マイコプラズマ肺炎

出典: meddic

mycoplasma pneumonia
寒冷凝集反応陽性肺炎 coldagglutinin-positive pneumoniaオリンピック病 Olympic disease
マイコプラズマ非定型肺炎


診断

  • 血清学的検査
  • CF法はIgGクラスの抗体を検出
  • PA法はIgMクラスの抗体を検出
  • たいていの迅速検査ではIgM抗体を検出している。

国試



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/01/10 23:05:15」(JST)

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和文文献

  • ステロイド投与が奏効したマイコプラズマ肺炎の検討
  • 新川 泰子,西村 直子,鈴木 道雄,成田 敦,山本 康人,小山 慎郎,尾崎 隆男
  • 小児感染免疫 22(2), 139-143, 2010-07-01
  • NAID 10026902514
  • P2-1-5 乾性咳嗽で外来受診した患者の喘息および百日咳,マイコプラズマ,肺炎クラミジア感染症に関する検討(P2-1アレルギー疾患の疫学・統計1,一般演題,第22回日本アレルギー学会春季臨床大会)
  • 白井 亮,横山 敦,岡 宏亮,岩田 敦子,大谷 哲史,吉岡 大介,梅木 健二,石井 寛,岸 建志,門田 淳一
  • アレルギー 59(3・4), 393, 2010-04-10
  • NAID 110008015421
  • P1-7-5 気管支喘息の発症要因としてマイコプラズマ肺炎が及ぼす影響 : ロイコトリエンの関連について(P1-7気管支喘息病態2,一般演題,第22回日本アレルギー学会春季臨床大会)
  • 渡邉 秀裕,角田 篤郎,宇留間 友宣,石井 博司,田崎 厳,近藤 哲理
  • アレルギー 59(3・4), 389, 2010-04-10
  • NAID 110008015404

関連リンク

マイコプラズマ肺炎は、飛沫感染による濃厚感染であり、学校、幼稚園、保育所、家庭など閉鎖的な環境で、地域的に流行します。乾性~湿性の咳が長期にわたって続き、発熱、痰、のどの痛み、鼻症状などもみられます。初秋から冬に多発 ...
流行は? マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)という微生物によって引き起こされます。このマイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)の感染は、咽頭炎・気管支炎・肺炎(マイコプラズマ肺炎 : しばしば非定型 ...
特徴: マイコプラズマ肺炎はウイルスと細菌の中間に位置する 病原体であるマイコプラズマ・ニューモニエの感染でおこる肺炎で次のような特徴を持つ。マイコプラズマ・ニューモニエの性状については治療の項を参照。

関連画像

マイコプラズマ肺炎マイコプラズマ肺炎の画像-p1_36 ブログパーツ図3マイコプラズマ肺炎小児・若年成人が中心


★リンクテーブル★
先読み非定型肺炎
国試過去問101G058」「107D027」「101A056」「100A018」「102I068」「095G058」「098I017」「103I063」「107D018」「103G022」「097B019」「100G079」「101F075」「081B075
リンク元感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則」「特殊な細菌」「百日咳」「熱型」「寒冷凝集素症
関連記事肺炎」「」「プラズマ」「マイコプラズマ

非定型肺炎」

  [★]

atypical pneumonia PAP
原発性異型肺炎 primary atypical pneumonia


定義

  • 細菌が検出できない肺炎の総称

特徴

  • 胸部X線画像で、陰影が淡く、両側性、skip lesionなどが非定型的であり、βラクタム薬が無効であることが特徴

病因

症状

  • 乾性咳嗽、発熱

検査所見

  • 胸部X線画像:間質性陰影 →普通の肺炎では影は見られない

診断

細菌性肺炎と非定型肺炎の鑑別

  • 1. 年齢60歳未満
  • 2. 基礎疾患がない、あるいは軽微
  • 3. 頑固な咳がある
  • 4. 胸部聴診所見が乏しい
  • 5. 痰がない、あるいは、迅速診断法で原因菌が証明されない
  • 6. 末梢血白血球数が10,000/uL未満である

