- 英
- aurothiomalate
- 関
- 金チオリンゴ酸、金チオリンゴ酸ナトリウム
UpToDate Contents
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
シオゾール注10mg
組成
成分・分量
- 1管(1mL)中
金チオリンゴ酸ナトリウム:10mg
添加物
- ベンジルアルコール 9mg
イノシトール 30mg
塩酸、水酸化ナトリウム
禁忌
- 腎障害、肝障害、血液障害、心不全、潰瘍性大腸炎のある患者及び放射線療法後間もない患者[症状の悪化及び重篤な副作用があらわれることがある。]
- 金製剤による重篤な副作用の既往のある患者[再投与により重篤な副作用を起こすおそれがある。]
- キレート剤(D-ペニシラミン)を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- 関節リウマチ
- 下記の方法により、本剤を金チオリンゴ酸ナトリウムとして10mgから増量、毎週若しくは隔週に1回筋肉内注射するが、この間に効果発現をみた場合には適当な最低維持量の投与を継続する。
徐々に増量する方式
- 第1〜4週1回10mg
第5〜8週1回25mg
第9〜12週1回50mg
第13週以降1回50mg 場合によっては100mg
比較的急速に増量する方式
- 初期量1回10mg
2週間目1回25mg
3週間目以降1回50mg 場合によっては100mg
- ただし、上記の用法・用量は大体の基準を示すものであり、年齢、体重、体質及び症状に応じて適宜増減する。
参考
- 毎週1回10mg又は25mg、あるいは2週に1回25mgの継続投与でも同様に有効であり、副作用も軽く有用であるとの報告がある。1)
慎重投与
- 金製剤による副作用の既往のある患者
- 蕁麻疹、乾癬等慢性皮疹のある患者[症状を増悪するおそれがある。]
- 薬物過敏症の既往のある患者[重篤な過敏症を起こすおそれがある。]
- 肝・腎疾患の既往のある患者[肝・腎症状を悪化させるおそれがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 小児(「小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
本剤の投与により次のような症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には減量、休薬、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
ショック、アナフィラキシー様症状
頻度不明
- ショック、アナフィラキシー様症状(そう痒、発汗、血管浮腫、呼吸困難等)があらわれることがある。
剥脱性皮膚炎
0.1〜5%未満
- 剥脱性皮膚炎(初期症状:そう痒感、皮疹等)があらわれることがある。
Stevens-Johnson症候群(皮膚粘膜眼症候群)
0.1%未満
- Stevens-Johnson症候群(皮膚粘膜眼症候群)があらわれることがある。
再生不良性貧血、血小板減少、白血球減少
0.1〜5%未満
- 再生不良性貧血、血小板減少、白血球減少があらわれることがある。
無顆粒球症
0.1%未満
赤芽球癆
頻度不明
ネフローゼ症候群(膜性腎症等)
頻度不明
- ネフローゼ症候群(膜性腎症等)があらわれることがある。
間質性肺炎、肺線維症
0.1%未満
- 間質性肺炎、肺線維症があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、副腎皮質ホルモンの投与など適切な処置を行うこと。
好酸球性肺炎
頻度不明
- 好酸球性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、副腎皮質ホルモンの投与など適切な処置を行うこと。
気管支炎、気管支喘息発作の増悪
0.1%未満
大腸炎(ときに劇症)
頻度不明
角膜潰瘍、網膜出血
0.1%未満
脳症、末梢性神経障害
頻度不明
- 脳症(錯乱、傾眠、痙攣等)、末梢性神経障害(多発性神経炎)があらわれることがある。
ミオキミア
0.1%未満
薬効薬理
- ラットアジュバント関節炎に対する効果、免疫反応に対する影響、マクロファージや多核白血球の貪食能抑制作用、リソゾームに対する作用等が報告されているが、作用機序に関して確定的な報告はいまだ見当たらない。13)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- 金チオリンゴ酸ナトリウム(Sodium Aurothiomalate)
化学名
- Monogold monosodium monohydrogen(2RS)-2-sulfidobutane-1,4-dioate Monogold disodium(2RS)-2-sulfidobutane-1,4-dioate
分子式
- C4H3AuNa2O4SとC4H4AuNaO4Sとの混合物
分子量
性状
- 白色〜淡黄色の粉末又は粒である。
水に極めて溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
吸湿性である。
光によって緑色を帯びた淡黄色となる。
分配係数
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- gold、Au、golden