染色体異常

出典: meddic

aberration
chromosome aberration, chromosomal aberration, chromosome abnormality, chromosome anomaly
白血病染色体検査


概念

  • 染色体の数および構造の変化

種類

  • 数的異常
  • 倍数性異常
  • 異数性異常
  • 45,XO:Turner症候群 (45X/46XX (モザイク)、46XXq、46XXpもありうる)
  • 45,YO:致死的らしい
  • 47,XXY:Klinefelter症候群 (2個以上のXと1個以上のY:48,XXXY, 49,XXXXY, 46,XY/47,XXYモザイク、48,XXYYなどもありうる)
  • 構造的異常
  • 欠失、逆位、転座、挿入、重複、環状染色体、同腕染色体

流産との関係

  • 全妊娠の10-15%は自然流産であり、自然流産の半数以上は染色体異常が原因である。(QB.P-334)
  • 自然流産児の染色体異常頻度は50-70%、新生児における染色体異常頻度は約1%。


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/28 21:48:46」(JST)

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和文文献

  • 小児科領域における研究と治療の進歩(14)小児循環器疾患の研究と治療の進歩
  • 中西 敏雄
  • 東京女子医科大学雑誌 82(1), 1-6, 2012-02-25
  • … 円錐動脈幹異常顔貌症候群は1976年に東京女子医科大学から報告された染色体異常、先天性心疾患を合併する疾患である.最近の研究で、転写因子TBX1の遺伝子異常が本症候群の責任遺伝子であることがわかった.動脈管は胎児期には開存しており出生後まもなく閉じる血管である.動脈管は酸素で収縮するが、動脈管の開閉に ATP感受性Kチャンネルが関与していることがわかった.また、近年、胎児心エコー診断精度が向上し …
  • NAID 110008802807
  • 著しい多発性膿瘍を形成した血液透析患者の1例
  • 金子 友香,徳山 博文,脇野 修,木田 可奈子,林 松彦,林 晃一,伊藤 裕
  • 日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy 44(10), 1047-1052, 2011-10-28
  • … まれであり,文献的考察を加え報告する.症例は67歳,女性.慢性糸球体腎炎を原病として,慢性腎不全の進行に伴い,1988年に血液透析導入となった.1993年骨髄穿刺の結果骨髄異形成症候群と診断され(染色体異常なし),2007年から適宜赤血球輸血を施行されていた(合計40単位).2010年1月14日血液透析施行中40度の発熱があり,両下肢痛と腰部痛が出現した.インフルエンザ迅速試験陰性で解熱鎮痛薬を処方される …
  • NAID 10029861821
  • 自閉症患者における染色体異常を基にしたモデルマウスの作製と精神疾患へのアプローチ
  • 福本 景太,内匠 透
  • 化学と生物 49(10), 672-677, 2011-10-01
  • NAID 10029757934

関連リンク

染色体異常(せんしょくたいいじょう)とは、染色体の構造異常のこと。またはそれに伴う 障害。この記事では主に医学的な観点からヒトの染色体異常について解説する。 染色体の分離や交叉の機能不全は、深刻な疾患を引き起こしうる。これらは大きく2つに 分類 ...
先天異常と染色体異常、この二つはイコールではありません。 ... 染色体異常はその 原因のひとつにすぎないんです。 .... 流産児や死産児の染色体検査ではほとんどすべて の染色体において異常が発見されますが、新生児となるとトリソミーは13、18、21番 ...

関連画像

写真2:染色体異常 染色体異常 染色体異常の児の例(下図): 69 排卵から着床まで - 流産はどう 染色体異常染色体異常の分類図4 染色体異常(染色体型)の


★リンクテーブル★
先読み白血病
リンク元慢性骨髄性白血病」「放射線障害」「クラインフェルター症候群
関連記事染色体」「染色

白血病」

  [★]

leukemia
造血器腫瘍
see 白血病まとめ.xls, 造血器腫瘍マップ.ppt

疫学

  • 小児:ALL > AML >>> CML, CLL(小児では無)  ← 急性型が多い

分類



慢性骨髄性白血病」

  [★]

chronic myeloid leukemia chronic myelogenous leukemia chronic myelocytic leukemia CML
白血病染色体異常
  • 血液・造血器 081030I
  • first aid step1 2006 p.294,303,304,309,310,

概念

  • 造血幹細胞に遺伝子的な変異が生じ、正常な分化能を保持したまま腫瘍性に増殖し、特に顆粒球系の血球の増殖をきたす。
  • 白血球は著増、血小板は増加するが、赤血球は正常もしくは減少する。
  • 慢性に経過するが、急性転化(blastic crisis)により急性白血病と同様の病態をとりうる。

検査

  • 赤血球:→or↓
  • 白血球:↑↑↑
  • 血小板:↑   → 急性転化例では↓
  • 好中球アルカリホスファターゼ:低値
  • NAPスコア:低下    → 急性転化例では↑
  • 血清ビタミンB12、LDH、尿酸、リゾチーム:高値 → 白血球の破壊による
  • 白血病裂孔:なし → 分化能は保たれているため
  • 染色体:Ph染色体の出現
→ 急性転化例では複数のPh染色体、環状Ph1、形態異常をきたしたPh染色体の出現がみられる(QB.G247)。頻度:複数のPh染色体の出現>トリソミー>17番同腕染色体>19トリソミー?(+19) (WCH.2243)。染色体の変化は血液学的な変化に数ヶ月先だって起こるが、必ずしもblast crisisに繋がるわけではない(WCH.2243)。急性転化例の2/3では骨髄性、1/3でリンパ性にtransformationする。後者の場合、MPO染色陰性、PAS染色陽性、B細胞表面抗原の発現(多くの場合CD10,CD19を発現し,sIgは欠く)、TdT発現(抗体の遺伝子再構成における多様性付与に関与)。(WCH.2243)