上記6項目を使用した場合

  • 4項目以上合致:非定型肺炎疑い
  • 3項目以下:細菌性肺炎疑い
(感度:77.9%、特異度:93.0%)

上記の1.-5.までの5項目を使用した場合

  • 3項目以上合致:非定型肺炎疑い
  • 2項目以下:細菌性肺炎疑い
(感度:83.9%、特異度:87.0%)



101G058」

  [★]

  • 28歳の女性。急性骨髄性白血病のため、HLA一致の兄から同種骨髄移植を受け、70日が経過している。急性GVHDは皮膚のみI度であったが、移植後56日から38℃前後の発熱と持続する咳とが出現し、右背部痛も伴うようになった。意識は清明。体温38.4℃。脈拍96/分、整。血圧122/74mmHg。心雑音はない。右中肺野にcoarse cracklesを聴取する。肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球324万、Hb10.1g/dl、Ht31%、網赤血球1.2%(12‰)、白血球3,600(桿状核好中球5%、分葉核好中球36%、好酸球3%、好塩基球1%、単球12%、リンパ球43%)、血小板7.3万。血清生化学所見:総蛋白6.1g/dl、アルブミン3.2g/dl、尿素窒素18mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl、尿酸4.1mg/dl、総ビリルビン1.2mg/dl、直接ビリルビン0.4mg/dl、AST32IU/l、ALT391U/l、LDH320IU/l(基準176~353)、ALP116IU/l(基準260以下)、Na134mEq/l、K4.2mEq/l、Cl 102mEq/l。免疫学所見:CRP12.8mg/dl、β-D-グルカン35pg/ml(基準20以下)、ツベルクリン反応陰性。胸部エックス線写真を以下に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 101G057]←[国試_101]→[101G059

107D027」

  [★]

  • 53歳の女性。血痰を主訴に来院した。半年前から咳嗽と喀痰とを自覚していたがそのままにしていた。2週前から血痰があった。発熱はない。毎年の健康診断時に胸部エックス線写真で異常を指摘されていたが、変化を認めないため治療は受けていなかった。身長150cm、体重37kg。体温36.8℃。脈拍68/分、整。血圧112/66mmHg。呼吸数16/分。SpO2 96%(room air)。右前胸部にcoarse cracklesを聴取する。喀痰検査:Ziehl-Neelsen染色でGaffky3号。血液所見:赤血球356万、Hb 12.1g/dl、Ht 32%、白血球5,700(桿状核好中球15%、分葉核好中球45%、好酸球1%、単球14%、リンパ球25%)、血小板22万。CRP 1.0mg/dl。結核菌特異的全血インターフェロンγ遊離測定法(IGRA)は陰性。胸部エックス線写真で気管支拡張所見を認めるが、1年前の健康診断時の所見と変化を認めない。肺野条件の胸部単純CT(別冊No.8)を別に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 107D026]←[国試_107]→[107D028

101A056」

  [★]

  • 21歳の男性。発熱と強い咳嗽とを主訴に来院した。生来健康であったが、1週前から出現した症状が近医での投薬にもかかわらず持続している。喀痰は少ない。既往歴に特記すべきことはないが、家族に同様の症状を示すものがいる。意識は清明。身長180cm、体重70kg。体温39.0℃。脈拍64/分、整。血圧128/68mmHg。心雑音はない。左背部に軽度のcoarse cracklesを聴取する。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤沈26mm/1時間、赤血球510万、Hb13.4g/dl、白血球8,900、血小板22万。血清生化学所見:AST42IU/l、ALT35IU/l。CRP6.8mg/dl。胸部エックス線写真と胸部単純CTとを以下に示す。
  • 抗菌薬として適切なのはどれか。2つ選べ。


[正答]
※国試ナビ4※ 101A055]←[国試_101]→[101A057

100A018」

  [★]

