腹膜透析

出典: meddic

peritoneal dialysis PD、(正式)continuous ambulatory peritoneal dialysisCAPD
腹膜潅流 peritoneal lavage
連続携帯式腹膜透析持続的携行式腹膜透析持続携行式腹膜透析持続的携帯型腹膜透析持続的外来腹膜透析透析

血液透析との比較

利点

  • 特別の装置が不要
  • 抗凝固薬が不要
  • 安価
  • 通院の必要がない
  • 残腎機能が維持されやすい
  • 血管の確保が不要で幼児でも使用できる
  • 血圧の急な変動が少ない
  • カリウム、水分制限が緩い
  • 中分子の除去能が高い
  • 透析後遺症が少ない ⇔ 不均衡症候群

欠点

  • 低分子の除去能が低い
  • 透析に長時間要する
  • 蛋白質の漏出がある。
  • 血糖・脂質が上昇しやすい
  • 腹膜炎のリスク
  • 長期間施行できない →  腹膜の劣化により5-10年で使用できなくなる




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/12/10 09:02:13」(JST)

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和文文献

  • 症例 Ponskyカテーテルを用いた腹腔鏡下空腸瘻造設術で良好な栄養状態・quality of lifeが得られた2例
  • 吉村 文博,櫻井 洋一,石田 善敬 [他]
  • 外科 73(3), 303-306, 2011-03
  • NAID 40018737347
  • 臨床病理カンファレンス(32)慢性腎臓病5D期(CKD5D)
  • 石村 栄治,福本 真也,庄司 哲雄 [他]
  • 綜合臨床 60(1), 150-157, 2011-01
  • NAID 40017649999

関連リンク

体内の腹膜を使って、体内で血液を浄化します。自宅や職場など、社会生活の中で行う 在宅療法です。腹膜透析には、24時間連続した透析で身体に負担が少ないCAPD( 連続携行式腹膜透析)と、機械を使って、夜間就寝中に自宅で自動的に透析を行うAPD ( ...
腎臓病、腹膜透析(PD)について説明しています。腹膜透析(略称PD)は、在宅で行う 透析療法で、通院は月に1~2回程度です。バクスターは、腹膜透析製品とサービスを 世界各国に提供しています。

関連画像

腹膜透析スタンダードテキスト腹膜透析のしくみについて4gyosha_bag.jpg腹膜透析図1:腹膜透析の原理 :透析を24時間行える腹膜透析腹膜透析APD患者さまの一日

添付文書

薬効分類名

  • 腹膜透析液

販売名

ペリセート360N腹膜透析液

組成

組成・性状

  • 本剤は,G液(小室液)とE液(大室液)の2液からなる腹膜透析液であり,使用直前に2液を混合し,1液として使用する。

禁忌

横隔膜欠損のある患者

  • [胸腔へ移行し呼吸困難が誘発されるおそれがある。]

腹部に挫滅傷又は熱傷のある患者

  • [挫滅傷又は熱傷の治癒を妨げるおそれがある。]

高度の腹膜癒着のある患者

  • [腹膜の透析効率が低下しているため。]

尿毒症に起因する以外の出血性素因のある患者

  • [出血により蛋白喪失が亢進し全身状態が悪化するおそれがある。]

乳酸代謝障害の疑いのある患者

  • [乳酸アシドーシスが誘発されるおそれがある。]

高度の換気障害のある患者

  • [肺に水が貯留するおそれがある。]

憩室炎のある患者

  • [憩室に水が貯留するおそれがある。]

人工肛門使用患者

  • [細菌感染を起こすおそれがある。]

高度の脂質代謝異常のある患者

  • [高コレステロール血症,高トリグリセライド血症が悪化するおそれがある。]

高度の肥満がみられる患者

  • [肥満を増長させるおそれがある。]

効能または効果

  • 慢性腎不全患者における腹膜透析
    (炭酸カルシウム製剤や活性型ビタミンD製剤の投与により高カルシウム血症をきたすおそれのない場合に用いる。)

