- 英
- contusion, bruise
- ラ
- contusio
- 関
- 打撲傷、打撲
WordNet
- the action of bruising; "the bruise resulted from a contusion"
- injure the underlying soft tissue or bone of; "I bruised my knee" (同)contuse
- an injury that doesnt break the skin but results in some discoloration (同)contusion
- break up into small pieces for food preparation; "bruise the berries with a wooden spoon and strain them"
- damage (plant tissue) by abrasion or pressure; "The customer bruised the strawberries by squeezing them"
PrepTutorEJDIC
- 打撲傷,打ち身 / 〈U〉打撲すること
- 『打撲傷』,打ち身 / (果物・野菜の)傷 / …打に傷(あざ)をつける;〈果物など〉'を'傷つける / 〈感情〉'を'損なう,〈人〉‘の'気を悪くさせる / 打ち傷がつく,あざができる;〈果物などが〉傷む
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/10/31 23:43:43」(JST)
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創傷(そうしょう、英: trauma, wounds, burns)は、外的、内的要因によって起こる体表組織の物理的な損傷を指す。創(そう)と傷(しょう)という異なるタイプの損傷をまとめて指す総称である。日常語では傷(きず)と呼ばれる。
目次
- 1 概説
- 2 創傷の種類
- 3 自然治癒のメカニズム
- 3.1 第一期・炎症反応期
- 3.2 第二期・増殖期(肉芽形成期)
- 4 出典、脚注
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
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概説
創傷とは、創(そう)と傷(しょう)という異なるタイプに分類可能な損傷をまとめて指すための総称である。
医学的には、創傷を、その形状や原因(機転)などによって擦過傷、切創、裂創、刺創 等々に分類している。
創傷というのは、軽症の場合、生体の持つ自然治癒力によって、肉芽形成、繊維化の段階を経て自然治癒する[1]。
人は日常生活を行う中で、些細なことで軽度の傷を作ることはそれなりにある。日常的にできる特に軽度の創傷の場合は、当人は特に何もしなくても、まったく痕跡も残さずきれいに自然治癒することも多い。また軽度のものの場合、一般に人々は、水による洗浄や絆創膏などの簡単な処置をするだけで、あとは自然治癒力にまかせて治している。
動物などの場合は基本的に自分の舌でなめて(唾液を用いて)、あとは自然治癒力で治している。人間でも、動物に倣って小さな擦過傷などはなめるだけで済ませる人もいる。
損傷がある程度以上であれば、止血、縫合、修復、植皮などの外科的治療が必要[2]あるいは望ましいとされている。こういった創傷というのは主として交通事故、戦争、スポーツ、喧嘩、産業事故などの場面で発生している[3]。
ただし、高齢者の場合は、日常生活の些細なことからもそれなりの損傷を受けやすい[4]。階段の上り下り、敷居をまたぐ、などといった(若者にとってはなんでもない)動作をきっかけにして損傷を受けてしまうことがあるのである。また、高齢者の場合、若者に比べて創傷の自然治癒の速さもそれなりに遅くなるので、なおさらそれに悩まされる時間・頻度が多くなり、生活上の問題(QOLの問題)としてつきまとうことがある。
また、軽度の創傷や動物による咬み傷であっても、破傷風や狂犬病、その他の感染症により、最悪の場合、命を落とす場合もある。
創傷の種類
創傷の形状および受傷機転により分類される。
「創にきずあり、傷にきずなし」といわれるように、創傷の定義では「創」は皮膚の破綻を伴う損傷を指し、「傷」は皮膚の破綻を伴わない損傷を指す。皮膚表面の損傷部分の、表面を創面(そうめん)と呼び、日常語では傷口(きずぐち)という。創の周辺部を、創縁(そうえん)と呼ぶ。創の底部、深い部分を創底(そうてい)と呼ぶ。銃創や、刺創(しそう)の様に、一般的に総面積が狭く、深い創の場合、創の表面を創口(そうこう)と呼称する。
