- 英
- mycoplasma pneumonia
- 同
- 寒冷凝集反応陽性肺炎 coldagglutinin-positive pneumonia、オリンピック病 Olympic disease、イートン因子肺炎
- 関
- マイコプラズマ、非定型肺炎。Mycoplasma pneumoniae
概念
- マイコプラズマは人工培地上で発育できる最小の微生物で、一般細菌と異なり細胞壁を欠く。
- Mycoplasma pneumoniaeによる肺炎
- 4年に1度オリンピックの開催年に多発する傾向がみられたためオリンピック病とも呼ばれたが、近年この傾向はあまりみられない。
- 若年者に多く、強い咳嗽と高熱が特徴である。
疫学
- 健康な小児や若年成人の肺炎でよく見られる。
- 好発年齢:5-25歳
潜伏期
感染経路
症状
- 初期には乾性咳嗽
- 発熱、激しい咳嗽、結膜充血、頭痛などを呈する。
- 喀痰が無いことが多い。
検査
- 白血球:増加することは少ない。80~90%の症例で10000/μL以下
- CRP:軽度上昇にとどまる。
- 血中寒冷凝集素価:陽性(256-512倍以上)。約50%の症例で上昇。
- 胸部XP:下肺野に陰影が多い。
- CT:非定型肺炎の陰影を呈する。間質性の炎症像を呈し網状影が主体で、次いで炎症が肺胞領域に及ぶと斑状影となり、いわゆる細葉性の陰影を示す。
診断
- CF法はIgGクラスの抗体を検出
- PA法はIgMクラスの抗体を検出
- たいていの迅速検査ではIgM抗体を検出している。
- 急性期と回復期(2~4週以降)のペア血清を用いて、特異抗体価が4倍以上の上昇を示す
治療
- テトラサイクリン、マクロライド系薬剤が有効。
- ペニシリン系抗菌薬、セフェム系抗菌薬、カルバペネム系抗菌薬は無効。
鑑別
国試
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マイコプラズマ肺炎(マイコプラズマはいえん)はマイコプラズマ(ラテン語:Mycoplasma属の真性細菌 Mycoplasma pneumoniae )を主な原因とした呼吸器系の感染症である。肺炎球菌による肺炎とは異なる種類の肺炎であるということから、非定型肺炎または異型肺炎とも呼ばれているが、異型肺炎の呼び名は使われなくなりつつある。
目次
- 1 疫学
- 2 病原体
- 3 ヒト臨床所見
- 3.1 症状
- 3.2 検査
- 3.3 診断
- 3.4 治療
- 4 予防
- 5 感染症法
- 6 関連項目
- 7 出典
- 8 脚注
- 9 外部リンク
疫学
日本での感染症発生動向調査によれば、一年を通して感染が報告されるが晩秋から早春にかけてが多く、患者の年齢は幼児期、学童期、青年期(5歳から35歳)が中心である。流行は学童から始まり家庭内感染へと広まる。病原体分離例でみると7歳から8歳にピークがある。5歳未満の幼児では、マイコプラズマに感染しても、軽症状か不顕感染の場合が多い。欧米では、寄宿舎、軍隊、サマースクール、学校、家庭内などの閉鎖集団での発生が多いとされている。感染拡大の速度は遅い。感染により免疫を獲得するが生涯続く免疫ではなく、再感染する。
ヒトのほかブタ、ウシでも発生する。
薬剤耐性
2000年にマクロライド系抗生物質への耐性菌株が日本の研究者により分離されて以降、耐性率は上昇を続けている[1]。世界的にも増加を続けている。2011年の北里大学の調査では、80%が耐性菌株と報告されている[2][3]。マクロライド高度耐性菌株は、従来有効とされていたエリスロマイシン(EM)、クラリスロマイシン(CAM)、アジスロマイシン(AZM)等にも明らかに高度耐性化を獲得しており2012年現在で耐性菌株に対し有効な薬剤は、ミノサイクリン(MINO)のみ。
マクロライド耐性化は、rRNA遺伝子のdomain Vにおける変異が原因で、作用標的である23S rRNA遺伝子の変異である。最も多い変異は、2063番目のアデニン(A)がグアニン(G)への変異、の他に2064番目のAがGへ変異した株等が確認されている。
流行像
日本
夏期オリンピックが行われる年に流行する(4年に1度流行する)傾向があるとして「オリンピック熱」とも呼ばれているが、1984年と1988年に大きな流行があった以降は、傾向が崩れている。2000年以降は周期的な流行は観測されず、2005年以降は散発的な小流行が繰り返されていた。 2011年は6月頃から患者数の増加が報告され、過去10年間で最多の感染者数が報告されている[4]。報告数増加の要因は、迅速診断キットの普及や報告対象になっている基幹定点病院に入院を要するような重症例の増加、更に原因菌の耐性化などが挙げられている。
海外
先進諸国でも2000年以後に散発的な小流行が見られたが、2010〜11年頃より欧州や北米、イスラエル等で患者数の急増が報告されている[5][6][7][8]。
病原体
詳細は「マイコプラズマ」を参照
病原体は熱に弱く界面活性剤により失活する。
ヒト臨床所見
- 感染様式:飛沫感染と濃厚接触による接触感染。
- 潜伏期:1から4週間程度(通常は、2から3週間)。
- 血液検査所見:WBC - 10,000 cells/μl以下、CRP - 5mg/dl以下の場合が多い。血沈(ESR):亢進が多い。白血球は増加しない事も多く、1万を越えるのは症例の15%程度とされている[9]