  • 24歳の女性。発熱、咳および倦怠感を主訴に来院した。基礎疾患はなく、ペットは飼っていない。最近の旅行歴もない。職場に同じ症状を先に示した同僚が2人いた。10日前から38.5℃の発熱、咳および倦怠感が出現した。気管支炎と診断されてペニシリン系抗菌薬が4日間、次いでセフェム系抗菌薬が4日間投与されたが発熱は持続し、喀痰は少ないものの咳が増強してきた。胸背部皮膚に散在する小紅斑を認める。血液所見:赤沈52mm/1時間、赤血球413万、Hb12.0g/dl、白血球5,200、血小板20万。血清生化学所見:AST60単位、ALT72単位。CRP6.2mg/dl。胸部エックス線写真を以下に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 100A017]←[国試_100]→[100A019

102I068」

  [★]

  • 78歳の女性。高熱、咳および喀痰を主訴に来院した。5日前にA温泉旅館に一緒に宿泊した友人10名のうちの1人に同じ症状があると聞き心配になったと言う。胸部エックス線写真では多発性陰影が認められた。同日、保健所から医療機関に「A温泉旅館の過去1か月間の宿泊客2,540名のうち15名が同じ症状を持っていることが判明し、また患者喀痰と温泉の浴槽水とを調べたところ検出された菌の遺伝子が一致した」との連絡があった。
  • 最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102I067]←[国試_102]→[102I069

095G058」

  [★]

  • 38歳の男性。発熱、乾性咳嗽および呼吸困難で緊急入院した。口腔カンジダ症を認める。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air)pH 7.41、PO2 60 Torr、PCO2 28Torr、HCO3 17mEq/lであった。誘発喀痰のGrocott染色で原虫嚢子が確認された。胸部エックス線写真では、両肺にすりガラス様陰影を認める。患者の同意を得て実施したヒト免疫不全ウイルス(HIV)抗体検査は陽性である。診断はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095G057]←[国試_095]→[095G059

098I017」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 098I016]←[国試_098]→[098I018

103I063」

  [★]

  • 10歳の女児。咳と発熱とを主訴に来院した。7日前から咳嗽が出現し、次第に増強している。4日前から38℃台の熱が続き、市販の感冒薬を服用している。本日、躯幹に発疹が出てきた。咽頭は軽度の発赤を認める。口腔粘膜に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
  • 病原体として考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103I062]←[国試_103]→[103I064

107D018」

  [★]

  • 病歴疾患の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 107D017]←[国試_107]→[107D019

103G022」

  [★]

  • 疾患と治療薬の組合せで正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103G021]←[国試_103]→[103G023

097B019」

  [★]

  • 肺に膿瘍を生じやすいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097B018]←[国試_097]→[097B020

100G079」

  [★]

  • 血痰をきたしやすいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100G078]←[国試_100]→[100G080

101F075」

  [★]

  • 肺に空洞を形成しやすいのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 101F074]←[国試_101]→[101F076

081B075」

  [★]

  • 吸気時のみでなく呼気時の胸部X線撮影を行った方がよいのはどれ
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則」

  [★]

感染症法法令

第1条

五類感染症

 第三章 感染症に関する情報の収集及び公表

(医師の届出)

第4条

  • 3 法第十二条第一項第二号に規定する厚生労働省令で定める五類感染症(法第十二条第一項の規定により、当該感染症の患者について届け出なければならないものに限る。)は、次に掲げるものとする。
  • 一 アメーバ赤痢
  • 二 ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く。)
  • 三 急性脳炎(ウエストナイル脳炎、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、東部ウマ脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ脳炎及びリフトバレー熱を除く。)
  • 四 クリプトスポリジウム症
  • 五 クロイツフェルト・ヤコブ病
  • 六 劇症型溶血性レンサ球菌感染症
  • 七 後天性免疫不全症候群
  • 八 ジアルジア症
  • 九 髄膜炎菌性髄膜炎
  • 十 先天性風しん症候群
  • 十一 梅毒
  • 十二 破傷風
  • 十三 バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症
  • 十四 バンコマイシン耐性腸球菌感染症
  • 十五 風しん
  • 十六 麻しん

(指定届出機関の指定の基準)

