サイトメガロウイルス感染症

出典: meddic

cytomegalovirus infection
CMV感染症
サイトメガロウイルス巨細胞封入体症

先天性CMV感染症

  • 先天性巨細胞封入体症
  • 妊婦がサイトメガロウイルスの初感染、再感染、あるいは再活性化により経胎盤的に胎児に感染する。妊婦が初感染の場合には重症となる。
  • 症状:低出生体重、黄疸、出血斑、肝脾腫、小頭症、脳内石灰化/脳室周囲石灰化、肝機能異常、血小板減少、難聴、脈絡網膜炎、DIC、知的障害
  • 出生時には無症状~一部の症状のみ呈する場合がある。
  • 後遺症:難聴、神経学的後遺症

治療






UpToDate Contents

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和文文献

  • 臨床 遅発性難聴をきたした先天性サイトメガロウイルス感染症
  • 吉岡 三惠子,内藤 泰
  • 耳鼻咽喉科臨床 106(1), 7-12, 2013-01-00
  • NAID 40019552387
  • 悪性リンパ腫患者に発症した上顎サイトメガロウイルス感染症の1例
  • 渡邉 裕之,河原 康,石井 興 [他]
  • 日本口腔外科学会雑誌 = Japanese journal of oral and maxillofacial surgery 58(11), 618-622, 2012-11-00
  • NAID 40019499380
  • 症例 成人発症のサイトメガロウイルス感染症による血小板減少症の1例
  • 小田 裕造,漆谷 義徳,大居 慎治 [他]
  • 内科 110(3), 507-510, 2012-09-00
  • NAID 40019419048
  • 生体肝移植症例におけるCD4陽性リンパ球ATP活性による免疫抑制状態の把握 (特集 外科感染症における分子生物学的研究) -- (炎症・免疫担当細胞の機能解析)
  • 水野 修吾,村木 優一,日比 妙美 [他]
  • 日本外科感染症学会雑誌 9(4), 363-368, 2012-08-00
  • NAID 40019434772

関連リンク

ヒトサイトメガロウイルス(以下CMV)感染症は、CMVの初感染、再感染あるいは再活性 化によって起こる病態で、感染と感染症は異なることを明確にする必要がある。通常、幼 小児期に不顕性感染の形で感染し、生涯その宿主に潜伏感染し、免疫抑制状態下で ...
サイトメガロウイルスは、初期感染と再賦活することで生じる日和見感染として生じる。 胎内感染では新生児に先天性の感染症を生じる。輸血の際、白血球内に感染したサイト メガロウイルスが感染し、2〜4週間後に発熱、まれに肝炎を発症することもある。
サイトメガロウイルス感染症。サイトメガロウイルス感染症とはどんな感染症か 日本人 の大多数は、周産期(しゅうさんき)を中心とする母子間でサイトメガロウイルス(CMV)に 初めて感染し、潜伏した状態で体内にウイルスを保有します。 CM gooヘルスケア 家庭 ...
ヘルペスウイルスの1種であるサイトメガロウイルス(CMV)による感染症は、非常によく みられるもので、血液検査をすると、成人の60〜90%は過去にCMV感染症にかかった ことがあるといわれます。普通は感染しても症状は出ませんが、胎児のときに感染した ...

関連画像

イメージCMV サイトメガロウイルス  サイトメガロウイルス感染症サイトメガロウイルス感染症 サイトメガロウイルス感染症悔やまれるのは「知らなかった サイトメガロウイルス感染症


★リンクテーブル★
国試過去問105D031」「107I011」「102I035」「108I027」「104A001」「104I033」「102E021
リンク元伝染性単核球症」「不明熱」「感音性難聴」「巨細胞封入体症」「CMV infection
拡張検索先天性サイトメガロウイルス感染症
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105D031」

  [★]

  • 40歳の男性。右耳痛と右顔面神経麻痺とを主訴に来院した。今朝から右難聴、耳鳴および軽い回転性めまいがある。右外耳道入口部に皮疹を認める。原因として考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105D030]←[国試_105]→[105D032