治療

イマチニブが第一選択となる。適応があれば同種幹細胞移植。

治療に用いる薬物・治療法

  • イマチニブ
  • 自己幹細胞移植:?
  • 同種幹細胞移植
  • 白血球除去(leukapheresis)・脾摘
  • インターフェロンα:イマチニブが登場する前は、同種幹細胞移植ができない症例において治療の選択肢の一つであった。
  • ヒドロキシウレア:。インターフェロンと併用して使われる。代謝拮抗薬。DNA合成を阻害する。骨髄抑制、二次発癌は稀。
  • シタラビン:Ara-CTPとなり、DNA合成過程のシチジン二リン酸(CDP)還元酵素やDNAポリメラーゼを阻害

慢性期

参考2

移行期

参考2

急性期

参考2
  • 1. myeloid crisisに対してはAML、lymphoid crisisに対してはALLに対する寛解導入療法に準じた化学療法を行う。
  • 2. 同種幹細胞移植

国試

参考

  • 1. 慢性骨髄性白血病 - がんプロ.com
[display]http://www.gan-pro.com/professional/cancer/child-leukemia/chronic-myelogenous-leukemia.html



放射線障害」

  [★]

radiation damage, radiation injury, radiation hazard
放射能症、電離放射線障害 radiolesion ionizing radiation injury放射線の危険性 radiation risk
放射線放射能放射性核種


全身被爆の症状と予後 RNT.322

全身被爆線量 前駆症状(%) 潜伏時間 死因 症状 死亡率(%)
~2 0~50 >3 hr   無症状~軽度の血球現象 0~10
2~10 100 0.5-3 hr 骨髄死 血球現象→感染、出血 0~90
10~20 100 0.5 hr 消化管死 嘔吐・下痢・吐血・下血・脱水 90~100
50 100 several min. 中枢神経死 脳浮腫→けいれん、意識障害 100
*前駆症状:悪心、嘔吐、めまい、全身倦怠感、発熱
  • 末梢の血球への影響はリンパ球>その他の白血球>血小板>赤血球


SUB 449

身体的影響 早期障害 骨髄抑制嘔吐下痢下血放射線宿酔 確定的影響(閾値有り)
皮膚紅斑潰瘍脱毛
不妊、脳浮腫
晩期影響 白内障胎児奇形
遺伝的影響 白血病、癌 確率低影響(閾値無し)
染色体異常など

メモ

111018
  • 放射線による慢性的な障害は、ふくしまの件では微々たるものなのでは?
  • 大気汚染、喫煙、飲酒による健康への障害の方が遙かに大きい。
  • 問題は、放射線への知識が貧弱すぎること(いわゆる文系馬鹿のマスコミが煽る)と、放射線を積極的に回避しづらいことである。
  • 例えば、大気汚染は外出を控えることで避けられるし、喫煙は吸わないこと、副流煙を吸わないことで回避できる。飲酒は飲まなければよい。
  • しかし、放射線からは距離を置く、放射性同位体を含む物を摂取しないことしか回避できない。
  • しかも、どれだけ体内被曝することで、どれだけ生命予後に影響を及ぼすかは不明である。
  • 政府が基準値を定めているが、その値は次々と変更され、疑心暗鬼を生じる原因となってしまった。



クラインフェルター症候群」

  [★]

Klinefelter's syndrome, KS, Klinefelter syndrome
Klinefelter症候群, XXY症候群 XXY syndrome


概念

  • X染色体過剰に由来する性染色体異常症候群
  • 男性性腺機能不全のうち最も多い疾患である。  男性不妊を主訴とした染色体異常の中で最も多く600-1000人中1人に見つかるとされる。

病因

  • 染色体異常
  • 核型:47,XXY(約80%), 48,XXXY, 49,XXXXY, 46,XY/47,XXYモザイク、48,XXYYなど
  • 受精卵の卵割時のX染色体の不分離。
  • 性腺は精巣へ分化し、内性器・外性器は正常に分化するが、精巣機能が正常に作用しない

疫学

  • 発生頻度:男子の1/1,000(男児600出生に1人とも)

症状

  • 無精子症、小睾丸、女性化乳房、高身長、細長い体型、薄い髭・体毛
  • 知能は通常正常。
  • 女性化乳房を呈する症例で男性乳ガンの発生率が高いらしい?

検査

  • 血液検査
  • テストステロン産生不全、ゴナドトロピン高値(LH・FSH高値。精巣の機能が異常ということか?) → 二次性徴の欠如不妊
  • 染色体検査
  • 47,XXY

診断

国試



染色体」

  [★]

chromosome
染色体異常

染色体分析の表記

  • ISCN(1995)(An International System for Human Cytogenetic Nomenclature (1995))

ヒトの染色体

臨床関連

  • 染色体切断症候群



染色」

  [★]

staining
染色法





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