第6条

  •  法第十四条第一項 に規定する厚生労働省令で定める五類感染症は、次の表の各項の上欄に掲げるものとし、同項 に規定する五類感染症の発生の状況の届出を担当させる指定届出機関の指定は、地域における感染症に係る医療を提供する体制、保健所の設置の状況、人口等の社会的条件、地理的条件等の自然的条件その他の地域の実情を勘案して同欄に掲げる五類感染症の区分(以下この条並びに次条第一項及び第三項において「五類感染症指定区分」という。)に応じ、原則として当該各項の下欄に定める病院又は診療所のうち当該五類感染症指定区分の感染症に係る指定届出機関として適当と認めるものについて行うものとする。
RSウイルス感染症咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎水痘手足口病伝染性紅斑突発性発しん百日咳ヘルパンギーナ及び流行性耳下腺炎 診療科名中に小児科を含む病院又は診療所
インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く。) 診療科名中に内科又は小児科を含む病院又は診療所
急性出血性結膜炎及び流行性角結膜炎 診療科名中に眼科を含む病院又は診療所
性器クラミジア感染症性器ヘルペスウイルス感染症尖圭コンジローマ及び淋菌感染症 診療科名中に産婦人科若しくは産科若しくは婦人科、医療法施行令(昭和二十三年政令第三百二十六号)第三条の二第一項第一号ハ及びニ(2)の規定により性感染症と組み合わせた名称を診療科名とする診療科又は泌尿器科若しくは皮膚科を含む病院又は診療所
クラミジア肺炎、(オウム病を除く。)、細菌性髄膜炎ペニシリン耐性肺炎球菌感染症マイコプラズマ肺炎無菌性髄膜炎メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症、薬剤耐性アシネトバクター感染症及び薬剤耐性緑膿菌感染症 患者を三百人以上収容する施設を有する病院であって、その診療科名中に内科及び外科を含むもの

(感染症の発生の状況及び動向の把握)

第7条

  •  法第十四条第二項 の届出は、当該指定届出機関に係る五類感染症指定区分の感染症の患者又はこれらにより死亡した者については診断し、又は検案した日の属する週の翌週(診断し、又は検案した日が日曜日の場合にあっては、当該診断し、又は検案した日の属する週)の月曜日(前条第一項の表の四の項の上欄に掲げる五類感染症、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症、薬剤耐性アシネトバクター感染症又は薬剤耐性緑膿菌感染症に係るものにあっては、診断した日の属する月の翌月の初日)に、当該指定届出機関に係る疑似症指定区分の疑似症の患者については直ちに行うものとする。ただし、次に掲げる場合は、当該届出をすることを要しない。
  • 一 当該指定届出機関(患者を三百人以上収容する施設を有する病院であって、その診療科名中に内科及び外科を含むもののうち、都道府県知事が指定するものに限る。)に係る前条第一項の表の二の項の上欄に掲げる五類感染症の患者に係るものにあっては、当該患者が入院を要しないと認められる場合
  • 二 当該指定届出機関に係る疑似症指定区分の疑似症の患者に係るものにあっては、当該疑似症が二類感染症、三類感染症、四類感染症又は五類感染症の患者の症状であることが明らかな場合
  • 2 法第十四条第二項 に規定する厚生労働省令で定める事項は、前条第一項の表の二の項の上欄に掲げる五類感染症に係るものについて前項第一号の指定届出機関が届け出る場合にあっては診断した患者に係る集中治療室及び人工呼吸器の使用の有無並びに脳波検査その他急性脳症の発症の有無を判断するために必要な検査の実施に関する事項とし、前条第一項の表の五の項の上欄に掲げる五類感染症に係るものにあっては原因となった病原体の名称及びその識別のために行った検査の方法とする。
  • 3 法第十四条第三項 に規定する報告は、五類感染症指定区分の感染症の患者又はこれらにより死亡した者に係るものについては同条第二項 に規定する届出を受けた後七日以内に、疑似症指定区分の疑似症の患者に係るものについては直ちに行うものとする。

法令

  • 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則(平成十年十二月二十八日厚生省令第九十九号)
[display]http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H10/H10F03601000099.html


特殊な細菌」

  [★]

