五苓散
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Japanese Journal
- 漢方医から職場への処方箋(8)水毒(すいどく)と五苓散(ごれいさん)
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- 五苓散(ごれいさん) 五苓散(ごれいさん)は、むくみ、下痢、暑気あたり、尿量の減少、のどが渇くのに飲んだら吐き出すような症状に用いられる漢方薬です。飲酒後の吐き気や船酔いなどにも応用できます。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ツムラ五苓散エキス顆粒(医療用)
組成
- 本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス2.0gを含有する。
日局タクシャ 4.0g
日局ソウジュツ 3.0g
日局チョレイ 3.0g
日局ブクリョウ 3.0g
日局ケイヒ 1.5g
添加物
効能または効果
- 浮腫、ネフローゼ、二日酔、急性胃腸カタル、下痢、悪心、嘔吐、めまい、胃内停水、頭痛、尿毒症、暑気あたり、糖尿病
- 通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
薬効薬理
止瀉作用
- マウスに経口投与したところ、硫酸マグネシウムによる下痢を抑制した1)。
利水作用
- マウスに経口投与したところ、絶水マウスでは尿量に変化がなかったが、水中毒マウスでは尿量が増加した2)。
口渇に対する作用
- 糖尿病性口腔乾燥症モデルマウスに経口投与したところ、唾液分泌速度の低下が抑制された3)。
作用機序
- 本剤は、以下の作用により薬理効果を示すことが示唆されている。
利尿作用
- イヌ腎臓由来の遠位尿細管の皮質部集合管由来細胞(MDCK細胞)において、ナトリウムチャネルを阻害した(in vitro )4)。
尿量増加作用
- ラットに経口投与したところ、腎皮質のアクアポリン(AQP)3 mRNA及び腎髄質のAQP2 mRNA、AQP3 mRNAのダウンレギュレーションにより尿量が増加した5)。
★リンクテーブル★
[★]
- 日
- ごれいさん
- 関
- 水滞(全身型)
目標
-
- 浮腫、ネフローゼ、二日酔、急性胃腸カタル、下痢、悪心、嘔吐、めまい、胃内停水、頭痛、尿毒症、暑気あたり、糖尿病
注意
高齢者
妊婦、産婦、授乳婦
- 妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。