病原体は、粘膜表面の細胞外で増殖する。増殖の結果、気管、気管支、細気管支、肺胞などの気道粘膜上皮を破壊する。特に気管支、細気管支の繊毛上皮が顕著に破壊され、粘膜の剥離、潰瘍の形成がみられる。確定診断の遅れにより重症化することもある[10]。成人は重症化リスクが高く重症化すると胸水貯留、呼吸不全を引き起こす可能性がある。
病原体が気道粘液(痰)に排出されるのは発症前2~8日から起こり、臨床症状発現時に最大となり、高いレベルの排出が1週間程度続き、徐々に減少しながら4~6週間以上病原体の排出は継続する。
症状
初期症状は、風邪症候群様の症状、いわゆる感冒様症状を呈する。発熱、疲労感、頭痛、のどの痛み、消化器症状、咳、発疹など。症状は個人差が大きく咳は、発症初期は喀痰を伴わない「乾いた咳」(dry cough,乾性咳嗽)であるが、時間の経過と共に咳は強くなり、解熱後も1ヶ月程度続くことも珍しくない。年長児や青年では、後期には喀痰を伴う「湿った咳」(wet cough,湿性咳嗽)となることもある。
合併症として中耳炎、関節炎、無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、膵炎、心筋炎、寒冷凝集素症による溶血性貧血、ギラン・バレー症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群などがある。
検査
- 抗原検査
- プライムチェック(アルフレッサファーマ)[11]
- イムノクロマト法により,咽頭ぬぐい液から肺炎マイコプラズマP1蛋白を検出する。P1蛋白は肺炎マイコプラズマが生体細胞に付着する際に用いられる蛋白で,感染局所に高頻度に発現している可能性の高い蛋白。検体抽出液をテストプレートに滴下してからの判定時間は5~15分である。PCR法との比較では感度 91.7%,特異度92.7%と良好な結果となっている。
- リボテスト(極東製薬,テイエフピー)
- イムノクロマト法により,咽頭ぬぐい液から肺炎マイコプラズマのリボソーム蛋白であるL7/L12蛋白を検出する。検体抽出液をテストプレートに滴下してからの判定時間は15~30分である。PCR法との比較では感度57.6%,特異度91.6%である。
- 抗体検査
- イムノカード(テイエフピー)
- セロディア-MYCO II(富士レビオ)
- 遺伝子検査
- Loopamp マイコプラズマP検出試薬キット(栄研化学) - LAMP法で M. pneumoniae DNA を検出する。
診断
迅速性を重視した診断方法は、胸部レントゲン、確定診断は細菌学的、血清診断微粒子凝集(PA)法、遺伝子学的(PCR法やLAMP法)などにて行う。培養が難しく、細菌学的培養には数日間程度の期間を必要とする為、培養検査は現実的ではない。IgM抗体検査(キット)あるいはPCR法による迅速検査が用いられるが、特異抗体の上昇には数日必要で判定の精度は悪い。
現在の日本では、ELISA法は保険診療適用外。鑑別診断が必要な疾患は、クラミジア肺炎、オウム病、肺結核など。
治療
薬剤耐菌で無ければエリスロマイシン、クラリスロマイシン、アジスロマイシンなどのマクロライド系抗生物質[12]が用いられる。ミノサイクリンなどのテトラサイクリン系抗生物質もよく用いられる[9]。
- テトラサイクリン系抗生物質耐性はプラスミドを介して伝播するため、プラスミドやトランスポゾンが機能しないマイコプラズマでは薬剤耐性が伝播しない。また、耐性菌に対しては、ケトライド系(ガレノキサシンなど)、リンコマイシン系、ニューキノロン系薬剤も有効である。細胞壁を持たないため、β-ラクタム系(ペニシリン系、セフェム系)の薬剤は効果がない[9]。
予防
- ヒト:薬剤の予防投与は行われない。また、ワクチンは実用化されていない。
- ブタ:経口ワクチンが使用される。
感染症法
- 感染症法:五類定点把握疾患。(全国約500カ所の基幹定点から毎週報告)1999年4月施行の感染症法により、病原体診断を含んだ発生動向調査が行われている。
- 学校保健安全法:第三種その他の感染症。出席停止について明記された疾患ではない。
関連項目
出典
- IDWR:感染症の話 マイコプラズマ肺炎 -2003年第9週号(2003年2月24日~3月2日)マイコプラズマ肺炎(Mycoplasma pneumonia)-国立感染症研究所感染症情報センター
脚注
- ^ IASR 32-11 肺炎マイコプラズマ, Mycoplasma pneumoniae 国立感染症研究所
- ^ 小児におけるマクロライド系薬耐性Mycoplasma pneumoniaeの大流行 北里大学北里生命科学研究所 病原微生物分子疫学研究室
- ^ 小児におけるマクロライド高度耐性・肺炎マイコプラズマの大流行:掲載日 2011/10/25 国立感染症研究所
- ^ 感染症発生動向調査 週報・月報 速報データ 2011年46週 (PDF) 国立感染症研究所 感染症情報センター
- ^ マイコプラズマ肺炎 2012年9月現在国立感染症研究所
- ^ Mycoplasma pneumoniae Respiratory Illness - Two Rural Counties, West Virginia, 2011MMWR / October 19, 2012 / Vol. 61 / No. 41 pp. 834-838
