UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. 消化吸収と吸収不良のメカニズムの概要overview of nutrient absorption and etiopathogenesis of malabsorption [show details]
- 2. 疾患における胸水貯留の機序mechanisms of pleural liquid accumulation in disease [show details]
- 3. 運動中に生じる消化器症状exercise related gastrointestinal disorders [show details]
…increased by concomitant nonsteroidal anti-inflammatory drug use . Reduced carbohydrate and protein absorption during exercise have been observed in athletes, which may contribute to malabsorption . Clinical…
- 4. 肝硬変の成人における栄養状態の評価evaluating nutritional status in adults with cirrhosis [show details]
…overall loss of protein from reduced synthesis of urea and liver proteins, reduced intestinal protein absorption, and increased urinary nitrogen excretion. Physical inactivity – Physical inactivity may contribute…
- 5. 持続的なアルコール依存症患者における栄養状態nutritional status in patients with sustained heavy alcohol use [show details]
Related Links
- タンパク質は分子が大きいため、そのままでは吸収できません。 タンパク質は以下のような順番で消化されます。 胃や十二指腸で胃酸・消化酵素により分解される 小腸で酵素によりペプチドへ分解される 回腸・空腸でさらにアミノ酸へ分解され、小腸上皮粘膜から吸収される 吸収されたアミノ酸は肝臓へ運ばれ、タンパク質へ再合成されて体内で様々な役割を果たします。 また一部のペプチドは、アミノ酸に分解されることなく体内へ吸収されます。 ただし、胃腸が弱っているときにタンパク質を摂取すると、吸収されずそのまま体外へ排出されてしまいます。 また、50歳以降は消化酵素の活性減少に伴い、タンパク質の消化吸収率が落ちてしまうため、より意識的にタンパク質を摂取する必要があります。 アミノ酸とは
- タンパク質の吸収 タンパク質はアミノ酸が数珠のようにつながっていて、場合によってはらせん状や数珠が折りたたまれたような姿をしています(立体構造)。 分かりやすく言うと、隣同士くっつきあったアミノ酸は「ペプチド結合」というつながりでつながっています。 しかしそのままの状態ですと分子量が大きすぎて血管に入らないために、ペプチド結合を「切る」ことによって分子量を小さくすることがタンパク質の消化吸収には欠かせません。 胃酸によってアミノ酸の立体構造が変化させられて、さらにペプシン(消化酵素)の作用を受けます。 その後、食べ物は十二指腸へ送られ、膵液と混ぜられます。 重曹を含む膵液は、胃酸をかけられた食物を中和します。 膵液は中性で、消化液の中では 1 番強力です。
- タンパク質はアミノ酸に分解されてから吸収されるため、消化吸収されるまでに3〜4時間ほど要します。 体内への吸収スピードが遅いと聞くと、効果が得られにくいのではないか、と勘違いされるかもしれません。 しかし、血中のアミノ酸の濃度が長い時間、基準値よりも高い値で維持できるので、長く効果が続くというメリットにつながります。 タンパク質の吸収を促進させるには タンパク質の吸収を促進させるには、相乗効果が期待できる栄養素と一緒に摂るようにしましょう。 同時に摂取することで吸収率が上がり、タンパク質のよい効果を早く実感しやすくなります。 ビタミンCを一緒に摂取する ビタミンCは、たんぱく質の1種である、「コラーゲン」の合成に必要不可欠な栄養素です。
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- protein
- 同
- タンパク質、タンパク、蛋白、プロテイン
- 関
- アミノ酸、ポリペプチド
- L-アミノ酸が重合してできた高分子化合物であり、生物の重要な構成成分のひとつである。
年齢
|
男性
|
女性
|
推定平均 必要量
|
推奨量
|
目安量
|
耐容 上限量
|
推定平均 必要量
|
推奨量
|
目安量
|
耐容 上限量
|
0~5(月)
|
―
|
―
|
10
|
―
|
―
|
―
|
10
|
―
|
6~8(月)
|
―
|
―
|
15
|
―
|
―
|
―
|
15
|
―
|
6~11(月)
|
―
|
―
|
―
|
―
|
―
|
―
|
―
|
―
|
9~11(月)
|
―
|
―
|
25
|
―
|
―
|
―
|
25
|
―
|
1~2(歳)
|
15
|
20
|
―
|
―
|
15
|
20
|
―
|
―
|
3~5(歳)
|
20
|
25
|
―
|
―
|
20
|
25
|
―
|
―
|
6~7(歳)
|
25
|
30
|
―
|
―
|
25
|
30
|
―
|
―
|
8~9(歳)
|
30
|
40
|
―
|
―
|
30
|
40
|
―
|
―
|
10~11(歳)
|
40
|
45
|
―
|
―
|
35
|
45
|
―
|
―
|
12~14(歳)
|
45
|
60
|
―
|
―
|
45
|
55
|
―
|
―
|
15~17(歳)
|
50
|
60
|
―
|
―
|
45
|
55
|
―
|
―
|
18~29(歳)
|
50
|
60
|
―
|
―
|
40
|
50
|
―
|
―
|
30~49(歳)
|
50
|
60
|
―
|
―
|
40
|
50
|
―
|
―
|
50~69(歳)
|
50
|
60
|
―
|
―
|
40
|
50
|
―
|
―
|
70以上(歳)
|
50
|
60
|
―
|
―
|
40
|
50
|
―
|
―
|
妊婦(付加量)
|
初期
|
|
+ 0
|
+ 0
|
―
|
―
|
中期
|
+ 5
|
+ 5
|
―
|
―
|
末期
|
+ 20
|
+ 25
|
―
|
―
|
授乳婦(付加量)
|
+ 15
|
+ 20
|
―
|
―
|
QB
- 蛋白質の1日の摂取量は体重1kgあたり約1g。腎不全の食事療法(低蛋白食)では0.6-0.8g/体重kgである。
- PFC比率=蛋白:脂肪:炭水化物=10-20%:20-30%:50-70%
臨床関連
参考
- http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/s0529-4.html
[★]
- 英
- white matter
- ラ
- substantia alba
- 関
- 灰白質
- 脳と脊髄の断面で、肉眼的に白色を呈する部分。
- 髄鞘をもった有髄神経線維が密に集合している。
- CTでは低吸収にみえる → やはり脂質にとむ髄鞘が多いからでしょう
- MRIでは高吸収にみえる。見え方としてはCTの逆と覚えればよい。
[★]
- 英
- absorption
- 関
- 水分は小腸で80-90%、大腸で10-20%吸収される (YN.A-12)