効能又は効果に関連する使用上の注意

  • ペリセート360N腹膜透析液,同400N腹膜透析液及びペリセート460腹膜透析液並びにペリセート360NL腹膜透析液,同400NL腹膜透析液は,おのおの次のような場合に使用すること。

ペリセート360N腹膜透析液,同400N腹膜透析液及びペリセート460腹膜透析液

  • 炭酸カルシウム製剤や活性型ビタミンD製剤の投与により高カルシウム血症をきたすおそれのない場合

ペリセート360NL腹膜透析液,同400NL腹膜透析液

  • 代謝性アシドーシスの改善が不十分で,かつ炭酸カルシウム製剤や活性型ビタミンD製剤の投与により高カルシウム血症をきたすおそれのある場合
  • 使用前にG液(小室液)とE液(大室液)を混合する。
  • 腹腔内に注入し,透析治療を目的とした液として使用する。通常,成人では1回1.5〜2Lを腹腔内に注入し,4〜8時間滞液し,効果期待後に排液除去する。以上の操作を1回とし,体液の過剰が1kg/日以下の場合,通常1日あたりペリセート360N腹膜透析液のみ3〜4回の連続操作を継続して行う。体液の過剰が1kg/日以上認められる場合,通常ペリセート400N腹膜透析液を1〜4回処方し,ペリセート360N腹膜透析液と組み合せて1日あたり3〜5回の連続操作を継続して行う。
    なお,注入量,滞液時間,操作回数は,症状,血液生化学値及び体液の平衡異常,年齢,体重などにより適宜増減する。
    注入及び排液速度は,通常300mL/分以下とする。
  • ペリセート360N腹膜透析液は患者の体液の過剰が1kg/日以下の場合,これのみを1日に3〜4回交換使用すること。ペリセート400N腹膜透析液は患者の体液の過剰が1kg/日以上の場合,通常1日に1〜4回処方し,ペリセート360N腹膜透析液と組み合せて交換使用すること。体液過剰の状況は,患者の体重と基準体重とを比較検討し決定する。基準体重は浮腫がなく,細胞外液の過剰に基づくと考えられる心不全等の症状がない状態で測定した体重値である。
  • 本剤は,使用直前にクリップを外し,G液(小室液)とE液(大室液)をよく混合した後に使用する。なお,混合操作は以下に示す。

〔混合操作〕

外袋を破り,バッグを取り出す。

注意

  • 外袋は表示に従い開封する。表示に従わず開封するとキャップ等の外れの原因になる場合がある。

隔壁に開通がないことを確認する。

注意

  • 隔壁に開通が認められる場合は使用しない。

バッグからの液漏れがなく,液が澄明であることを確認する。

G液(小室液)側を強くつかみ,G液を隔壁側(矢印の方向)に押し出すように圧力をかけ,隔壁を開通する。

注意

  • 硬い物にぶつけて,隔壁を開通させない。バッグが破損し液漏れの原因になる場合がある。

隔壁の開通を確認して,G液(小室液)とE液(大室液)をよく混合する。

よく混合した後,腹膜側コネクターとバッグを接続する。

  • 本剤はG液(小室液)とE液(大室液)を混合して使用する腹膜透析液であるため,混合操作を行っていない液は決して腹腔内に注入しないこと。

慎重投与

腹膜炎,腹膜損傷,腹膜癒着及び腹腔内臓器疾患の疑いのある患者

  • [腹膜炎,腹膜損傷,腹膜癒着及び腹腔内臓器疾患が悪化又は誘発されるおそれがある。]

腹部手術直後の患者

  • [手術部位の治癒を妨げるおそれがある。]

糖代謝障害の疑いのある患者

  • [糖代謝異常が悪化又は誘発されるおそれがある。]

ジギタリス治療中の患者

  • [ジギタリス中毒が誘発されるおそれがある。]

食事摂取が不良な患者

  • [栄養状態が悪化するおそれがある。]

腹部ヘルニアのある患者

  • [腹部ヘルニアが悪化するおそれがある。]

腰椎障害のある患者

  • [腰椎障害が悪化するおそれがある。]

利尿剤を投与している患者

  • [水及び電解質異常が誘発されるおそれがある。]

