眼振

出典: meddic

nystagmus
眼球振盪眼球振盪症
共同眼振律動眼振病的眼振反跳眼振陥没眼振輻輳眼振、注視眼振

概念

  • 眼球の不随意的往復運動
  • 眼振には眼球が緩徐に動く緩徐相と急速に動く急速相からなる。
  • 急速相の方向が眼振の方向である。

分類




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/15 16:43:52」(JST)

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和文文献

  • 単一チャンネル睡眠時脳波による自動睡眠ステージ推定法の評価
  • 中村 英夫,柏木 香保里,吉田 政樹
  • 電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス 111(234), 33-36, 2011-10-06
  • … 本研究の目的は,単一チャンネル脳波による自動睡眠ステージ判定アルゴリズムが,臨床検査技師による終夜ポリソムノグラフィー(PSG)検査により推定された睡眠ステージとの比較評価をすることにある.脳波,眼振図,筋電図や呼吸センサによりなるPSG検査は病院施設における睡眠の質判定法としてよく用いられている.日常生活における長時間計測を可能にするために,本研究グループでは低電力,軽量な単一チャンネル睡眠 …
  • NAID 110008900134
  • めまい--診察法と入院適応 (特集 緊急度・重症度指標--検査施行・入院判断のために) -- (入院適応の指標)
  • 高松 由佳,箕輪 良行
  • 救急医学 35(11), 1537-1540, 2011-10
  • NAID 40019031738

関連リンク

水平性眼振. 眼球振盪(がんきゅうしんとう、英: nystagmus、独: Nystagmus)は、自分 の意思とは関係なく眼球が動く現象。病的なものと生理的なものがある。一般的には眼 振(がんしん)と略して呼ぶことが多い。
めまいの検査の中で最も重要なのが、眼球の動きに異常がないかどうか調べる眼振 検査です。めまいが起きているときは、眼振(眼球が一方に片寄ったあと、中央に戻る 動き)が現れるため、めまいの起こりやすさを診断することができます。

関連画像

電気眼振検査装置赤外線眼振記録システム赤外線眼振記録システム赤外線眼振記録システムめまい治療に携わる皆さまへ 図1:電気眼振図をとるための


★リンクテーブル★
先読み輻輳眼振」「反跳眼振」「共同眼振」「律動眼振
国試過去問104H003」「101A011」「095F008」「105C014」「107A003」「100G074」「103G030」「083B062
リンク元眩暈」「21トリソミー」「多発性硬化症」「低マグネシウム血症」「運動失調
拡張検索陥没眼振」「衝動性眼振」「振子様眼振

輻輳眼振」

  [★]

convergence nystagmus
共同眼振水平眼振律動眼振垂直眼振回転眼振病的眼振振子様眼振反跳眼振陥没眼振


反跳眼振」

  [★]

rebound nystagmus
共同眼振水平眼振律動眼振垂直眼振回転眼振病的眼振振子様眼振陥没眼振輻輳眼振



共同眼振」

  [★]

conjugate nystagmus
水平眼振律動眼振垂直眼振回転眼振病的眼振振子様眼振反跳眼振陥没眼振輻輳眼振


律動眼振」

  [★]

jerk nystagmus
共同眼振水平眼振垂直眼振回転眼振病的眼振振子様眼振反跳眼振陥没眼振輻輳眼振


104H003」

  [★]

  • 髄膜炎が疑われる患者に行う診察法はどれか。
  • a 頚部の筋群の硬さを触診で確認する。
  • b 頭部を左右に振って眼振の出現を確認する。
  • c 首を一側に回旋した際の対側上肢のしびれを確認する。
  • d 仰臥位で頚部を他動的に前屈するときの抵抗感を確認する。
  • e 仰臥位股関節膝関節を90度屈曲位にするときの筋硬直を確認する。
[正答]


※国試ナビ4※ 104H002]←[国試_104]→[104H004

101A011」

  [★]

  • 28歳の女性。1年前から次第に増大する頭部腫瘤を主訴に来院した。頭部の造影CTで頸部交感神経由来の腫瘍が疑われ、摘出術を行うことになった。頭部の写真を以下に示す。
  • 術後合併症として可能性があるのはどれか。2つ選べ。


[正答]
※国試ナビ4※ 101A010]←[国試_101]→[101A012

095F008」

  [★]

  • 40歳の男性。通勤途中の電車の中で、突然、周囲がグルグル回って見えるようになり、体のバランスが保てなくなった。更に嘔気、耳鳴および耳閉惑も出現したので、救急車で来院した。今回は4回目の発作で意識消失はない。この患者にみられる身体症候はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095F007]←[国試_095]→[095F009