- ^ Eurosurveillance, Volume 17, Issue 10, 08 March 2012Eurosurveillance, Volume 17, Issue 10, 08 March 2012
- ^ Ongoing epidemic of Mycoplasma pneumoniae infection in Jerusalem, Israel, 2010 to 2012Eurosurveillance, Volume 17, Issue 8, 23 February 2012
- ^ a b c 宮下修行、小司久志、岡三喜男、マイコプラズマ肺炎 日本内科学会雑誌 Vol.94 (2005) No.11 P2261-2266
- ^ 神宮希代子ほか、人工呼吸器管理を必要とした劇症型マイコプラズマ肺炎・細気管支炎の1例 日本内科学会雑誌 Vol.86 (1997) No.6 P1039-1041
- ^ マイコプラズマ抗原 アルフレッサファーマ(株)
- ^ 中村俊夫、中村俊夫:Roxithromycinのマイコプラズマ肺炎に対する臨床的有用性の検討 CHEMOTHERAPY Vol.42 (1994) No.1 P37-41
外部リンク
- マイコプラズマ肺炎 2006年現在IASR Vol.28 No.2(No.324)February 2007 国立感染症研究所 感染症情報センター
- メルクマニュアル家庭版, 市中感染肺炎
- マイコプラズマ肺炎について 横浜市衛生研究所 感染症・疫学情報課
- マイコプラズマによる感染症の集団発生がありました 佐賀県
- 松島敏春:市中肺炎,細菌性肺炎と非定型肺炎の臨床的鑑別法 日本内科学会雑誌 Vol.93 (2004) No.9 P1946-1950</ref>
日本の感染症法における感染症 |
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一類感染症 |
エボラ出血熱 - クリミア・コンゴ出血熱 - 痘そう - 南米出血熱 - ペスト - マールブルグ病 - ラッサ熱
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二類感染症 |
急性灰白髄炎 - 結核 - ジフテリア - 重症急性呼吸器症候群(病原体がコロナウイルス属SARSコロナウイルスであるものに限る) - 中東呼吸器症候群(病原体がコロナウイルス属MERSコロナウイルスであるものに限る) - 鳥インフルエンザ (H5N1) - 鳥インフルエンザ (H7N9)
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三類感染症 |
コレラ - 細菌性赤痢 - 腸管出血性大腸菌感染症 - 腸チフス - パラチフス
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四類感染症 |
E型肝炎 - ウエストナイル熱 - A型肝炎 - エキノコックス症 - 黄熱 - オウム病 - オムスク出血熱 - 回帰熱 - キャサヌル森林病 - Q熱 - 狂犬病 - コクシジオイデス症 - サル痘 - 腎症候性出血熱 - 西部ウマ脳炎 - ダニ媒介脳炎 - 炭疽 - チクングニア熱 - つつが虫病 - デング熱 - 東部ウマ脳炎 - 鳥インフルエンザ(鳥インフルエンザ(H5N1及びH7N9)を除く) - ニパウイルス感染症 - 日本紅斑熱 - 日本脳炎 - ハンタウイルス - Bウイルス病 - 鼻疽 - ブルセラ症 - ベネズエラウマ脳炎 - ヘンドラウイルス感染症 - 発しんチフス - ボツリヌス症 - マラリア - 野兎病 - ライム病 - リッサウイルス感染症 - リフトバレー熱 - 類鼻疽 - レジオネラ症 - レプトスピラ症 - ロッキー山紅斑熱 - 重症熱性血小板減少症候群(病原体がフレボウイルス属SFTSウイルスであるものに限る)
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五類感染症 |
アメーバ赤痢 - ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く) - 急性脳炎(ウエストナイル脳炎、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、東部ウマ脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ脳炎及びリフトバレー熱を除く) - クリプトスポリジウム症 - クロイツフェルト・ヤコブ病 - 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 - 後天性免疫不全症候群 - ジアルジア症 - 先天性風しん症候群 - 梅毒 - 破傷風 - バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症 - バンコマイシン耐性腸球菌感染症 - 風しん - 麻しん - 侵襲性インフルエンザ菌感染症 - 侵襲性髄膜炎菌感染症 - 侵襲性肺炎球菌感染症 - RSウイルス感染症 - 咽頭結膜熱 - A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 - 感染性胃腸炎 - 水痘 - 手足口病 - 伝染性紅斑 - 突発性発しん - 百日咳 - ヘルパンギーナ - 流行性耳下腺炎 - インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く) - 急性出血性結膜炎 - 流行性角結膜炎 - 性器クラミジア感染症 - 性器ヘルペスウイルス感染症 - 尖圭コンジローマ - 淋菌感染症 - クラミジア肺炎(オウム病を除く) - 細菌性髄膜炎 - マイコプラズマ肺炎 - 無菌性髄膜炎 - ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 - メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 - 薬剤耐性アシネトバクター感染症 - 薬剤耐性緑膿菌感染症
