- 英
- Arthus' reaction, Arthus reaction
- 同
- Arthus反応, アルツス型反応 Arthus type-reaction、アルチュス反応、アルチュス現象(⇔血清病型反応 Seurm disese type-reaction)、アルサス現象, Arthus現象, Arthus' phenomenon, Arthus phenomenon
- 関
- III型アレルギー type III hypersensitivity reaction、アルサス
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アルツス型反応 : 約 11 件
アルサス型反応 : 92 件
アルサス反応 : 約 1,310 件
アルツス反応 : 約 357 件
- III型アレルギーの反応
- 侵入物が抗原で、反応が局所的な場合 (local ummunoe complex disease)
- 急性免疫複合体血管炎による組織壊死像を呈する。抗原に感作された動物・人の皮下に抗原を接種すると、抗原が血管壁に拡散し、その場所で免疫複合体が形成され、炎症が起こる。この炎症はsystemic immune complex diseaseと同じである。アルサス反応は2,3時間で発現し、4-10時間でピークに達する。抗原を摂取した部位は出血をともあった浮腫が形成されるが、時には潰瘍化する。(BPT.127)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/11/01 16:29:26」(JST)
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アルサス反応(Arthus's reaction)とはⅢ型アレルギーの一種であり、免疫された動物の皮内あるいは皮下に同じ抗原を接種すると、血管周囲に抗原抗体複合体が形成され、補体の活性化、肥満細胞からのヒスタミンの放出、ケミカルメディエーターの放出により、好中球の浸潤、免疫複合体(immune complex)の活性化が起こり、浮腫、出血がみられ、最終的には壊死を起こす反応。N. M. Arthusにより発見された。局所の反応にとどまる点において、同じⅢ型アレルギーでも全身性の症状をきたす血清病(serum sickness)とは異なっている。
ヒトのアルサス反応による疾患として、農夫肺に代表される過敏性肺臓炎(hypersensitive pneumonitis、外因性アレルギー性肺胞炎extrinsic allergic alveolitisともいう)やアレルギー性気管支肺アスペルギルス症(allergic bronchopulmonary aspergillosis ABPA)、関節リウマチなどがある。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- 鹿江雅光、新城敏晴、高橋英司、田淵清、原澤亮編 『最新家畜微生物学』 朝倉書店 1998年 ISBN 4254460198
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
- Roitt I, Essential immunology, 9th ed., Oxford:Blackwell Science LTD, 1997, pp341-346 ISBN 0865427291
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- アマチャ成分ツンベルギノールAの I-IV型アレギーに対する作用
- 山原 條二,松田 久司,下田 博司,割石 紀子,矢木 信博,村上 啓寿,吉川 雅之
- 日本薬理学雑誌 105(5), 365-379, 1995-05-01
- … 性充進モデルを用いた検討で,シプロヘプタジンの1000分の1程度のごく弱い抗セロトニン様作用が認められた.ツンベルギノールAは,II型アレルギーの逆皮膚アナフィラキシー反応(RCA反応),III型アレルギーのアルサス反応を抑制しなかったが,IV型アレルギーモデルのマウス接触性皮膚炎の一次反応を,免疫翌日から反応惹起までの1日1回(100mg/kg)の経口投与で有意(P<0.01)に抑制した.また,マウス遅延型足浮腫反応に対しては,反 …
- NAID 10006060486
- 383 アルサス反応皮膚局所におけるセロトニン代謝について
- 289 モルモット皮膚アルサス反応局所における生理活性アミンの動向について
Related Links
- アルサス反応(Arthus's reaction)とはⅢ型アレルギーの一種であり、免疫された動物の 皮内あるいは皮下に同じ抗原を接種すると、血管周囲に抗原抗体複合体が形成され、補 体の活性化、肥満細胞からのヒスタミンの放出、ケミカルメディエーターの放出により、 ...
- アルサス反応とは、1903年にアルサスが、ウサギの皮内にウシの血清を繰り返して 注射しているうちに発見したもので、初回の注射では大きな反応は起こりませんでしたが 、数日間の間隔をおいて何回か注射していると、注射した部分に潰瘍ができることを発見 ...
- まず、前述した3つの型のアレルギー反応が即時型のアレルギーで、抗原が体内に入る と即座(アルサス型は反応が出るまでに数時間はかかりますが)に症状が現れます、 それに対し、遅延型は抗原が侵入してから症状が現れるまでに、24~48時間程度 かかり ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- serum sickness (IMM)
- 同
- 血清アレルギー serum allergy
- 関
- アルサス反応 Arthus reaction、III型アレルギー反応
- 侵入物が抗体で、反応が全身性の場合
- 血清療法:蛇毒、ジフテリア、破傷風
- 臨床症状
- ①発熱
- ②皮膚症状
- ③リンパ節腫大
- ④関節症状
[★]
- 英
- intracutaneous reaction, intradermal reaction, intradermal test
- 関
- アルサス反応
[★]
- 英
- type III allergic reaction
- 同
- 免疫複合体型アレルギー反応 immune complex type allergic reaction
- 関
- アルサス反応
[★]
- 英
- (生物)response、(化学)reaction、respond、react、responsive
- 関
- 応答、応答性、反応性、返答
[★]
- 英
- Arthus, Nicolas Maurice
- 同
- アルチュス