- 切創(せっそう)
- 切り傷(きりきず)。ナイフのような刃物で切り裂いた線状の損傷。創面は滑らかで、汚染創(おせんそう)でなければ一期癒合が期待できる。創の程度により縫合処置が行われる。
- 裂創(れっそう)
- 打撃やねじれ、過伸展(かしんてん)などにより裂けた損傷。外力の加わり方によって様々な形状を呈する。縫合し得るものについては一期癒合が期待できるが、縫合不能なものは挫創と同様に肉芽組織(にくがそしき)の増殖による治癒を待つ。
- 割創(かっそう)
- 斧等の鈍器により、裂傷が皮膚組織すべてを引き裂き、骨等の内部組織が露出するような損傷。
- 擦過傷(さっかしょう)
- 擦り傷(すりきず)。体表に創があるが、擦過「傷」と呼ぶのが一般的である。創面を清浄化した後、創保護により皮膚の再生を待つ。
- 挫滅創(ざめつそう)
- 摩擦による損傷で、真皮や皮下組織・それ以下のレベルまで損傷したもの。或いは急激な圧力による同様な損傷。(急激でない圧力によるものは褥瘡と言う)
- 挫創(ざそう)
- 打撃などの外力により組織が挫滅した創。創面は粗雑であり、縫合は一般的に困難である。壊死組織のデブリードマン(除去)や創保護を主とする治療が行われ、肉芽組織の増殖による自然治癒を待つ。
- 挫傷(ざしょう)
- 打撃などの外力により内部の軟部組織が損傷したもので、体表に創がないもの。一般に保存的治療が行われる。筋挫傷の他、脳挫傷・肺挫傷のような臓器の損傷がある。
- 銃創(じゅうそう)
- 銃器の弾丸や火薬による創。射創(しゃそう)とも。貫通射創、盲管射創、反跳射創、擦過射創などの種類がある。また、距離による分類では接射創、準接射創、近射創、遠射創と区別される。近距離からの銃創は、弾丸の入口に星型のような破裂や火薬の付着があり、出口には不整形な破裂があることが多い。遠距離からの銃創は、弾丸の入口は円形で小さく、出口の方が大きく不整形なことが多い。
- 爆傷
- 爆発による損傷。ただし、爆傷は熱傷や衝撃による内部的損傷を伴う。殺傷用の爆発物による損傷であれば、多発性の銃創の病態も呈する。
- 刺創(しそう)
- 刺し傷(さしきず)。細長い鋭器で突き刺した損傷で、創口に比して創が深いのが特徴。外見からは内部の損傷程度を推し量ることが難しく(内部臓器へ達しているか?血管損傷があるか?等)注意を要する。創断面が小さいため、一般に治癒は良好。ピアスもこの一部に分類できる。
- 杙創(よくそう)
- 刺創以外で、鈍的な物体が人体を貫通する傷。
- 咬創(こうそう)
- 動物にかまれた損傷。咬傷(こうしょう)とも。刺創と同様に創が深いが、創面は刺創ほど滑らかではなく、一般的に治癒しにくい。動物の牙には多くの病原菌が付着しているため、組織深部まで病原菌が侵入し、高確率で創感染を発症する。感染制御のため一期的に縫合せず開放創とすることが多い。また一部のヘビやムカデなど毒牙を持つものでは毒素に対する治療も必要になる。
以下のものは創傷とは独立して扱われることが多い。
- 熱傷(ねっしょう)
- 火傷(やけど)。熱傷の項を参照。
- 褥瘡(じょくそう)
- 床擦れ(とこずれ)。褥瘡の項を参照。
自然治癒のメカニズム
傷はどのように自然治癒するかについて説明する。
- 血小板の凝集、血管収縮による止血。マクロファージによる壊死組織のとりこみ。
- 繊維芽細胞が分泌するコラーゲンを主とした肉芽組織(にくげそしき・granulation tissue)による収縮。
- 肉芽組織の瘢痕組織への変化。それによる創の安定。
第一期・炎症反応期
血液の凝固因子の活性化。活性は連鎖的に強まり破壊部位の血流をとめる。受傷後約4,5日。
反応
- 腫脹。浸出液で腫れ上がること。
- 発赤。毛細血管の拡張で赤くなること。
- 発熱。組織反応で熱を発すること。
- 疼痛。末梢神経の刺激による痛みのこと。
第二期・増殖期(肉芽形成期)
マクロファージの放出する物質により繊維芽細胞が呼び出され修復の主たる成分、コラーゲンが産生される。創傷治癒過程の初期には、まず血小板擬集能に優れるⅢ型コラーゲンが,産生蓄積され,やがてⅠ型コラーゲンに置き換えられて、いずれは太く密なコラーゲン線維となる。これにより組織は安定し血管新生、毛細血管発達がみられる。
「自然治癒力」も参照
出典、脚注
- ^ 保崎清人『臨床医学概論』ヘルス・システム研究所 ISBN 490252757X p.26
- ^ 保崎清人『臨床医学概論』ヘルス・システム研究所 ISBN 490252757X
- ^ 保崎清人『臨床医学概論』ヘルス・システム研究所 ISBN 490252757X p.26
