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成分
薬効分類
薬効
【希少疾病用医薬品】
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Japanese Journal
- 新薬紹介委員会
- ファルマシア 51(3), 235-238, 2015
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- NAID 130007448106
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アグリリンカプセル0.5mg
組成
成分・含量(1カプセル中)
- アナグレリド0.5mg
(1カプセル中にアナグレリド塩酸塩水和物0.61mg[アナグレリドとして0.5mg]を含む)
添加物
- カプセル内容物:ポビドン、無水乳糖、乳糖水和物、結晶セルロース、クロスポビドン、ステアリン酸マグネシウム
カプセル本体:ゼラチン、二酸化チタン
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
- 重度の肝機能障害のある患者[血中濃度が過度に上昇するおそれがある。(【薬物動態】の項参照)]
効能または効果
- 臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で適応患者の選択を行うこと。
- 通常、成人にはアナグレリドとして1回0.5mgを1日2回経口投与より開始する。なお、患者の状態により適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として0.5mgずつ行い、1日4回を超えない範囲で分割して経口投与すること。ただし、1回用量として2.5mgかつ1日用量として10mgを超えないこと。
- 本剤は目標血小板数未満に維持される必要最小限の用量で使用すること。(「臨床成績」の項参照)
- 本剤による治療中は血小板数を定期的に観察すること。
- 1日用量として7mgを超えて検討された本邦での試験成績はない。
- 本剤の血中濃度が上昇するため、中等度の肝機能障害のある患者では、減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。(「慎重投与」、【薬物動態】の項参照)
慎重投与
- 軽度及び中等度の肝機能障害のある患者[血中濃度が上昇するおそれがある。(【薬物動態】の項参照)]
- 重度の腎機能障害のある患者[血中濃度が上昇するおそれがある。(【薬物動態】の項参照)]
- 心疾患又はその既往歴のある患者[心疾患が増悪もしくは再発するおそれがある。(「重要な基本的注意」の項参照)]
- QT間隔延長のおそれ又はその既往歴のある患者[QT間隔延長が起こるおそれがある。(「重要な基本的注意」の項参照)]
重大な副作用
心障害
- 動悸(34.0%)、心嚢液貯留(3.8%)、頻脈(3.8%)、心拡大(1.9%)、プリンツメタル狭心症(1.9%)、上室性期外収縮(1.9%)、心室性期外収縮(1.9%)、うっ血性心不全(頻度不明)、心房細動(頻度不明)、上室性頻脈(頻度不明)、心筋梗塞(頻度不明)、心筋症(頻度不明)、狭心症(頻度不明)等があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、減量、休薬又は投与中止などの適切な処置を行うこと。
QT間隔延長(3.8%)、心室性不整脈(Torsade de pointesを含む)(頻度不明)
- QT間隔延長、心室性不整脈(Torsade de pointes を含む)があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、減量、休薬又は投与中止などの適切な処置を行うこと。
間質性肺疾患(1.9%)
- 間質性肺疾患があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
出血
- 鼻出血(9.4%)、歯肉出血(7.5%)、皮下出血(3.8%)、メレナ(1.9%)、網膜出血(1.9%)、紫斑(1.9%)、喀血(1.9%)、胃腸出血(頻度不明)、脳出血(頻度不明)等の出血があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血栓塞栓症
- 脳梗塞(3.8%)等の血栓塞栓症があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
貧血(49.1%)、血小板減少(5.7%)、白血球減少(3.8%)、ヘモグロビン減少(1.9%)、リンパ球減少(1.9%)、好中球減少(1.9%)
- 貧血、血小板減少、白血球減少、ヘモグロビン減少、リンパ球減少、好中球減少があらわれることがあるので、定期的に血液検査(血球数算定等)を実施するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量、休薬又は投与中止などの適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- アナグレリドの明確な標的分子は不明であるが、血小板を産生する巨核球の形成及び成熟を抑制することにより、血小板数を低下させると考えられる。18)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- アナグレリド塩酸塩水和物
(Anagrelide Hydrochloride Hydrate)
化学名
- 6,7-Dichloro-1,5-dihydroimidazo[2,1-b]quinazolin-2(3H)-one monohydrochloride monohydrate.
分子式
分子量
外観
溶解性
- 水 ほとんど溶けない
ジメチルスルホキシド 溶けにくい
ジメチルホルムアミド 溶けにくい
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3