高度の低蛋白血症のある患者

  • [低蛋白血症が悪化するおそれがある。]

低カリウム血症の患者

  • [低カリウム血症が悪化するおそれがある(適用上の注意の項参照)。]

ステロイド服用者,免疫不全患者,抗生物質アレルギー体質を持つ患者

  • [感染症発生時に抗生物質が使用できないおそれがある。]

高齢者

  • [高齢者への投与の項参照]

重大な副作用

循環器障害

  • 急激な脱水による循環血液量の減少,低血圧,ショック等があらわれることがあるので(0.1〜5%未満),このような場合には本剤の投与を中止し,輸血,生理食塩液,昇圧剤の投与等適切な処置を行うこと。また,高血圧,息切れがあらわれることがある。

高血糖

  • 高血糖があらわれることがあるので(0.1〜5%未満),糖尿病患者ではインスリンの投与等適切な処置を行うこと。

有効成分に関する理化学的知見

  • 本剤は1つのバッグに弱シールで隔壁を設け,G液(小室液)及びE液(大室液)を充填した腹膜透析液で,それぞれ次の成分を含有する。


★リンクテーブル★
先読みCAPD」「腹膜潅流」「continuous ambulatory peritoneal dialysis」「持続携行式腹膜透析」「持続的携帯型腹膜透析
国試過去問097C030」「105A039」「103A036」「107E024」「100E038
リンク元胸水」「持続的外来腹膜透析」「PD
拡張検索腹膜透析用剤」「間欠的腹膜透析
関連記事腹膜」「透析

CAPD」

  [★] 持続的外来腹膜透析 continuous ambulatory peritoneal dialysis


腹膜潅流」

  [★]

peritoneal lavage
腹膜灌流腹膜洗浄


continuous ambulatory peritoneal dialysis」

  [★] 持続的外来腹膜透析


持続携行式腹膜透析」

  [★] 持続的外来腹膜透析


持続的携帯型腹膜透析」

  [★] 持続的外来腹膜透析


097C030」

  [★]

  • 次の文を読み、28~30の問いに答えよ。
  • 7歳の女児。意識障害のため救急車で搬入された。
  • 現病歴 : 2か月前から夜間排尿に起きるようになり、その都度水を飲んでいた。2週前から、学校から帰ると疲れたと言って昼寝をするようになった。1逓前から咽頭痛、耳下腺部痛および発熱を認め、近医で流行性耳下腺炎と診断された。入院前日から頭痛と発熱とを認め、食欲が低下した。体重が2か月前に比べて3kg減少した。入院当日の朝、頭痛を訴えて嘔吐した。その後、急速に意識状態が悪化し、呼名に反応しなくなった。
  • 発育歴 : 在胎39週、正常分娩。身長49cm、体重3,000gで出生した。新生児期の黄疸は正常であった。成長・発達に異常はない。
  • 家族歴 : 特記すべきことはない。
  • 現症 : 意識混濁があり、痛みにかろうじて反応する。身長119cm、体重22kg。体温38℃。胸腹部に異常はなく、肝・脾を触れない。項部硬直とKernig徴候とを認める。
  • 検査所見 : 尿所見:蛋白1+、糖4+、ケトン体3+。血液所見:赤血球460万、Hb14.6g/dl、Ht40%、白血球11,000。血清生化学所見:血糖782mg/dl、尿素窒素35mg/dl、クレアチニン1.2mg/dl、Na130mEq/l、K4.0mEq/l、Cl92mEq/l。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.00、HCO3- 8mEq/l、BE -23mEq/l.
  • 適切な初期治療はどれか。2つ選べ。
  • a. 生理食塩液点滴
  • b. インスリン持続点滴
  • c. 7%重炭酸ナトリウム静注
  • d. 腹膜透析
  • e. 人工呼吸管理
[正答]


※国試ナビ4※ 097C029]←[国試_097]→[097D001

105A039」

  [★]