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気道感染 |
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上気道 |
風邪
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- ライノウイルス
- アデノウイルス
- パラインフルエンザウイルス
- RSウイルス
- コロナウイルス
- エコーウイルス
- エンテロウイルス
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喉頭炎
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咽頭炎
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下気道 |
急性細気管支炎
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肺炎 |
原因
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定型肺炎
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グラム陽性
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グラム陰性
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- 肺炎桿菌
- インフルエンザ菌
- モラクセラ
- 大腸菌
- 緑膿菌
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非定型肺炎
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ウイルス性
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- RSウイルス
- インフルエンザ肺炎
- 重症急性呼吸器症候群
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肺真菌症
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- ニューモシスチス肺炎
- クリプトコッカス症
- アスペルギルス症
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- レジオネラ菌
- マイコプラズマ
- クラミジア肺炎
- オウム病
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抗酸菌症
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機序
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病態
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胸壁 |
膿胸
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Japanese Journal
- 新川 泰子,西村 直子,鈴木 道雄,成田 敦,山本 康人,小山 慎郎,尾崎 隆男
- 小児感染免疫 22(2), 139-143, 2010-07-01
- NAID 10026902514
- P2-1-5 乾性咳嗽で外来受診した患者の喘息および百日咳,マイコプラズマ,肺炎クラミジア感染症に関する検討(P2-1アレルギー疾患の疫学・統計1,一般演題,第22回日本アレルギー学会春季臨床大会)
- 白井 亮,横山 敦,岡 宏亮,岩田 敦子,大谷 哲史,吉岡 大介,梅木 健二,石井 寛,岸 建志,門田 淳一
- アレルギー 59(3・4), 393, 2010-04-10
- NAID 110008015421
- P1-7-5 気管支喘息の発症要因としてマイコプラズマ肺炎が及ぼす影響 : ロイコトリエンの関連について(P1-7気管支喘息病態2,一般演題,第22回日本アレルギー学会春季臨床大会)
Related Links
- マイコプラズマ肺炎は、飛沫感染による濃厚感染であり、学校、幼稚園、保育所、家庭など閉鎖的な環境で、地域的に流行します。乾性~湿性の咳が長期にわたって続き、発熱、痰、のどの痛み、鼻症状などもみられます。初秋から冬に多発 ...