105C014」

  [★]

  • a 難聴を伴う。
  • b 眼振は出現しない。
  • c 寝返りで誘発される。
  • d 非回転性のめまいである。
  • e 一過性の意識消失を伴う。


[正答]


※国試ナビ4※ 105C013]←[国試_105]→[105C015

107A003」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 107A002]←[国試_107]→[107A004

100G074」

  [★]

  • 末梢性眩暈の発作時に出現しないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100G073]←[国試_100]→[100G075

103G030」

  [★]

  • 甲状腺機能亢進症でみられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103G029]←[国試_103]→[103G031

083B062」

  [★]

  • (1) 乳幼児に好発する
  • (2) 水痘後に起こりやすい
  • (3) 眼振がみられることが多い
  • (4) 髄液の細胞数は増加する
  • (5) 後遺症がみられることが多い
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

眩暈」

  [★]

げんうん、めまい
vertigo, dizziness
vertigo
めまい発作 dizzy spell
めまい、耳鳴り

めまいの分類

IMD. 276

SOD.134

原因部位による分類

めまいをきたしうる疾患

IMD.277

原因部位と眼振

原因部位の鑑別

研修医当直御法度 症例帳 p.22
  末梢性めまい 中枢性めまい
眼振 水平性 水平性
回転性 回転性
  垂直性
耳鳴、難聴
頭位 増強 軽度変化
カロリックテスト 陰性/低下 正常
意識消失 なし あり
神経症状 あり
IMD.279
  末梢前庭性めまい 中枢性めまい
性状 回転性が多い 回転性は少ない
強さ 強い 軽度
持続時間 数日まで 数日以上
眼振の方向 一方向性 注視方向性
自発眼振の性状 水平回旋性が多 純回旋性、垂直性
固視の影響 抑制される 抑制されない
注視眼振の増強する方向 健側 患側
蝸牛症状 多い
中枢神経症候 なし あり
悪心・嘔吐 軽度~重度 ない or 軽度

疫学

IMD.277
  • 1. 末梢前庭性眩暈:4-5割 → 良性発作性頭位眩暈が多い。
  • 2. 中枢性眩暈  :3割

眩暈、難聴をきたす疾患

    前庭症状 蝸牛症状 特徴
眩暈 難聴 耳鳴
薬剤性 ループ利尿薬 投与歴
アミノグリコシド系抗菌薬 投与歴
感染症 内耳炎  
新生物 小脳橋角部腫瘍 CT, MRI異常
特発性 突発性難聴 単発
特発性 メニエール病 発作性、反復性
特発性 良性発作性頭位眩暈症 ×   特定の頭位で発生。眩暈頭位の反復で減衰
炎症 前庭神経炎 × × 単発

検査

  • 中枢性めまいを疑う → 頭部単純CT
  • 末梢性めまいを疑う → Dix-Hallpike test

参考

  • 1. [charged] Benign paroxysmal positional vertigo - uptodate [1]



21トリソミー」

  [★]

trisomy 21
ダウン症候群 Down症候群 Down syndrome Down's syndromeトリソミー2121番染色体トリソミー 21-トリソミー trisomie 21 autosomale、trisomy G syndrome、蒙古人症 蒙古症 mongolismus モンゴリスムス
染色体核型トリソミー
[show details]

疫学

  • 母体の年齢と関係がある。
  • 20-25歳:1/1600
  • 25-30歳:1/870
  • 30-35歳:1/300

病因

  • 21番染色体が3コピーになる21トリソミーが基本病態。大多数は自然発生する。3種類の核型が存在する。
  • 1.標準型 95% 21番染色体が1本多く、全体が47本となる。
  • 2.転座型  4% 14あるいは21番染色体にRobertson転座する。
  • 3.モザイク型  1% 正常細胞とトリソミー細胞が混在する。