  • 82歳の男性。尿量の減少と全身倦怠感とを主訴に来院した。 3年前に胃癌にて胃全摘術を受けたが、受診は2年前から中断している。意識は清明。体温36.7℃。血圧144/94mmHg。上腹部に手術痕を、両下肢に強い浮腫を認める。その他の身体診察所見に明らかな異常を認めない。血液所見:赤血球 362万、 Hb 10.8g/dl、Ht 28%。血液生化学所見:尿素窒素 40mg/dl、クレアチニン 2.8mg/dl、総ビリルビン 1.0mg/dl, AST 38IU/l、 ALT 42IU/l、Na 132mEq/l、K 5.6mEq/l、C1 98 mEq/l。腹部超音波検査で膀胱内に尿を認めない。胸部エックス線写真にて心胸郭比 58%。腹部単純CT(別冊No.11)を別に示す。
  • まず行う処置として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 105A038]←[国試_105]→[105A040

103A036」

  [★]

  • 40歳の女性。震度6の地震で倒壊した家の壁に両下肢を挟まれ3時間後に救出され搬入された。意識は清明。体温37.5℃。呼吸数22/分。脈拍120/分、整。血圧84/56mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。両下肢は発赤、皮下出血および腫脹が著明で、激しい疼痛を伴う。導尿で尿30mlを得た。尿所見:コーラ色、蛋白1+、糖(-)、潜血3+、沈渣に赤血球0~2/1視野。血液所見:赤血球410万、Hb 13.8 g/dl、Ht 40%、白血球12,000。血液生化学所見:総蛋白6.5 g/dl、アルブミン3.2 g/dl、尿素窒素25 mg/dl、クレアチニン1.8 mg/dl、AST 320 IU/l、ALT 90 IU/l、CK 16,000(基準40~200)、Na 140 mEq/l、K 6.5 mEq/l、Cl 108 mEq/l。
  • まず行うのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103A035]←[国試_103]→[103A037

107E024」

  [★]

  • 血液浄化療法で抗凝固薬を用いないのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 107E023]←[国試_107]→[107E025

100E038」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 100E037]←[国試_100]→[100E039

胸水」

  [★]

pleural effusion, pleural fluid
胸膜滲出液 pleural exudate
胸水貯留あるいは胸水、胸水貯留
  • 胸膜腔内の液体。

組成

IMD.457
0.1-0.2 ml/kg
細胞数 1000-5000 /ul
 mesothelial cells 3-70%
 monocytes 30-75%
 lymphocytes 2-30%
 granulocyte 10$
蛋白 1-2 g/dl
アルブミン 50-70%
血糖と同じ
LDH 血清レベルの50%以下
pH 血清よりややアルカリ性

種類

  漏出性胸水 滲出性胸水
外観 透明 混濁
比重 <1.015 >1.018
タンパク <2.5 g/dL >3.0 g/dL
LDH <200単位 >200単位
Rivalta反応 (-) (+)

原因疾患

  • 漏出性胸水:うっ血性心不全が多い
  • 滲出性胸水:結核性胸膜炎と癌性胸膜炎が半数以上

漏出性胸水

原因による分類

  • 静水圧↑:うっ血性心不全、収縮性心膜炎、アミロイドーシス
  • 血漿膠質浸透圧↓:ネフローゼ症候群、肝硬変、低栄養

滲出性胸水

身体所見

  • 打診
  • 肺肝境界:(右肺ならば)上昇
  • 心濁音境界:(十分に貯留していれば)消失
  • 聴診
  • 呼吸音:減弱~消失。
  • 肺胞呼吸音減弱
  • 気管支呼吸音増強




持続的外来腹膜透析」

  [★]

continuous ambulatory peritoneal dialysis CAPD
連続携帯式腹膜透析持続的携行式腹膜透析持続携行式腹膜透析持続的携帯型腹膜透析
腹膜透析。CAPD関連腹膜炎
peritoneal dialysiscontinuous ambulatory
[show details]



PD」

  [★]



腹膜透析用剤」

  [★]

商品


間欠的腹膜透析」

  [★]

intermittent peritoneal dialysis, IPD


腹膜」

  [★]

peritoneum (Z) < peritonaion < peritonos < peri-'around'+-tonos'stretched' ; perineumと勘違いしないように
漿膜




透析」

  [★]

dialysis
ドナン膜平衡





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