- 流行は? マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)という微生物によって引き起こされます。このマイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)の感染は、咽頭炎・気管支炎・肺炎(マイコプラズマ肺炎 : しばしば非定型 ...
- 特徴: マイコプラズマ肺炎はウイルスと細菌の中間に位置する 病原体であるマイコプラズマ・ニューモニエの感染でおこる肺炎で次のような特徴を持つ。マイコプラズマ・ニューモニエの性状については治療の項を参照。
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★リンクテーブル★
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- 65歳の女性。繰り返す発熱、咳嗽および呼吸困難のため入院中である。10日前に発熱、咳嗽および呼吸困難のため来院した。胸部エックス線写真で全肺野に陰影が認められたため、ニューキノロン系薬を処方された。治療開始後1週間経過したが症状が増悪したため入院となった。入院後、血液培養や喀痰培養から原因菌は検出されなかった。ペニシリン系抗菌薬を投与され、5日後には症状および胸部エックス線写真の所見が改善したため退院となった。しかし、帰宅した翌日に発熱、咳嗽および呼吸困難が再発し、再度入院となった。喫煙歴はない。再入院時、意識は清明。身長 153cm、体重 53kg。体温 38.0℃。脈拍 84/分、整。血圧 120/70mmHg。呼吸数 28/分。SpO2 88%(room air)。頸静脈の怒張を認めない。心音に異常を認めない。呼吸音は背部にfine cracklesを聴取する。下腿に浮腫を認めない。血液所見:赤血球 486万、Hb 13.9g/dL、Ht 41%、白血球 9,800(桿状核好中球 9%、分葉核好中球 53%、好酸球1%、好塩基球1%、単球5%、リンパ球 31%)、血小板 26万。血液生化学所見:LD 280IU/L(基準 176~353)、尿素窒素 9.6mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL。CRP 4.5mg/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.48、PaCO2 35Torr、PaO2 60Torr、HCO3- 25mEq/L。再入院時の胸部エックス線写真(別冊No. 17A)と胸部CT(別冊No. 17B)とを別に示す。
- 可能性の高い疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110I053]←[国試_110]→[110I055]
[★]
- 28歳の女性。急性骨髄性白血病のため、HLA一致の兄から同種骨髄移植を受け、70日が経過している。急性GVHDは皮膚のみI度であったが、移植後56日から38℃前後の発熱と持続する咳とが出現し、右背部痛も伴うようになった。意識は清明。体温38.4℃。脈拍96/分、整。血圧122/74mmHg。心雑音はない。右中肺野にcoarse cracklesを聴取する。肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球324万、Hb10.1g/dl、Ht31%、網赤血球1.2%(12‰)、白血球3,600(桿状核好中球5%、分葉核好中球36%、好酸球3%、好塩基球1%、単球12%、リンパ球43%)、血小板7.3万。血清生化学所見:総蛋白6.1g/dl、アルブミン3.2g/dl、尿素窒素18mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl、尿酸4.1mg/dl、総ビリルビン1.2mg/dl、直接ビリルビン0.4mg/dl、AST32IU/l、ALT391U/l、LDH320IU/l(基準176~353)、ALP116IU/l(基準260以下)、Na134mEq/l、K4.2mEq/l、Cl 102mEq/l。免疫学所見:CRP12.8mg/dl、β-D-グルカン35pg/ml(基準20以下)、ツベルクリン反応陰性。胸部エックス線写真を以下に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101G057]←[国試_101]→[101G059]
[★]