107I011」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 107I010]←[国試_107]→[107I012

102I035」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 102I034]←[国試_102]→[102I036

108I027」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 108I026]←[国試_108]→[108I028

104A001」

  [★]

  • 予防のため医療従事者がN95マスクを使うのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 103I080]←[国試_104]→[104A002

104I033」

  [★]

  • 中耳炎を起こすのはどれか。3つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 104I032]←[国試_104]→[104I034

102E021」

  [★]

  • 先天異常の原因とならないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102E020]←[国試_102]→[102E022

伝染性単核球症」

  [★]

infectious mononucleosis
キス病 kissing disease伝染性単核症EBウイルス感染症 Epstein-Barr virus infection腺熱 glandular fever
単核球症EBウイルス

概念

  • EBウイルスの初感染によって起こる急性熱性疾患。
  • サイトメガロウイルスの感染によっても伝染性単核球症様の症状を示すことがある (→サイトメガロウイルス感染症)

疫学

  • 多く(90%以上)は幼児期に初感染し、無症状(不顕性感染)か軽症である。
  • 学童期から青年期(14-18歳)に多い。成人になってからの初感染では症状が出る。 → 肝炎様症状
  • 日本では成人の80%が既感染者。健常者咽頭粘液:10-20%陽性

潜伏期間

  • 一ヶ月? 4-14日? 4-6週(YN.H-75)

病原体

感染経路

  • 唾液感染、経口飛沫感染

病態

  • 飛沫感染 → 咽頭粘膜上皮細胞やリンパ組織で増殖 → Bリンパ球を介して全身に散布 → 増殖能を獲得したBリンパ球によるIgの産生(ポール・バンネル反応ペニシリンアレルギーと関連)・腫瘍化したBリンパ球対して活性化した細胞障害性T細胞(異型リンパ球)の増加
  • EBウイルスがB細胞に感染して癌化させる。ガン化にはEBウイルスが産生する核内抗原(EBNA)と表面抗原(LMA)が重要な役割りを果たす。ガン化したB細胞に対する傷害性T細胞が異型リンパ球として観察される

経過

  • 1-3週間で自然治癒
その後、EBウイルスは持続感染する

症候

  • 発熱、全身性リンパ節腫脹、絶対的リンパ球増加(10%以上の異型リンパ球)
  • 発熱(1-2週間持続,90%)、扁桃炎咽頭炎(咽頭痛・嚥下困難、発赤・腫脹)、全身性リンパ節腫脹(圧痛)、肝脾腫(10-50%)、結膜の充血、麻疹様・風疹様の発疹(10-40%)
  • 扁桃炎・咽頭炎は溶連菌による扁桃炎に似て発赤が強く膿苔を伴うことが多い (SPE.340) → 扁桃白苔とも表現される(滲出性扁桃炎の所見)


検査

血算

  • 末梢血白血球↑、単核球↑?:白血球分画のリンパ球・単核球?が60%以上となる。  ←  Bリンパ球で増殖するため減少、Tリンパ球は反応性に増殖
  • 末梢血異型リンパ球(~50%)
  • まれ:溶血性貧血、血小板減少症、再生不良性貧血、TTP、HUS、DIC (QB.H-196 参考1)  ← 時に見られる造血系の異常は、EBウイルスにたいする抗体との交差反応によるもの、らしい(参考1)

免疫血清検査

  • 1. ペア血清:VCA-IgM↑、VCA-IgG↑ ← VCA-IgMは一過性上昇  ←  急性期に上昇
  • VCAとはウイルスキャプシド抗原(virus capsid antigen)
  • 2. EBNA抗体:陰性   ←  慢性期に上昇
  • 陽性→潜伏感染
  • EBNA抗原はゆっくりと上昇し3ヶ月後に陽転する。

