- ラ
- Lagomorpha
- 関
- ウサギ、アナウサギ、ナキウサギ、イエウサギ
WordNet
- rabbits; hares; pikas; formerly considered the suborder Duplicidentata of the order Rodentia (同)order Lagomorpha
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/10/10 04:26:15」(JST)
[Wiki ja表示]
ウサギ目 |
ユキウサギ Lepus timidus
|
分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
哺乳綱 Mammalia |
上目 |
: |
真主齧上目 Euarchontoglires |
大目 |
: |
グリレス大目 Glires |
目 |
: |
ウサギ目 Lagomorpha
Brandt, 1855 |
|
科 |
|
ウサギ目(ウサギもく、Lagomorpha)は、動物界脊索動物門哺乳綱に属する目。重歯目(じゅうしもく)ともいう。
目次
- 1 分布
- 2 形態
- 3 分類
- 4 生態
- 5 人間との関係
- 6 画像
- 7 参考文献
- 8 関連項目
- 9 外部リンク
分布[編集]
北半球を中心に、南極大陸や離島を除く世界中の陸地に分布している。オーストラリア大陸やマダガスカル島には元々は生息していなかった。
形態[編集]
全身は柔らかい体毛で覆われる。耳介は大型で、本目内では耳介があまり発達しない種でも他の哺乳綱の分類群と比較すると大型。
眼は頭部の上部側面にあり広い視野を確保することができる。鼻には縦に割れ目があり、上部の皮膚を可動させることで鼻孔を開閉することができる。門歯は発達し、一生伸びつづける。上顎の門歯の裏側に楔形の門歯がある。盲腸は長い。尿と糞は1つの穴(総排泄口)から排出する。
分類[編集]
目名Lagomorphaはギリシャ語で「ウサギ型」を意味する「(λαγος (lagos) + μορφή (morphē)」からきている。つまり、「ウサギ目」は(たとえばネコ目などと違い)1980年代以前から使われている翻訳語である(ただし古くは兎目と書くこともあった)。より直訳的な兎形目という呼称もある。
門歯が伸びつづける事から以前はネズミ目(齧歯目)に含まれていたが、上顎門歯の裏側にある楔形門歯などの特徴から本目を独立した目として分割された。系統的に齧歯目に近いのは事実であり、ともにグリレス大目に属する姉妹グループである。
現生種は2科11属約60種に分かれる。
- ウサギ科 Leporidae
- ナキウサギ科 Ochotonidae
生態[編集]
草原、半砂漠地帯、雪原、岩場などの様々な環境に生息する。
食性は、ホッキョクウサギ等、ごく一部が雑食である他は植物食で、草、木の葉、樹皮、果実などを食べる。一部の栄養素を摂取するため、軟便を食物と一緒に胃で攪拌し再び腸から栄養を摂取する。
繁殖形態は胎生。繁殖力が強く、交尾によって排卵(誘導排卵)する。出産して直後に妊娠する(出産後妊娠)ことが可能で、一部の種では妊娠中に、再び妊娠する(重複妊娠)ことも可能である。また妊娠期間も短く30-40日。
人間との関係[編集]
生息地では食用とされることもあり、食用に養殖されることもある。
アナウサギはペットとして飼育される事もあり(カイウサギ)、小型種のネザーランド・ドワーフなど、数多くの品種が作り出されている。アナウサギは人為的に世界各地に移入され、各地の植生を破壊したり移入先に分布する動物の競合などが問題となっている。開発による生息地の破壊などにより生息数が減少している種もいる。
画像[編集]
-
キタナキウサギOchotona hyperborea
参考文献[編集]
- 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科5 小型草食獣』、平凡社、1986年、128-129頁。
関連項目[編集]
|
ウィキスピーシーズにウサギ目に関する情報があります。 |