- 53歳の女性。血痰を主訴に来院した。半年前から咳嗽と喀痰とを自覚していたがそのままにしていた。2週前から血痰があった。発熱はない。毎年の健康診断時に胸部エックス線写真で異常を指摘されていたが、変化を認めないため治療は受けていなかった。身長150cm、体重37kg。体温36.8℃。脈拍68/分、整。血圧112/66mmHg。呼吸数16/分。SpO2 96%(room air)。右前胸部にcoarse cracklesを聴取する。喀痰検査:Ziehl-Neelsen染色でGaffky3号。血液所見:赤血球356万、Hb 12.1g/dl、Ht 32%、白血球5,700(桿状核好中球15%、分葉核好中球45%、好酸球1%、単球14%、リンパ球25%)、血小板22万。CRP 1.0mg/dl。結核菌特異的全血インターフェロンγ遊離測定法(IGRA)は陰性。胸部エックス線写真で気管支拡張所見を認めるが、1年前の健康診断時の所見と変化を認めない。肺野条件の胸部単純CT(別冊No.8)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D026]←[国試_107]→[107D028]
[★]
- 21歳の男性。発熱と強い咳嗽とを主訴に来院した。生来健康であったが、1週前から出現した症状が近医での投薬にもかかわらず持続している。喀痰は少ない。既往歴に特記すべきことはないが、家族に同様の症状を示すものがいる。意識は清明。身長180cm、体重70kg。体温39.0℃。脈拍64/分、整。血圧128/68mmHg。心雑音はない。左背部に軽度のcoarse cracklesを聴取する。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤沈26mm/1時間、赤血球510万、Hb13.4g/dl、白血球8,900、血小板22万。血清生化学所見:AST42IU/l、ALT35IU/l。CRP6.8mg/dl。胸部エックス線写真と胸部単純CTとを以下に示す。
- 抗菌薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [101A055]←[国試_101]→[101A057]
[★]
- 24歳の女性。発熱、咳および倦怠感を主訴に来院した。基礎疾患はなく、ペットは飼っていない。最近の旅行歴もない。職場に同じ症状を先に示した同僚が2人いた。10日前から38.5℃の発熱、咳および倦怠感が出現した。気管支炎と診断されてペニシリン系抗菌薬が4日間、次いでセフェム系抗菌薬が4日間投与されたが発熱は持続し、喀痰は少ないものの咳が増強してきた。胸背部皮膚に散在する小紅斑を認める。血液所見:赤沈52mm/1時間、赤血球413万、Hb12.0g/dl、白血球5,200、血小板20万。血清生化学所見:AST60単位、ALT72単位。CRP6.2mg/dl。胸部エックス線写真を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [100A017]←[国試_100]→[100A019]
[★]
- 78歳の女性。高熱、咳および喀痰を主訴に来院した。5日前にA温泉旅館に一緒に宿泊した友人10名のうちの1人に同じ症状があると聞き心配になったと言う。胸部エックス線写真では多発性陰影が認められた。同日、保健所から医療機関に「A温泉旅館の過去1か月間の宿泊客2,540名のうち15名が同じ症状を持っていることが判明し、また患者喀痰と温泉の浴槽水とを調べたところ検出された菌の遺伝子が一致した」との連絡があった。
[正答]
※国試ナビ4※ [102I067]←[国試_102]→[102I069]
[★]
- 38歳の男性。発熱、乾性咳嗽および呼吸困難で緊急入院した。口腔カンジダ症を認める。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air)pH 7.41、PO2 60 Torr、PCO2 28Torr、HCO3 17mEq/lであった。誘発喀痰のGrocott染色で原虫嚢子が確認された。胸部エックス線写真では、両肺にすりガラス様陰影を認める。患者の同意を得て実施したヒト免疫不全ウイルス(HIV)抗体検査は陽性である。診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095G057]←[国試_095]→[095G059]
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[正答]
※国試ナビ4※ [098I016]←[国試_098]→[098I018]
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- 10歳の女児。咳と発熱とを主訴に来院した。7日前から咳嗽が出現し、次第に増強している。4日前から38℃台の熱が続き、市販の感冒薬を服用している。本日、躯幹に発疹が出てきた。咽頭は軽度の発赤を認める。口腔粘膜に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
- 病原体として考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103I062]←[国試_103]→[103I064]
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[正答]
※国試ナビ4※ [109A003]←[国試_109]→[109A005]
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[正答]