肝臓酵素

  • 肝逸脱酵素↑:AST、ALT、ALP、γ-GTP

診断

鑑別診断

治療

  • 特異的治療法無し
  • 対症療法:解熱薬や肝庇護薬の投与、輸液など

合併症

注意

  • ペニシリン系・セフェム系薬物の投与は禁忌:発疹などのアレルギー反応が起こる

予防

  • 困難

予後

参考

  • 1. [charged] Infectious mononucleosis in adults and adolescents - uptodate [1]

国試



不明熱」

  [★]

fever of unknown origin FUO
原因不明熱
発熱体温
ジェネラリスト診療が上手になる本 p.9

定義

  • 3週間以上の発熱。38.3℃以上、1週間の入院精査でも原因不明

鑑別疾患

3大疾患

  • 1. 感染症(深部腫瘍、心内膜炎、結核、寄生虫、腸チフスなど)
  • 2. 悪性疾患(悪性リンパ腫、白血病など)
  • 3. 膠原病(血管炎、側頭動脈炎、成人still病など)
  • 4. その他:薬剤性など
ジェネラリスト診療が上手になる本 p.9
  • 感染症
(各種病原体)感染性心内膜炎骨髄炎伝染性単核球症副鼻腔炎齲歯
(細菌)結核腸チフスリケッチア感染症
(ウイルス)HIV感染症サイトメガロウイルス感染症
(真菌)ニューモシスチス肺炎クリプトコッカス症
(寄生虫)マラリア
UCSF.44
感染症26%, 腫瘍13%, 非感染性炎症疾患24%
  • 感染症:背臥位結核、心内膜炎、膿瘍(肝臓、脾臓、腎臓、後腹膜、骨、脳、耳、脊椎)、HIV感染症、サイトメガロウイルス感染症、カンジダ感染症、その他(尿路感染症、副鼻腔、骨髄炎)、入院患者(尿路感染、カテーテル感染症、偽膜性腸炎、褥瘡、蜂窩織炎)
  • 腫瘍:悪性リンパ腫、白血病、腎細胞癌、肝癌、心房粘液腫、VAHS(ウイルス関連性血球貪食症候群)、LAHS(リンパ腫関連性血球貪食症候群)
  • 非感染性炎症疾患:成人スティル病、SLE(全身性エリテマトーデス)、顕微鏡的多発血管炎(MPA)/多発性結節性動脈周囲炎(PN)/高安病、側頭動脈炎、リウマチ性多発筋痛症、サルコイドーシス、炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)
  • その他:薬剤熱、詐熱、肺塞栓症/深部静脈血栓症、脊椎損傷/頭蓋内疾患、副腎機能不全/甲状腺機能亢進症、家族性地中海熱、組織球性壊死性リンパ節炎(菊地病)


診断

問診

  • 既往歴、家族歴、職業歴、旅行歴、薬剤歴、sick contact、動物との接触、同性とのまたはハイリスクな性的接触の有無、現病歴と発熱パターン、輸血歴

診察

  • リンパ節腫脹、肝脾腫、心雑音、圧痛
  • 培養
  • 胸部XP
  • 抗核抗体,C3,C4,RF,赤沈
  • 抗HIVコウタイ
  • 皮膚生検
  • ツベルクリン反応/クオンティフェロン
  • 腹部エコー
  • 造影CT
  • 心エコー:心内膜炎を最も疑えば経食道心エコーを。
  • ガリウムシンチ
  • 骨髄生検
  • 腰椎穿刺
  • 頭部CT
  • 大腸ファイバー
  • 肝生検




感音性難聴」

  [★]

sensorineural hearing loss (SOTO), SNHL, sensori-neural hearing loss
感音難聴
難聴
[show details]

分類

内耳性難聴と後迷路性障害の鑑別

  • 閾値上聴力検査 → recruitment現象陽性の時は有毛細胞の病変を推定。

原因

一側性 両側性
メニエール病
突発性難聴
流行性耳下腺炎
ラムゼイ・ハント症候群
聴神経腫瘍
外リンパ瘻
内耳梅毒
風疹
騒音性難聴
耳毒性薬物
加齢性難聴
サイトメガロウイルス感染症