細菌

マイコプラズマリケッチアクラミジア

寄生性 大きさ グラム染色性 細胞壁 LPS ペプチド
グリカン
封入体 免疫原性 感染経路 無効抗菌薬
マイコプラズマ科   直径0.3μm   なし なし なし なし   飛沫感染 βラクタム薬
リケッチア科 偏性細胞寄生性 (0.3-0.5)x(0.8-2.0)μm 陰性 あり あり あり なし   媒介動物 βラクタム薬
クラミジア科 偏性細胞寄生性   陰性 あり あり なし あり なし 飛沫感染/接触感染/性行為 βラクタム薬、アミノ配糖体系

マイコプラズマリケッチアクラミジアと疾患

病原体名 疾患名 潜伏期 感染経路 診断 症状 治療
マイコプラズマ科 マイコプラズマ属 Mycoplasma pneumoniae 肺炎マイコプラズマ マイコプラズマ肺炎   飛沫感染     マクロライド系・テトラサイクリン系
リケッチア科 オリエンチア属 Orientia tsutsugamushi   ツツガムシ病 4-18日 ツツガムシ Weil-Felix反応/蛍光抗体法/免疫ペルオキシダーゼ法/ペア血清   テトラサイクリン系
ニューロキノロン系
リケッチア科 リケッチア属 Rickettsia japonica   日本紅斑熱 2-8日 マダニ Weil-Felix反応  
リケッチア科 エールリキア属 Ehrlichia sennetsu   腺熱 10-17日 不明    
リケッチア科 コクシエラ属 Coxiella burnetii   Q熱 14-26日 経気道的、経口的、経皮的。人獣共通感染症     テトラサイクリン系・ニューキノロン系・リファンピシン併用
リケッチア科 バルトネラ属 Bartonella henselae   Bartonella henselae感染症
(ネコひっかき病/細菌性血管腫症)
        マクロライド系・テトラサイクリン系
クラミジア科 クラミジア属 Chlamydia psittaci オウム病クラミジア   7-10日       テトラサイクリン系、マクロライド系。
βラクタム、アミノ配糖体無効。
基本小体に作用しない
クラミジア科 クラミジア属 Chlamydia trachomatis トラコーマクラミジア   1-5週 性行為    
クラミジア科 クラミドフィラ属 Chlamydophila pneumoniae 肺炎クラミジア   3-4週    


百日咳」

  [★]

pertussis
pertussis
whooping cough, tussis convulsiva
レプリーゼ細菌マイコプラズマ肺炎

概念

病原菌

潜伏期

  • 7-21日

感染期間

SPE.362
  • カタル期~第4週まで → 抗菌薬投与により感染期間を抗菌薬投与後5日間に短縮できる。

症候

  • 発熱を欠く
  • カタル期:1-2週間:伝染力が強い。鼻汁、咳などの普通感冒様症状が次第に増悪。検査上、白血球増多が見られる
  • 痙咳期:2-6週間:レプリーゼ(連続した咳(staccato)と吸気時の笛音(whoop))。咳発作は夜間に強い。乳児期には無呼吸発作。百日咳顔貌(顔面紅潮、眼瞼浮腫、結膜充血)。重症化で百日咳脳症
  • 回復期:2-3週間:特有の咳が弱まってくる。

合併症

検査

  • 血液検査:末梢血白血球増多(リンパ球優位)、CRP正常
  • 画像検査
  • 胸部単純X線写真:異常なし

診断

  • 確定診断:喀痰・後鼻腔の擦過検体で百日咳菌の分離培養、PCR法による同定、あるいはペア血清による免疫血液学検査による。

鑑別疾患

治療

  • 薬物療法:
  • マクロライド系抗菌薬(エリスロマイシンが第一選択)を7-14日間。カタル期の投与により咳発作を軽減できる。痙咳期の投与により感染期間を5日に短縮できる。(SPE.393)
  • エリスロマイシンの他、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、テトラサイクリン、ドキシサイクリン、ST合剤も用いられる。
PED.596
SPE.363
  • マクロライド系抗菌薬を7-14日間投与。カタル期から投与すると咳発作を軽減でき、痙咳期の投与により感染期間を5日間に短縮できる。

感染経路

  • 飛沫感染

予防接種


参考

  • 1. 日本の定期/任意予防接種スケジュール(20歳未満)
[display]http://idsc.nih.go.jp/vaccine/dschedule/Imm11-01JP.gif