※国試ナビ4※ [107D017]←[国試_107]→[107D019]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103G021]←[国試_103]→[103G023]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [114B023]←[国試_114]→[114B025]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [109I029]←[国試_109]→[109I031]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097B018]←[国試_097]→[097B020]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100G078]←[国試_100]→[100G080]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101F074]←[国試_101]→[101F076]
[★]
- 吸気時のみでなく呼気時の胸部X線撮影を行った方がよいのはどれ
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[★]
- 関
- 感染症法、法令
第1条
(五類感染症)
第三章 感染症に関する情報の収集及び公表
(医師の届出)
第4条
- 3 法第十二条第一項第二号に規定する厚生労働省令で定める五類感染症(法第十二条第一項の規定により、当該感染症の患者について届け出なければならないものに限る。)は、次に掲げるものとする。
- 一 アメーバ赤痢
- 二 ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く。)
- 三 急性脳炎(ウエストナイル脳炎、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、東部ウマ脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ脳炎及びリフトバレー熱を除く。)
- 四 クリプトスポリジウム症
- 五 クロイツフェルト・ヤコブ病
- 六 劇症型溶血性レンサ球菌感染症
- 七 後天性免疫不全症候群
- 八 ジアルジア症
- 九 髄膜炎菌性髄膜炎
- 十 先天性風しん症候群
- 十一 梅毒
- 十二 破傷風
- 十三 バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症
- 十四 バンコマイシン耐性腸球菌感染症
- 十五 風しん
- 十六 麻しん
(指定届出機関の指定の基準)
第6条
- 法第十四条第一項 に規定する厚生労働省令で定める五類感染症は、次の表の各項の上欄に掲げるものとし、同項 に規定する五類感染症の発生の状況の届出を担当させる指定届出機関の指定は、地域における感染症に係る医療を提供する体制、保健所の設置の状況、人口等の社会的条件、地理的条件等の自然的条件その他の地域の実情を勘案して同欄に掲げる五類感染症の区分(以下この条並びに次条第一項及び第三項において「五類感染症指定区分」という。)に応じ、原則として当該各項の下欄に定める病院又は診療所のうち当該五類感染症指定区分の感染症に係る指定届出機関として適当と認めるものについて行うものとする。
(感染症の発生の状況及び動向の把握)
第7条
- 法第十四条第二項 の届出は、当該指定届出機関に係る五類感染症指定区分の感染症の患者又はこれらにより死亡した者については診断し、又は検案した日の属する週の翌週(診断し、又は検案した日が日曜日の場合にあっては、当該診断し、又は検案した日の属する週)の月曜日(前条第一項の表の四の項の上欄に掲げる五類感染症、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症、薬剤耐性アシネトバクター感染症又は薬剤耐性緑膿菌感染症に係るものにあっては、診断した日の属する月の翌月の初日)に、当該指定届出機関に係る疑似症指定区分の疑似症の患者については直ちに行うものとする。ただし、次に掲げる場合は、当該届出をすることを要しない。
- 一 当該指定届出機関(患者を三百人以上収容する施設を有する病院であって、その診療科名中に内科及び外科を含むもののうち、都道府県知事が指定するものに限る。)に係る前条第一項の表の二の項の上欄に掲げる五類感染症の患者に係るものにあっては、当該患者が入院を要しないと認められる場合
- 二 当該指定届出機関に係る疑似症指定区分の疑似症の患者に係るものにあっては、当該疑似症が二類感染症、三類感染症、四類感染症又は五類感染症の患者の症状であることが明らかな場合
- 2 法第十四条第二項 に規定する厚生労働省令で定める事項は、前条第一項の表の二の項の上欄に掲げる五類感染症に係るものについて前項第一号の指定届出機関が届け出る場合にあっては診断した患者に係る集中治療室及び人工呼吸器の使用の有無並びに脳波検査その他急性脳症の発症の有無を判断するために必要な検査の実施に関する事項とし、前条第一項の表の五の項の上欄に掲げる五類感染症に係るものにあっては原因となった病原体の名称及びその識別のために行った検査の方法とする。