|
ウィキメディア・コモンズには、ウサギ目に関連するカテゴリがあります。 |
外部リンク[編集]
哺乳類の現生目 |
|
原獣亜綱 |
カモノハシ目(単孔目)
|
|
後獣下綱 |
オポッサム目 - ケノレステス目 - ミクロビオテリウム目 - フクロネコ目 - バンディクート目 - カンガルー目(双門歯目) - フクロモグラ目
|
|
異節上目 |
被甲目 - 有毛目
|
|
アフリカ獣上目 |
ハネジネズミ目(長脚目) - アフリカトガリネズミ目(テンレック目) - ツチブタ目(管歯目) - イワダヌキ目 - ゾウ目(長鼻目) - ジュゴン目(海牛目)
|
|
真主齧上目 |
ツパイ目(登木目) - ヒヨケザル目(皮翼目) - サル目(霊長目) - ネズミ目(齧歯目) - ウサギ目
|
|
ローラシア獣上目 |
ハリネズミ目 - トガリネズミ目 - 鯨偶蹄目 - センザンコウ目(有鱗目) - ネコ目(食肉目) - ウマ目(奇蹄目) - コウモリ目(翼手目)
|
|
廃止・希 |
有袋目(フクロネズミ目) - モグラ目(食虫目・無盲腸目) - 異節目・貧歯目(アリクイ目) - ウシ目(偶蹄目) - クジラ目
|
|
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 白色家兎脛骨の延長仮骨に対する塩基性線維芽細胞増殖因子の効果 MMD法による延長仮骨内骨塩量の評価
- 峰松 康治,Minematsu Koji
- 金沢大学十全医学会雑誌 111(4・5), 198-207, 2002-01
- 原著論文日本白色家兎の脛骨に金沢大式創外固定器を用いて1mm/日と2mm/日の速度で骨延長法を行い,延長仮骨内の骨塩量の変化をmineral densitometry法の原法から独自に拡張したmodified mineral densitometry法を用いて評価した.延長仮骨部の骨塩量を比較すると,2mm/日の延長速度では仮骨部の骨塩量は明らかに少なく,骨形成が傷害された.更に2mm/日の延長速 …
- NAID 120000814329
- 川道 武男,山田 文雄
- 哺乳類科学 = Mammalian Science 35(2), 193-202, 1996-03-31
- NAID 10016302402
Related Links
- つまり、「ウサギ目 」は(たとえばネコ目などと違い)1980年代以前から使われている翻訳語である(ただし古くは兎目と書くこともあった)。より直訳的な兎形目という呼称もある。 門歯が伸びつづける事から以前はネズミ目 ...
- ウサギ の 目 ( め ) は 赤 ( あか ) いものだと 思 ( おも ) いがちですが、どんな 種類 ( しゅるい ) のウサギでもすべて 目 ( め ) が 赤 ( あか ) いわけではありません 。目 ( め ) が 赤 ( あか ) いのは、カイウサギ ...
- ウサギの目ってどんなの ウサギの目は、人と違うところがいくつかあります。 まず目の位置ですが、人は正面に並んでついています。 これに対してウサギは、顔の真横についていて、周囲のほぼ360度を見ることができるようになって ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- ラ
- Oryctolagus cuniculus
- 関
- ウサギ、ウサギ目、ナキウサギ、イエウサギ、カイウサギ
[★]
ウサギ目
- 関
- domestic rabbit、Oryctolagus cuniculus、pika、rabbit
[★]
- 英
- domestic rabbit
- 関
- ウサギ、アナウサギ、ウサギ目、ナキウサギ
[★]
- 英
- pika
- 関
- ウサギ、アナウサギ、ウサギ目、イエウサギ
[★]
- 英
- rabbit、Oryctolagus cuniculus、rabbit
- 関
- 家兎、アナウサギ、ウサギ目、ナキウサギ、イエウサギ、カイウサギ
[★]
- 英
- order
- 関
- オーダー、指令、順序、順番、要求、桁、次数、命令、秩序