- ^ 保崎清人『臨床医学概論』ヘルス・システム研究所 ISBN 490252757X p.26
関連項目
- 形成外科学
- 皮膚科学
- 外科学
- 整形外科学
- 湿潤療法
外部リンク
- NPO法人・創傷治癒センター/傷・褥瘡の情報サイト
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関連項目 |
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Japanese Journal
- 頭部外傷に対する低体温療法の適応と限界(<特集>頭部外傷update)
- 末廣 栄一,藤澤 博亮,小泉 博靖,米田 浩,石原 秀行,野村 貞宏,藤井 正美,鈴木 倫保
- 脳神経外科ジャーナル 20(12), 873-879, 2011-12-20
- … の役割はいまだに大きい.その有効性を高めるためには,より早期の低体温療法への導入,あるいは低体温維持期や復温期におけるモニタリング下での個々の病態に応じた適切な温度管理が必要である.重症頭部外傷の病態は多様であるが,近年では急性硬膜下(外)血腫や脳挫傷など,開頭術を要する病態での本治療法の有効性が強調されてきている.今後,温度管理法や適応症例の見直しによる本治療法の成績向上が期待される. …
- NAID 110008799371
- 前床突起部髄膜腫におけるシルビウス静脈の流出路の検討(海綿静脈洞,I 頭蓋底静脈の基礎と臨床-第22回微小脳神経外科解剖セミナーより-,微小脳神経外科解剖)
- 石橋 謙一,一ノ瀬 努,永田 崇,森迫 拓貴,後藤 剛夫,大畑 建治
- 脳神経外科ジャーナル 20(Supplement_2), 25-30, 2011-10-20
- … typeでは側頭葉の固有硬膜を腫瘍の外側まで剥離し,主要静脈路を含む硬膜と側頭葉をともに牽引することで,静脈路を損傷することなく十分な術野の確保が可能であった.静脈灌流障害によると思われる脳挫傷がsphenoparietal typeの1例において生じた.その他の症例においては,静脈閉塞によると思われる合併症はなかった.前床突起部髄膜腫では,腫瘍の増大に伴いsphenoparietal sinusが閉塞し,cortical veinやsphenobasal sinusが主要な …
- NAID 110008790775
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- 英
- contusio cordis, myocardial contusion
- 同
- 心挫傷
- 関
- 心臓、挫傷、contraction band necrosis。心損傷
- 強力な外力により心臓が胸骨と脊柱の間に瞬間的に挟圧されて生じる(SLE.125)
- 生じうる障害:心外膜か出血、心筋内出血、心筋壊死、冠状動脈主幹部損傷による外傷性心筋梗塞・致死性不整脈、心タンポナーデ
- 分類
参考
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10560900.html
http://www.drakahige.com/DISEASE/DiseaseSearch?key=%A4%B7%A4%F3&disease_no=10T60300
[★]
- 挫傷、打撲傷、打ち身。きずあと
- (植物・果物の)押し傷
- (皮や顔面の表面の)かすり傷
- (心の)きず
- ~に傷を与える。さんざん殴る
- (金属・木材などを)へこませる。(薬剤・植物を)付き砕く
- 関
- contusion, hurt, traumatize, undermine, wound
[★]
- 英
- wound, undermine, bruise, traumatize, hurt
- 関
- 挫傷、創傷、傷、侵食、打撲傷、蝕む、打撲、痛める
[★]
- 英
- contused wound, contused wound
- ラ
- vulnus contusum
- 関
- (皮膚の損傷がないもの)挫傷、断裂、裂傷、裂創、laceration
[★]
- 英
- bruise
- 関
- 挫傷、打撲傷
[★]
- 英
- spinal cord contusion
- 関
- 脊椎損傷、脊髄離断、脊髄外傷、外傷性脊髄症
[★]
- 英
- cerebral contusion, brain contusion
- ラ
- contusio cerebri
- 関
- 対側打撃
[★]
- 英
- wound
- 関
- 創傷、傷つける