- 3 法第十四条第三項 に規定する報告は、五類感染症指定区分の感染症の患者又はこれらにより死亡した者に係るものについては同条第二項 に規定する届出を受けた後七日以内に、疑似症指定区分の疑似症の患者に係るものについては直ちに行うものとする。
法令
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則(平成十年十二月二十八日厚生省令第九十九号)
- http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H10/H10F03601000099.html
[★]
- 関
- 細菌
[★]
- 英
- pertussis
- ラ
- pertussis
- 同
- whooping cough, tussis convulsiva
- 関
- レプリーゼ、細菌、マイコプラズマ肺炎
概念
病原菌
潜伏期
感染期間
- SPE.362
- カタル期~第4週まで → 抗菌薬投与により感染期間を抗菌薬投与後5日間に短縮できる。
症候
- カタル期:1-2週間:伝染力が強い。鼻汁、咳などの普通感冒様症状が次第に増悪。検査上、白血球増多が見られる
- 痙咳期:2-6週間:レプリーゼ(連続した咳(staccato)と吸気時の笛音(whoop))。咳発作は夜間に強い。乳児期には無呼吸発作。百日咳顔貌(顔面紅潮、眼瞼浮腫、結膜充血)。重症化で百日咳脳症
- 回復期:2-3週間:特有の咳が弱まってくる。
合併症
検査
- 血液検査:末梢血白血球増多(リンパ球優位)、CRP正常
- 画像検査
診断
- 確定診断:喀痰・後鼻腔の擦過検体で百日咳菌の分離培養、PCR法による同定、あるいはペア血清による免疫血液学検査による。
鑑別疾患
治療
- マクロライド系抗菌薬(エリスロマイシンが第一選択)を7-14日間。カタル期の投与により咳発作を軽減できる。痙咳期の投与により感染期間を5日に短縮できる。(SPE.393)
- エリスロマイシンの他、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、テトラサイクリン、ドキシサイクリン、ST合剤も用いられる。
- PED.596
- SPE.363
- マクロライド系抗菌薬を7-14日間投与。カタル期から投与すると咳発作を軽減でき、痙咳期の投与により感染期間を5日間に短縮できる。
感染経路
予防接種
参考
- 1. 日本の定期/任意予防接種スケジュール(20歳未満)
- http://idsc.nih.go.jp/vaccine/dschedule/Imm11-01JP.gif
国試
[★]
- 英
- fever type, fever pattern
熱型
[★]
- 英
- cold agglutinin disease CAD
- 同
- 寒冷赤血球凝集素症 cold-hemagglutinin disease CHAD、寒冷凝集素病
- 関
- 寒冷凝集素、自己免疫性溶血性貧血
[show details]
病因
国試
[★]
- 英
- pneumonia pneumonitis
- 関
疫学
- 日本の肺炎の受療率は人口10万対3、死亡率は人口10万対7。死因順位は第4位である。
- 受療率・罹患率共に高齢になるに従い急激に増加し、85歳以上の男性では死因第2位、90歳以上の男性では死因第1位となる(ガイドライン1)。
- 死亡者の95%以上が高齢者である。
- 年代と病原体
日本における肺炎の年齢階級別受療率と死亡率(人口10 万対,2002 年)
- ガイドライン1 2004 年「国民衛生の動向」 改変
|
年齢階級
|
総数
|
15~
|
25~
|
35~
|
45~
|
55~
|
65~
|
75~
|
85~
|
90~
|
19
|
29
|
39
|
49
|
59
|
69
|
79
|
89
|
|
受療率
|
外来
|
6
|
3
|
4
|
3
|
3
|
6
|
7
|
14
|
21
|
21
|
入院
|
19
|
2
|
3
|
2
|
3
|
7
|
21
|
86
|
309
|
489
|
死亡率
|
男性
|
76.4
|
0.5
|
0.5
|
1.5
|
4.6
|
15.2
|
69.2
|
339
|
2087
|
4317
|
女性
|
62.7
|
0.3
|
0.5
|
0.9
|
1.9
|
5.6
|
22.4
|
144
|
934
|
2291
|
総数
|
69.4
|
0.4
|
0.5
|
1.2
|
3.2
|
10.3
|
44.6
|
249
|
1291
|
2787
|
分類
発症の場
原因
病理
- 上気道から連続的に下気道へ、あるいは、直接下気道に及んでいる。炎症は上皮に包まれた管腔内
肺炎の比較
ガイドライン
[★]
- 関
- 炎光、炎症
[★]
- 英
- plasma
- 関
- 血漿、新鮮凍結血漿