胆嚢ポリープ

出典: meddic

gallbladder polyp

概念

  • 胆嚢内腔に突出した限局性隆起性病変に対する臨床的、肉眼的名称
  • 大部分がコレステロールポリープであり、無症状の事が多い。

分類

形状

  • 大きさ
  • 茎:有茎性、広基性

良性病変

悪性病変

ガイドライン

  • 胆嚢ポリープが10mm以上で、かつ画像上増大傾向を認める場合、または大きさにかかわらず広基性の場合,胆嚢癌の頻度が高く,胆嚢摘出術が推奨される。(推奨度B) (参考1)

参考

  • 1. 胆道癌診療ガイドライン 07年 CQ-4 胆嚢ポリープに対する胆嚢摘出術は必要か?
[display]http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0058/1/0058_G0000159_0013.html

国試




UpToDate Contents

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和文文献

  • 胆嚢ポリープ・胆嚢腺筋腫症 (特集 胆膵疾患診療の最前線--難治疾患のよりよいマネジメントのために) -- (胆膵疾患のマネジメント--胆膵癌を見据えて)
  • 土屋 貴愛,糸井 隆夫,祖父尼 淳 [他]
  • 内科 107(3), 424-431, 2011-03
  • NAID 40018729182
  • 全内臓逆位症併存胆嚢ポリープに対する腹腔鏡下胆嚢摘出術の1例
  • 岡田 慶吾,十束 英志,松村 知憲,松本 裕史
  • 日本臨床外科学会雑誌 = The journal of the Japan Surgical Association 70(11), 3416-3421, 2009-11-25
  • NAID 10026339561
  • 化学療法で完全寛解しえた膵mucosa-associated lymphoid tissueリンパ腫の1例
  • 岡田 健一,今泉 俊秀,松山 正浩,堂脇 昌一,飛田 浩輔,幕内 博康
  • 日本消化器外科学会雑誌 42(9), 1506-1511, 2009-09-01
  • 症例は55歳の男性で,胆嚢ポリープ経過観察目的に前医受診した.腹部超音波で膵頭部に低エコー性腫瘤を指摘され,腹部CTを施行.膵頭部進行膵癌と診断され当院紹介受診した.腫瘤は5cm大,境界は比較的明瞭,形状は不整で周囲門脈を圧排し,CT,MRI検査で造影効果を認めた.開腹下に膵頭部腫瘤を小片切除して生検施行.膵腫瘤生検の術中迅速病理組織学的診断で異型リンパ球の浸潤を認め,悪性リンパ腫が疑われた.免疫 …
  • NAID 110007358603

関連リンク

胆嚢ポリープ。胆嚢ポリープとはどんな病気か 胆嚢の内腔にできる粘膜の盛り上がりを 胆嚢ポリープといいます。健診や人間ドックでの超音波検査の普及に伴い発見率は 高まっており、その頻度は5~10%です。良性のものがほとんど gooヘルスケア 家庭の ...
実は54歳になる父のことで相談があるのですが・・・先日会社の健康診断の結果が届き 、胆のうにポリープができているという結果が出て、今後様子を見ていくとのことでした。 良性か悪性のどちらかわかるのが、2~3ヶ月先らしいのですが、どちらの結果が出た ...

関連画像

胆嚢ポリープ胆嚢ポリープ.png胆嚢ポリープ胆石症、胆嚢炎、胆嚢ポリープ胆嚢体部、丁度屈曲している  は 胆嚢 です 胆嚢 だけ でも胆嚢ポリープ


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関連記事胆嚢」「ポリープ」「

104I049」

  [★]

  • 35歳の男性。人間ドック腹部超音波検査で異常を指摘され来院した。身長172cm、体重80kg。腹部に異常を認めない。血液所見: 赤血球 520万、Hb 15.3g/dl、Ht 47%、白血球 6,800、血小板 26万。血液生化学所見: AST 24IU/l、ALT 53IU/l、γ-GTP 84IU/l(基準8-50)。腹部超音波写真(別冊No.8)を別に示す。検査中、体位による病変の移動はみられなかった。
  • 対応として最も適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 104I048]←[国試_104]→[104I050

