第IX因子

出典: meddic

factor IX, F IX
クリスマス因子 Christmas factor抗血友病因子B antihemophilic factor B AHF-B、血漿トロンボプラスチン成分 plasmathromboplastin component PTC
血液凝固因子血友病B



臨床関連


UpToDate Contents

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和文文献

  • サポートベクターマシンを用いた血友病Bデータベースの解析-アミノ酸置換の第IX因子活性への影響-
  • 青木 謙二,末吉 健二,石橋 太郎,坂本 眞人,古谷 博史
  • 情報処理学会研究報告. MPS, 数理モデル化と問題解決研究報告 2011-MPS-85(7), 1-8, 2011-09-08
  • … B は血液凝固因子の一つである第 IX 因子の異常によって引き起こされる遺伝性疾患である.血友病 B については,患者の遺伝子異常がデータベース化され,血友病 B を分子レベルで組織的に研究することが可能である.本論文は,第 IX 因子のアミノ酸ミスセンス変異において,アミノ酸置換に伴う物理化学的パラメータ (分子体積,疎水性,極性,等電点,残基間接触エネルギー) の変化量を用いてサポー …
  • NAID 110008606637
  • 高齢者心房細動における抗凝固・抗血小板療法の実際
  • 矢坂 正弘
  • 心電図 31(1), 10-17, 2011
  • … 療法を行うことは困難である.抗血小板療法はワルファリン療法禁忌時の次善の策であり,心原性脳塞栓症の予防効果を有さないが,非心原性脳梗塞の予防にはある程度の効果が期待される.抗凝固療法中の重篤な出血性合併症でPT-INRの早急な是正が必要な場合は,第IX因子複合体の投与を考慮する.現在,ワルファリンに代わる経口抗凝固薬として抗トロンビン薬と抗Xa薬の開発が進められ,一部は承認を得ている. …
  • NAID 130001014057

関連リンク

上図のように、第VIII因子または第IX因子を介する反応以外はそれをバイパスする反応 経路があるが、第VIII因子および第IX因子には無い。それゆえ血友病AおよびBは先天 性の凝固障害でも特に重篤な物となる。またX染色体 ...

関連画像

因子である第VIII因子と第IX因子 6.血小板と血液凝固参考文献のNikkei Medical 2000年1 加熱血液凝固第IX因子製剤に

添付文書

薬効分類名

  • 血漿分画製剤(血液凝固因子製剤)

販売名

PPSB-HT静注用200単位「ニチヤク」

組成

  • 本剤は、人血漿中の血液凝固第IX因子複合体を含む凍結乾燥製剤で、1瓶中に下記の成分を含有する。

有効成分

  • 血液凝固第IX因子:200単位

添加物

  • ヘパリンナトリウム:50ヘパリン単位
    クエン酸ナトリウム水和物:120mg
    塩化ナトリウム:48mg

添付溶解液

  • 日本薬局方注射用水:10mL
  • 本剤の主成分である血液凝固第IX因子は、日本において採取された献血血液を原料としている。また、添加物としてブタ腸粘膜由来のヘパリンを使用している。

効能または効果

  • 血液凝固第IX因子欠乏患者の出血傾向を抑制する。
  • 本剤を添付の日本薬局方注射用水10mL(200単位製剤)あるいは25mL(500単位製剤)で溶解し、通常1回血液凝固第IX因子量200〜1,200単位を静脈内に緩徐に注射する。用量は、年齢・症状に応じ適宜増減する。
    [溶解方法については末尾を参照してください。]

輸注速度が速すぎるとチアノーゼ、動悸を起こすことがあるので、ゆっくり注入すること。

慎重投与

IgA欠損症の患者

  • [抗IgA抗体を保有する患者では過敏反応を起こすおそれがある。]

溶血性・失血性貧血の患者

  • [ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある。]

免疫不全患者・免疫抑制状態の患者

  • [ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、持続性の貧血を起こすことがある。]

重大な副作用

アナフィラキシー様症状(頻度不明):

  • アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので、観察を十分に行い異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