ロバートソン転座による14q,21qを有する21trisomy保因者

  • 13,14,15,,21,22は短腕が短くrRNAしかコードされていないので、これらの染色体の間でロバートソン転座により短腕が失われても問題が起きにくい。ロバートソン転座により染色体が45本になっている人は1000人に1人の割合で存在する。(参考1)
  • 14番と21番染色体でロバートソン転座が起きたとすると、核型はder(14;21)(q10;q10)と表記される。この場合染色体は、14番染色体、21番染色体、der(14;21)(q10;q10)の3本を有することになる。配偶子が減数分裂の際に作られるとき、6つの組み合わせができるという。すなわち、1本のみ( 14, 21, der(14;21)(q10;q10) )の場合および2本( 14+21, der(14;21)(q10;q10) + 14, der(14;21)(q10;q10) + 21 )の場合ができる。このうち、14, 21, der(14;21) + 14 の場合は受精後にモノソミーが生じることになり致死的である。14+21、der(14;21)(q10;q10)の場合は正常となる。問題はder(14;21)(q10;q10) + 21の場合であり、この場合受精後に21の長腕が3つ存在することになりダウン症候群を発症しうる。
  • 転座型ダウン症候群の場合、同胞発生するリスクがある。経験的な危険率は母が保因者の場合10-15%、父親が保因者の場合は2%である。(参考1)

形態

特有な顔貌

  • 眼裂斜上
  • 内眼角贅皮
  • 両眼間解離、耳介低位
  • 鼻根部平坦(鞍鼻)
  • 手掌の猿線

合併症

  • 1. 先天的心疾患
出現頻度:約50% ←特徴
肺高血圧症が合併
動脈管開存症もありうる
  • 2. 消化器奇形
  • 3. 血液疾患
  • transient abnormal myelopoiesis(類白血病反応)
  • 生下時末梢血に芽球細胞が見られる。症状はM7と同じ。2割以下で白血病を引き起こす。
  • blast cell, LDH, WBCが高値であるが2-6ヶ月で正常となる。


参考

  • 1. [charged]Chromosomal translocations, deletions, and inversions - uptodate [2]
  • 2. DOWN SYNDROME
[display]http://omim.org/entry/190685
  • 3. [charged] ダウン症の臨床的特徴および診断 - uptodate [3]




多発性硬化症」

  [★]

multiple sclerosis, MS
脱髄疾患視神経脊髄炎症候群。急性型多発性硬化症 バロー同心円硬化症 Balo's concentric sclerosis
  • first aid step1 2006 p.191,327,332,350,353,358

概念

  • 中枢神経系の原因不明の脱髄疾患
  • 中枢神経系(大脳、小脳、脳幹、視神経)の白質に、多巣性の限局性脱髄疾患が生じ、さまざまな神経症候(空間的多発)が、再発と緩解を繰り返す(時間的多発)のが特徴

病因

  • 遺伝的要因
  • 環境要因

疫学

  • 緯度の高い地方に多発する傾向。(北欧・北米>アジア、アフリカ諸国)
  • 北欧・北米:30-80人/10万人 有病率
  • 日本:1-4人/10万人 有病率
  • 若年に発症(15-50歳で80-90%が発症。30歳がピーク)
  • 男:=1:1.3-3.2
  • HLA-DR2との関連

病理

  • 髄鞘の破壊。軸索、神経細胞は保持される。 ← 希突起膠細胞(oligodendroglia)が破壊される
  • 急性期:炎症性細胞浸潤
  • 慢性期:グリア線維に置換

症状

classical triad

  • 痙性麻痺
  • 感覚障害
  • 視力障害
  • 眼球運動障害
  • 複視、眼振
  • 膀胱直腸障害
  • 脳幹障害
  • 突発性
  • 低頻度
  • 神経心理学的症候:失語、失行、失認
  • 錐体外路症状:硬直、ジストニー

診断

検査

  • CTや核磁気共鳴法など:脱髄巣
  • CT:低吸収
  • MRI
  • T1:低信号
  • T2, FLAIR:高信号
[show details]
  • Gd造影:高信号
  • 髄液:免疫グロブリンの異常
  • 感覚誘発電位:異常

腰椎穿刺、髄液

  • 細胞・蛋白・IgG・ミエリン塩基性蛋白は軽度から中等度上昇
  • 電気泳動:60-80%でオリゴクローナルIgGバンド、ミエリンベーシック蛋白質陽性

治療

  • 急性期:急性増悪期の短縮、障害度の軽減
  • 副腎皮質ステロイド:即効性が期待できステロイドパスル療法として治療が行われる。
  • 血液浄化療法 plasmapheresis(血漿交換療法 PE):
  • 再発防止:再発防止、進行抑制

症例

  • 22歳女性、昨日より突然右の上下肢に力が入らなくなったので驚いて受診した。16歳の時に一過性の視力低下があった。20歳の時には小脳失調になったが数日で回復したという。MRI T2強調画像で白質に多発性の病変が見られる。