101G030」

  [★]

  • 35歳の男性。人間ドックの腹部超音波検査で異常を指摘され来院した。身長172cm、体重80kg。腹部に異常を認めない。血液所見:赤血球450万、Hb14.8g/dl、白血球6,800。血清生化学所見:AST24IU/l、ALT53IU/l、γ-GTP84IU/dl(基準8~50)。腹部超音波写真を以下に示す。検査中、体位による病変の移動はみられなかった。
  • 対応として適切なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 101G029]←[国試_101]→[101G031

101A029」

  [★]

  • 48歳の男性。右上腹部の不快感を主訴に来院した。身体所見に異常はない。血液所見:Hb13.8g/dl、白血球5,800。血清生化学所見:総ビリルビン0.9mg/dl、AST30IU/l、ALT32IU/l、γ-GTP48IU/l(基準8~50)。免疫学所見:CRP0.1mg/dl、CA19-9 32U/ml(基準37以下)。腹部超音波写真を以下に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 101A028]←[国試_101]→[101A030

胆嚢癌」

  [★]

gallbladder cancer, carcinoma of the gallbladder
胆道癌胆管癌

疫学

  • 高齢者女性。
  • 60歳代。男女比=1:2

リスクファクター(ガイドラインより)

  • 1. 膵・胆管合流異常
  • 胆管拡張をともなわない膵・胆管合流異常は胆嚢癌のハイリスクファクターである。
  • 膵・胆管合流異常の胆嚢において粘膜過形成,K-ras遺伝子変異,p53蛋白過剰発現が高頻度に認められる
  • 胆嚢癌の発生母地病変として腺腫や異型上皮,腸上皮化生が関与する可能性が報告されている
  • 胆嚢ポリープが10mm以上で,かつ増大傾向を認める場合,または大きさにかかわらず広基性病変では胆嚢癌の頻度が高いと考えられる。

不明

  • 現時点では胆嚢結石と胆嚢癌との直接的因果関係は証明されておらず,無症候性胆嚢結石の場合,長期間経過観察しても胆嚢癌が発生する危険は少ないといえる。
  • 胆嚢壁の石灰化や陶器様胆嚢と胆嚢癌との因果関係は現段階では統一見解がない。
  • 2. 胆嚢腺筋腫症
  • 現時点で胆嚢腺筋腫症が胆嚢癌のリスクファクターであるか否かの結論は得られていない。


早期癌

  • 早期胆嚢癌:組織学的深達度が粘膜(m)・固有筋層(mp)にとどまるもの。リンパ節転移の有無は問わない。癌の先端部がRokitansky-Aschoff sinusに限局していれば、深達度に寄らず粘膜内癌 (YN.B-74)

症状

  • 初期には無症状
  • 腹痛(72%)、黄疸(58%)、体重減少(47%)
  • 黄疸が出現した頃にはかなり進行している

検査

  • CT
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予後

  • 早期癌:op後の累積5年生存率は80%。
  • 進行癌:漿膜下層限局で5年生存率は50%。漿膜波及で10%。

ガイドライン

国試



胆嚢ポリープ様病変」

  [★]

胆嚢ポリープ


胆嚢」

  [★]

gallbladder (Z)
vesica fellea
  • 図:N.290

解剖

  • 胆嚢径:長径8cm x 短径4cm以下
  • 胆嚢壁:3mm以下

胆管

血管

動脈

  • 後上膵十二指腸動脈と胃十二指腸動脈が十二指腸後部の胆管に血液を送る
  • 胆嚢動脈が胆管の近位部に血液を送る
  • 右肝動脈が胆管の中部に血液を送る

静脈

壁構造

胆嚢の収縮

臨床関連

胆嚢の徴候

胆嚢壁の肥厚


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.




ポリープ」

  [★]

polyp
茸腫隆起性病変 protruded lesion
ポリポーシス、消化管ポリポーシス
  • 平坦な表皮や粘膜表面より突出する形で局所的に増殖する病変




嚢」

  [★]

滑液包ブルサポーチ




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