巨細胞封入体症」

  [★]

cytomegalic inclusion disease, CID
サイトメガロウイルス感染症封入体病巨細胞封入体病
サイトメガロウイルス
先天性サイトメガロウイルス感染症



CMV infection」

  [★]

cytomegalovirus infection


先天性サイトメガロウイルス感染症」

  [★]

congenital cytomegalovirus infection
先天性CMV感染症, 先天性巨細胞封入体症
サイトメガロウイルスサイトメガロウイルス感染症


概念

  • 妊娠初期に妊婦がCMV感染を受けると、胎児が経胎盤的にCMVに感染し、一部の胎児に奇形が生じる。

症状

後遺症

  • 知能障害、難聴


サイトメガロウイルス」

  [★]

cytomegalovirus, CMV
ウイルス白血球中サイトメガロウイルスpp65抗原
  • ヒトサイトメガロウイルスについてのみ取り扱う

ウイルス学

HSV:6-8hr, VZV:約14hr, CMV:48-72hr
  • 病原性を示すのは特定の場合に限られる。

病原性を示す場合

  • 経胎盤感染:妊娠中に妊婦が初感染した場合:胎児:経胎盤感染→巨細胞封入体症
  • 新生児・乳児期:未熟児として出生して以降抗体が不十分な場合
  • 免疫不全患者:日和見感染症として再活性化して感染症を起こす。
  • 免疫抑制患者(臓器移植):間質性肺炎

感染症

  • (→サイトメガロウイルス感染症)

疫学

  • 小児期にほとんど感染 → 近年成人の罹患率が低下しつつある。

感染経路

  • 垂直感染:母子感染(経胎盤。経産道。経母乳)
  • 水平感染:唾液、尿、精液、子宮頸管分泌液。医原性(臓器移植。輸血)。



ウイルス」

  [★]

virus
ウイルス粒子 virus particleビリオン virion
微生物学抗ウイルス薬国試に出がちなウイルス

ウイルス一覧

感染経路による分類 SMB.374

呼吸器粘膜の局所感染 ライノウイルス
アデノウイルス
コロナウイルス
RSウイルス
インフルエンザウイルス
全身感染 ムンプスウイルス
麻疹ウイルス
風疹ウイルス
ハンタウイルス
水痘・帯状疱疹ウイルス
ラッサウイルス
天然痘ウイルス

学名

目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)

増殖過程

  • 吸着 absorption
  • 侵入 penetration
  • 脱殻 uncoating
  • ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
  • ウイルス粒子の組み立て assembly
  • 放出 release

感染の分類

持続時間

  • 急性感染
  • 慢性感染

ゲノム

  • 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。





感染症」

  [★]

infectious disease
感染定着感染症法


  • 病原体から引き起こされる疾患
  • 感染が成立して、宿主に病気が発症した状態
→宿主が病原体を追い出そうとしている状態

新興感染症

再興感染症

地域別の感染症

参考になるリンク

  • 厚生労働省検疫所 - 感染症別情報トップ
  • 厚生労働省検疫所 - 国別感染症情報トップ
http://www.forth.go.jp/tourist/worldinfo/index.html
  • Centers for Disease Control and Prevention
http://www.cdc.gov/


感染」

  [★]

infection
定着感染症不顕性感染顕性感染サブクリニカル感染
  • 細菌が宿主の体表面、体内や組織内に付着して増殖し、定着している状態。
  • 感染の成立には微生物(定着能、増殖能、細胞内進入能、毒素産生能などを総合した病原性)と宿主(排除能、殺菌能などの生体防御機構)の力関係が崩れたときに生じる



症」

  [★]

sis, pathy
  • 検査や徴候に加えて症状が出ている状態




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