DIC(頻度不明):

  • 大量投与によりDICを起こすことがあるので、観察を十分に行い異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

薬効薬理

血友病Bに本剤を投与したところ、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)は、投与直後から著明な改善(短縮)がみられ、投与48時間後でも有意な短縮を示した。1)

本剤の投与により、血友病Bに欠乏している血液凝固第IX因子を補充し、出血を抑制することができる。


★リンクテーブル★
先読みPTC」「factor IX」「Christmas factor
国試過去問100F038」「098H042
リンク元血液凝固因子」「ビタミンK」「第VIII因子」「プロテインC」「血友病
拡張検索先天性第IX因子欠乏症
関連記事I」「」「因子

PTC」

  [★]


factor IX」

  [★]

antihemophilic factor B/Christmas factor/plasma thromboplastin component


Christmas factor」

  [★]

coagulation factors, fac torIX

100F038」

  [★]

  • 5歳の男児。半年前から鼻出血を繰り返すため来院した。他部位に出血傾向は認めない。体温36.6℃。脈拍88/分、整。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常はない。心雑音はなく、呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦で、肝・脾を触れない。血液所見:赤血球380万、Hb10.4g/dl、白血球8,000、血小板15万、出血時間10分(基準7分以下)、プロトロンビン時間12秒(基準10~14)、APTT56.4秒(基準対照32.2)、血小板粘着能に軽度の低下がみられる。
  • 止血療法に最も適しているのはどれか
[正答]


※国試ナビ4※ 100F037]←[国試_100]→[100F039

098H042」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 098H041]←[国試_098]→[098H043

血液凝固因子」

  [★]

coagulation factor (Z), clotting factor, blood coagulation factor, blood coagulation factors
ビタミンK



血液凝固因子

  • PT.261
名称 同義語 分子量

(kDa)

血漿中濃度

(μg/ml)

半減期

(day)

内因系のプロ酵素 XII Hageman因子 80 29 2
  プレカリクレイン Fletcher因子 88 45  
  XI PTA 160 4 2.5
ビタミンK依存 VII proconvertin 50 0.5 0.2
凝固プロ酵素 IX Christmas因子 57 4 1
  X Stuart因子 57 8 1.5
  II プロトロンビン 70 150 3
補助因子 III 組織因子   0  
  血小板ホスホリピド        
  高分子量キニノゲン   120 70  
  V proaccelerin 330 7 1.5
  VIII 抗血友病因子     0.5
フィブリン堆積因子 I フィブリノゲン 340 2500 4.5
  XIII フィブリン安定因子 320 8 7
抑制物質 アンチトロンビンIII   58 150 2.5
  • 標準血液病学 p.217
15種類ある
凝固因子 慣用語・同義語 ビタミンK依存 血液中半減期(hr) 産生器官 染色体座乗部位
I fibrinogen   100-150 肝臓 4q26
II prothronbin 50-80 肝臓 11p141-q12
III tissue thromboplastin     体の各組織 1pter-p21
IV calcium ion     肝臓  
V labile factor/proaccelerin   24 肝臓 1q21-q25
VII stable factor/proconvertin 6 肝臓 13q34
VIII antihemophilic factor   12 細網系? xq28
IX Christmas factor 24 肝臓 xq26.3-q27.2
X Stuart factor 25-60 肝臓 13q34
XI plasma thromboplastin antecedent   40-80 肝臓 4q35
XII Hageman factor   50-70 肝臓 5q33-qter
XIII fibrin stabilizing factor   150 肝臓 6p24-p21.3
prekallikrein Fletcher factor   35 肝臓 4q35
hight molecular weight kininogen Fitzgerold factor   150 肝臓 3q26-qter
von Willebrand factor     24 血管内皮

血小板 糸球体

12pter-p12


産生部位

  • ほとんどが肝臓
  • 例外:

臨床関連


-凝固因子


ビタミンK」

  [★]

vitamin K, VK
ビタミン、(薬剤として存在)フィトナジオン(=ビタミンK1)
  • 図:SPC.360
  • 脂溶性ビタミン
  • 止血薬

種類

生理作用

  • ビタミンKはγ-glutamyl carboxylase(多分、Ca2+を補酵素として用いる酵素の総称で、γ-carboxyglutamate residueを有する)に必要である。
  • 血液凝固に必要な因子の肝臓における生合成を促進 (SPC.360)
  • 促進というより、凝固因子のグルタミン酸をγ-カルボキシグルタミン酸(Gla)に変換しないとセリンプロテアーゼとしての酵素活性を発揮できないということ?
  • 代謝系を介するので、作用の発現は遅い
  • bone Gla proteinやmatrix Gla proteinといった骨の石灰化に関与する蛋白質の補酵素として働いており、またビタミンK1(phylloquinone)やビタミンK2は骨粗鬆症の治療薬として臨床試験が進められている(参考1)。


体内産生

  • 低栄養or肝障害の存在するとき腸内細菌を死滅させるような広域抗生剤の使用 → ビタミンK欠乏症

吸収

  • 胆汁により吸収が媒介される

適応

  • クマリン誘導体による低プロトロンビン血症による出血

==禁忌

臨床関連

特発性乳児ビタミンK欠乏性出血症(乳児ビタミンK欠乏性出血症)
新生児メレナ
閉塞性黄疸、膵臓疾患、小腸疾患(例えばクローン病)、下痢、抗菌薬の長期連用
  • ビタミンKに依存している血液凝固因子の血中半減期は、以下の通りなので、PTでビタミンK欠乏症のスクリーニングが行われるらしい
半減期(hr):F II(50-80) > F X(25-60) > F IX](24) >F VII(6)

参考

  • 1. [charged] ビタミンKの概要 - uptodate [1]




第VIII因子」

  [★]

factor VIII, FVIII
血漿トロンボプラスチン因子 plasma thromboplastin factor PTF
抗血友病グロブリン antihemophilic globulin、抗血友病因子A antihemophilic factor A platelet cofactor I、抗血友病因子
(オクトコグアルファ)コージネイト
(ルリオクトコグアルファ)アドベイト
クロスエイトコンコエイトコンファクト
血液凝固因子血友病
[show details]


存在部位

半減期

  • 12 hr
  • 第IX因子の半減期は24hrなので、血友病A血友病Bより短い間隔で第VIII因子を投与する必要がある。

産生組織

  • 細網系?

肝以外で産生される凝固因子

座乗染色体

  • xq28

臨床関連


プロテインC」

  [★]

protein C
オートプロトロンビンII-A autoprothrombin II-A
プロテインSトロンボモジュリン

生合成

  • 肝臓で生合成される。
  • 生合成はビタミンK依存的である。
肝臓でビタミンK依存的に生合成されるタンパクは第II因子(プロトロンビン)、第VII因子第IX因子第X因子

臨床関連

  • 活性化プロテインC不応症
  • 第V因子にSNPが存在したりする



血友病」

  [★]

hemophilia
血液凝固因子


概念

  • 先天性疾患
  • X染色連鎖性劣性遺伝
  • 血液凝固因子である第VIII因子あるいは第IX因子の減少もしくは欠損による

病態

  • 1歳以降の歩行開始時期の乳幼児期に皮下血腫、関節内出血、口腔内出血など。斑状出血をきたす(二次止血が正常に起こらずに進展するためと考えられる)  ⇔  血小板減少による出血は点状出血
  • 関節内出血(膝関節>足関節>肘関節)。頻度高い → 血友病性関節症
  • 出血(頭蓋内、頚部、脊髄、腹腔内)



先天性第IX因子欠乏症」

  [★]

congenital factor IX deficiency
血友病B

I」

  [★]

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「the 9th letter of the Roman alphabet」
i

PrepTutorEJDIC   license prepejdic

「『私は』私が」

PrepTutorEJDIC   license prepejdic

「iodineの化学記号」

子」

  [★]

child
子供雑種小児小児用

因子」

  [★]

factor
要因要素ファクター



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