国試



熱型」

  [★]

fever type, fever pattern


熱型


寒冷凝集素症」

  [★]

cold agglutinin disease CAD
寒冷赤血球凝集素症 cold-hemagglutinin disease CHAD寒冷凝集素病
寒冷凝集素自己免疫性溶血性貧血
[show details]

病因

  • 寒冷凝集素の出現

国試


肺炎」

  [★]

pneumonia pneumonitis

疫学

  • 日本の肺炎の受療率は人口10万対3、死亡率は人口10万対7。死因順位は第4位である。
  • 受療率・罹患率共に高齢になるに従い急激に増加し、85歳以上の男性では死因第2位、90歳以上の男性では死因第1位となる(ガイドライン1)。
  • 死亡者の95%以上が高齢者である。
年代と病原体
乳児 RSウイルス インフルエンザウイルス 肺炎球菌 インフルエンザ菌  
小児 RSウイルス インフルエンザウイルス 肺炎球菌 クラミジア・ニューモニエ マイコプラズマ・ニューモニエ
青年期 肺炎球菌 インフルエンザ菌 マイコプラズマ・ニューモニエ    
成人 肺炎球菌 インフルエンザ菌      
高齢者 肺炎球菌 インフルエンザ菌 レジオネラ・ニューモニエ インフルエンザウイルス  

日本における肺炎の年齢階級別受療率と死亡率(人口10 万対,2002 年)

ガイドライン1 2004 年「国民衛生の動向」 改変
  年齢階級 総数 15~ 25~ 35~ 45~ 55~ 65~ 75~ 85~ 90~
19 29 39 49 59 69 79 89  
受療率 外来 6 3 4 3 3 6 7 14 21 21
入院 19 2 3 2 3 7 21 86 309 489
死亡率 男性 76.4 0.5 0.5 1.5 4.6 15.2 69.2 339 2087 4317
女性 62.7 0.3 0.5 0.9 1.9 5.6 22.4 144 934 2291
総数 69.4 0.4 0.5 1.2 3.2 10.3 44.6 249 1291 2787

分類

発症の場

  • 市中肺炎:上気道のウイルス感染後に多い。

原因

病理

  • 上気道から連続的に下気道へ、あるいは、直接下気道に及んでいる。炎症は上皮に包まれた管腔内
  • 間質性肺炎は、肺の実質や間質に炎症が存在

ガイドライン

  • 1. 成人市中肺炎診療ガイドライン




炎」

  [★]

  • n.
  • comb form.
  • (炎症の接尾辞)itis
炎光炎症


プラズマ」

  [★]

plasma
血漿新鮮凍結血漿


マイコプラズマ」

  [★] マイコプラズマ属




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9content 10
10だいすいたいしんけい 9
11粟粒結核と肉下種 9
12全身性ヒマン細胞小 9
13細胞内寄生菌 9
14kligler培地 原理 9
15不整脈  9
16角膜反射 中枢 9
17膜性骨化 8
18ソルデム 8
19ハプロ不全 疾患 8
20日本多毛 8

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1" wounds are made"  15
2kligler培地 原理 9
3kligler培地 硫化鉄 4
4ǸCαꥦ륹ΤǤ뤳ȤŦƤ֤Ƥ 4
5歳の女性。右目の疼痛、充血および霧視を主訴に来院した。眼底に異常を認めない。視力は右 0.9 (矯正不能)、左 1.2 (矯正不能)。眼圧は右 11 mmHg、左 12 mmHg。フルオレセイン染色後の前眼部写真 (別冊No. 5) を別に示す。 治療薬として適切なのはどれか。 4
6胃癌 borrmann分類 3
7回復過程 3
8ジェンドラシック法 メカニズム 3
9しょうすいたいしんけい 3
10ラリンゲルマスク ゼリー 3
11ハッセルバッハ三角 3
12白内障 grade 3
13フォンギールケ病 3
14マッコーネルサイン 3
15小児骨折 好発部位 3
16咽頭神経叢 3
17低アルドステロン症 3
18フロマン徴候 3
19オーグメンチン 販売中止 3
20クスマウル徴候 3