USMLE

  • Q book p.244 31

国試

参考

  • 1. 多発性硬化症治療ガイドライン2010
[display]http://www.neurology-jp.org/guidelinem/koukasyo.html
→acrobat reader Xやflash player 10が必要だったり、閲覧に苦労するかも。
  • 2.
[display]http://www.neuroimmunology.jp/MSgaido2009.pdf




低マグネシウム血症」

  [★]

hypomagnesemia
マグネシウム高マグネシウム血症電解質異常

定義

  • 血清中のマグネシウム値低下による症状。
  • 正常範囲以下(1.5mg/dl以下)となった病態  正常範囲は 1.5-2.3 mg/dl

病因

  • 食事摂取量不足
  • 消化管(腸管)からの吸収障害:飢餓状態嘔吐、長期の胃腸液吸引、吸収不良症候群*、急性膵炎*、肝硬変
  • 腎からの排泄増加
  • 体内分布異常


病態生理

症状

  • 神経筋機能の異常:テタニー振戦てんかん発作筋脱力、運動失行、眼振めまい感情鈍麻、うつ、易刺激性、譫妄(delirium)、精神症状 (HIM.2373)
  • 心血管系:不整脈(洞性頻脈、上室性頻拍、心室性不整脈)、PR/QT延長、T波平坦化/陰性T波、ST straightening (HIM.2373)
  • 電解質:低カルシウム血症低カリウム血症 ← 個別に治療しても無駄。マグネシウムを補正する必要がある。1,25(OH)2Dの産生を阻害、細胞にPTHへの耐性をもたせ、さらに<1mg/dLではPTHの分泌を阻害する。 (HIM.2373) また、低マグネシウム血症では尿細管でのカリウム再吸収が低下するらしい。
  • その他:ジギタリス毒性上昇(MgはATPaseの補酵素だからね)

低マグネシウム血症と高マグネシウム血症の比較

低Mg血症、Mg欠乏症 高Mg血症
神経・筋肉 クボステック徴候トルソー徴候テタニー痙攣、筋肉振戦、筋力低下易疲労性アテトーゼ様運動舞踏病様運動眼振めまい運動失調 深部反射低下・消失、瞳孔拡大、平滑筋麻痺、呼吸筋抑制
精神 抑うつ、無欲、著明な不安、興奮 錯乱昏迷
心血管 頻脈、不整脈 PR/QT時間延長、T波平低化、T波拡大、ジギタリス作用増強 徐脈起立性低血圧、心室内伝導障害、PR/QRS/QT時間延長、心停止
消化器 食欲不振嚥下困難 嘔気嘔吐
その他 貧血 皮膚潮紅、末梢温暖


検査

心電図

HIM.2373
  • PR延長
  • QT延長
  • T波:平坦/陰転
  • ST:平坦

合併症



運動失調」

  [★]

ataxia
協調運動障害 incoordination
[[]]

定義

  • 筋の麻痺などがないにもかかわらず、協調運動が障害されるために運動がうまく行えないこと

分類

部位

  • 1. 深部感覚障害(脊髄後索型、脊髄後索性)(脊髄性失調)
  • 深部感覚の伝導路の障害
  • 2. 小脳性運動失調(小脳失調)
  • 小脳、および小脳への入力系および出力系の障害による協調運動障害。
ex. dentatorubrothalamic tract
  • 3. 前庭迷路系の障害(前庭性失調)
  • 起立や歩行に対する平衡障害が中心で、四肢の運動は障害されない。
  • 4. 前頭葉性失調

情報の伝達方向

  • 1. 小脳の求心路(末梢神経から脊髄後索、前庭迷路系)
  • 2. 小脳
  • 3. 小脳からの遠心路

小脳性運動失調と脊髄性運動失調の鑑別

  小脳性運動失調 脊髄性運動失調
深部感覚障害
Romberg徴候
ジスメトリー 最後には目標物に達する  
振戦 企図振戦 粗大振戦
歩行 酩酊様歩行 踵打歩行
言語障害 構音障害
眼振



陥没眼振」

  [★]

retraction nystagmus
nystagmus retractorius
後退眼振、退縮眼振
共同眼振水平眼振律動眼振垂直眼振回転眼振病的眼振振子様眼振反跳眼振輻輳眼振
シルヴィウス水道症候群
  • 眼球が周期的に眼窩内へ陥没する運動



衝動性眼振」

  [★]

jerky nystagmus
律動性眼振
眼振



振子様眼振」

  [★]

pendular nystagmus
眼振






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