商品名
会社名
成分
薬効分類
薬効
【希少疾病用医薬品】
Japanese Journal
- 新規ヒトサイトメガロウイルス感染症予防薬であるレテルモビル(プレバイミス<sup>®</sup>)の薬理作用及び臨床効果
- 小川 真実,江戸 淑子
- 日本薬理学雑誌 153(4), 192-198, 2019
- <p>レテルモビルは新規作用機序を有する抗ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)薬である.ウイルスに対する作用様式及び耐性ウイルスのゲノム配列の解析から,本薬の標的がウイルスのDNAターミナーゼ複合体であることが示された.既存のDNAポリメラーゼ阻害薬がウイルスDNAの複製を阻害するのとは異なり,本ターミナーゼ阻害薬はウイルスDNAの切断及びカプシドへの一単位長のゲノムのパッケージングを …
- NAID 130007630635
- 審査報告書から見る新薬の裏側(第22回)プレバイミス錠・プレバイミス点滴静注(レテルモビル)
- 大野 能之
- 月刊薬事 = The pharmaceuticals monthly 60(15), 3014-3018, 2018-11
- NAID 40021721640
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- 品 名 プレバイミス錠240mg DI用 制作日 MC 2019.11.20 E 本コード 校 作業者印 AC 仮コード 0363V1119209 初校 佐野 色 調 スミ トラップ 角度 sbxy9 APP.TB -2- 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 ボリコナゾール 併用により
- プレバイミスはサイトメガロウイルスの ターミナーゼ複合体 を選択的に阻害するといった新規作用機序を有する薬剤です! 今回は造血幹細胞移植時のサイトメガロウイルス感染とプレバイミス(レテルモビル)の作用機序についてご紹介します。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
プレバイミス錠240mg
組成
有効成分の名称
1錠中の含量
添加剤
- 結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ポビドン、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、乳糖水和物、トリアセチン、黄色三二酸化鉄、カルナウバロウ
効能または効果
- 同種造血幹細胞移植患者におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制
- 通常、成人にはレテルモビルとして480mgを1日1回経口投与する。シクロスポリンと併用投与する場合にはレテルモビルとして240mgを1日1回経口投与する。
- 錠剤と注射剤は医師の判断で切り替えて使用することができる。
- 同種造血幹細胞移植の移植当日から移植後28日目までを目安として投与を開始すること。投与期間は、患者のサイトメガロウイルス感染症の発症リスクを考慮しながら、移植後100日目までを目安とすること。(【臨床成績】の項参照)
サイトメガロウイルス血症又はサイトメガロウイルス感染症が確認された場合には、本剤の投与を中止し、サイトメガロウイルスに対する治療等、適切な対応を行うこと。
慎重投与
- 重度(Child-Pugh分類C)の肝機能障害のある患者[レテルモビルの血漿中濃度が上昇するおそれがある。(【薬物動態】の項参照)]
薬効薬理
作用機序
- レテルモビルはウイルスの複製に必要なCMVのDNAターミナーゼ複合体を阻害する。生化学的な検討及び電子顕微鏡所見から、レテルモビルは一単位長のゲノムの生成に影響し、ウイルス粒子の形成を阻害することが明らかとなった。
In vitro抗ウイルス作用
- 感染細胞培養系でのCMVの臨床分離株(74株)に対するレテルモビルのEC50値の範囲は0.7〜6.1nMであった。
耐性ウイルス
[細胞培養系]
- CMVのDNAターミナーゼのサブユニットはCMV遺伝子のUL56及びUL89領域にコードされる。細胞培養系にてレテルモビルに低感受性のCMV変異株を分離した。いずれの変異もUL56領域に認められ、主にアミノ酸配列の231〜369位(V231A/L、V236L/M、E237D、L241P、T244K/R、L257I、F261C/L/S、Y321C、C325F/R/Y、M329T、R369G/M/S)に認められた。これら変異株のEC50値は野生株と比較して13〜5,870倍高値を示した。UL89領域にはレテルモビルに対する感受性の低下を誘導する変異はみられなかった。
[臨床試験]
- 外国人を対象とした第II相試験(020試験)では、131例の同種造血幹細胞移植患者に60、120又は240mgのレテルモビル又はプラセボを1日1回84日間投与し、レテルモビル群のうち予防不成功となり検体が得られた12例を対象に、UL56遺伝子の231〜369位のアミノ酸配列を中心にDNAシークエンス解析を実施した。60mg投与群1例でレテルモビルに低感受性を示す変異(V236M)が検出された。
第III相国際共同試験(001試験)では、レテルモビル群のうち予防不成功となり検体が得られた28例を対象に、UL56及びUL89遺伝子のすべてのコード領域のDNAシークエンス解析を実施した。1例でレテルモビルに低感受性を示す変異(V236M)が検出され、1例で細胞培養系において低感受性を示したC325位の変異(C325W)が検出された。
交差耐性
- ガンシクロビルに耐性を示すUL97又はUL54領域に変異を有するウイルスに対して、レテルモビルは抗ウイルス作用を示した。レテルモビルに低感受性を示すウイルスに対して、ガンシクロビル及びホスカルネットは抗ウイルス作用を示した。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- (4S)-2-{8-Fluoro-2-[4-(3-methoxyphenyl)piperazin-1-yl]-3-[2-methoxy-5-(trifluoromethyl)phenyl]-3,4-dihydroquinazolin-4-yl}acetic acid
分子式
分子量
性状
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