癌術後診断補助剤ヒトチロトロピンアルファ(遺伝子組換え)(販売名 : タイロゲン^【○!R】筋注用0.9mg)の薬理学的特長および臨床効果
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- 2008年12月12日、甲状腺癌診断補助薬のヒトチロトロピン アルファ(商品名:タイロゲン筋注用0.9mg)が薬価収載された。2009年早々にも発売される見込みである。 分化型の甲状腺癌で甲状腺を全摘もしくは準全摘した患者では ...
- 一般名 ヒトチロトロピン アルファ(遺伝子組換え)筋注用 規格 0.9mg1瓶 薬効 7990 治療を主目的としない医薬品 その他の治療を主目的としない医薬品 他に分類されない治療を主目的としない医薬品 他に分類されない治療を主目的 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
タイロゲン筋注用0.9mg
組成
1バイアルを日局注射用水1.2mLで溶解した時の1.0mL中
有効成分
- ヒトチロトロピン アルファ(遺伝子組換え)注1) 0.9mg
1バイアルを日局注射用水1.2mLで溶解した時の1.0mL中
添加物
- D-マンニトール 29mg
塩化ナトリウム 1.9mg
リン酸二水素ナトリウム一水和物 1.1mg
リン酸水素二ナトリウム七水和物 3.0mg
- 注1)チャイニーズハムスター卵巣細胞により産生。
本剤は製造工程でドナーウシ血清を使用している。
また、セルバンク調製時にドナーウシ血清、ドナー仔ウシ血清及びウシ胎児血清を使用している。
禁忌
- 本剤の成分又は甲状腺刺激ホルモン製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 妊婦、妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- ※※分化型甲状腺癌で甲状腺全摘又は準全摘術を施行された患者における、放射性ヨウ素シンチグラフィと血清サイログロブリン(Tg)試験の併用又はTg試験単独による診断の補助。
分化型甲状腺癌で甲状腺全摘又は準全摘術を施行された遠隔転移を認めない患者における残存甲状腺組織の放射性ヨウ素によるアブレーションの補助。
- 本剤は甲状腺全摘又は準全摘術を施行された患者以外の患者には有効性及び安全性は確立していないのでそれらの患者には投与しないこと。
- 本品1バイアルに日局注射用水1.2mLを加えて溶解し、その1mL(ヒトチロトロピン アルファ(遺伝子組換え)として0.9mg)を臀部筋肉内に24時間間隔で2回投与する。
- ※※放射性ヨウ素の投与は、本剤最終投与24時間後とする。スキャニングは、放射性ヨウ素投与48時間〜72時間後に行う。ただし術後アブレーションの際のスキャニングは、放射線量の減衰を考慮して適切な時期に行うこと。Tg試験を実施する時の血清検体の採取は、本剤最終投与72時間後とする。
慎重投与
[腫瘍の増大による局所的な浮腫や出血の可能性がある。(局所的な腫瘍の拡大が患者の生死に関わる場合には、本剤の投与に先立ち、副腎皮質ステロイド剤を前もって投与することを推奨する。)]
- 心疾患を有する又は既往歴のある患者、多量の残存甲状腺組織がある患者
[血清中の甲状腺ホルモン濃度が上昇することがある。また、ごく稀に甲状腺機能亢進症や心房細動を発現するとの報告がある。]
- ウシ甲状腺刺激ホルモンの投与を受けたことのある患者
過敏症状発現の可能性を上昇させるおそれがある。
[放射性ヨウ素の服用量は、核医学医師によって注意深く使用すること。透析を必要とする末期腎不全患者では、本剤の排泄が遅くなり、高い血中濃度の延長をもたらす。]
[投与経験が少なく安全性が確立していない。]
薬効薬理
- 本剤は、甲状腺由来細胞へのヨウ素摂取促進作用や甲状腺ホルモン及びTg産生促進作用を示す、ヒト型甲状腺刺激ホルモンの遺伝子組換え製剤である。
ウシ甲状腺膜を用いたcAMP産生作用
- ウシ甲状腺のミクロゾーム分画を用いたin vitro 試験において、本剤による用量依存的なcAMPの産生作用が認められた。
甲状腺刺激作用
- マウスに甲状腺ホルモンであるトリヨードチロニン(T3)をあらかじめ経口又は皮下投与して甲状腺機能を低下させた後、ヒトチロトロピン アルファを腹腔内に投与すると、血漿中テトラヨードチロニン(T4)が用量依存的に増加した。
また、カニクイザルにヒトチロトロピン アルファを筋肉内投与すると、用量依存的に血漿中T3及びT4の増加が認められた。
放射性ヨウ素摂取促進作用
- アカゲザルにヒトチロトロピン アルファの筋肉内投与を行い、続いて放射性ヨウ素(123I)を静脈内投与したところ、頸部への123I摂取率増加が認められた。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
Thyrotropin human alfa(genetical recombination)
化学名:
- ヒト下垂体細胞に由来するヒトTSH-cDNAの発現により、チャイニーズハムスター卵巣細胞で産生される210個のアミノ酸残基(C1039H1602N274O307S27;分子量:23,708)からなる糖たん白質(分子量:約40,000)
★リンクテーブル★
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ヒトチロトロピンアルファ
- 関
- 他に分類されない治療を主目的としない医薬品
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ヒトチロトロピンアルファ
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- 英
- tropine
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- (Greek)alpha、(Greek)alfa
- 関
- α
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- human, Homo sapiens
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