フラボキサート
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- File No. 20130912aI7 2013年9月 1/2 頻尿治療剤 フラボネート錠200mg 販売名(一般名収載)変更のお知らせ 医療関係者 各位 謹 啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
フラボネート錠200mg
組成
フラボネート錠200mg
1錠中フラボキサート塩酸塩200mgを含有する。
添加物としてセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,カルメロース,ステアリン酸マグネシウム,タルク,ヒプロメロース,マクロゴール,酸化チタン,カルナウバロウを含有する。
禁忌
- 幽門,十二指腸及び腸管が閉塞している患者[弱い副交感神経抑制作用により,腸管運動が抑制される。]
- 下部尿路に高度の通過障害のある患者[弱い副交感神経抑制作用があるので,排尿筋を弛緩,膀胱括約筋を収縮させるおそれがある。]
効能または効果
下記疾患に伴う頻尿,残尿感
- 神経性頻尿,慢性前立腺炎,慢性膀胱炎
- 通常,成人1回1錠(フラボキサート塩酸塩として200mg)を1日3回経口投与する。
なお,年令・症状により適宜増減する。
慎重投与
- 緑内障の患者[弱い副交感神経抑制作用により眼圧が上昇し,症状を悪化させるおそれがある。]
- 肝障害あるいはその既往歴のある患者[副作用として肝障害が報告されている。]
重大な副作用
ショック,アナフィラキシー様症状(頻度不明)
- ショック,アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,蕁麻疹,冷汗,呼吸困難,喉頭浮腫,血圧低下等の異常が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。
肝機能障害,黄疸(初期症状:全身倦怠感,食欲不振,発熱,そう痒,眼球黄染等)(頻度不明)
- AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTP,Al-P,ビリルビンの著しい上昇等を伴う肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 膀胱充満時の筋の律動収縮を抑制すると共に,膀胱支配神経(骨盤神経,下腹神経)の興奮による膀胱収縮を緩解する。また膀胱平滑筋に対しCa2+流入抑制,ホスホジエステラーゼ阻害によるcAMP増加などにより弛緩作用を示す。その作用態度は抗コリン薬やパパベリンとは明らかに異なり,平滑筋に対してはその緊張性を保ち,排尿力を低下することなく,正常排尿力を保持する。3)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- フラボキサート塩酸塩(Flavoxate Hydrochloride)
化学名
- 2-(Piperidin-1-yl)ethyl 3-methyl-4-oxo-2-phenyl-4H-chromene-8-carboxylate monohydrochloride
分子式
分子量
性状
- 白色の結晶又は結晶性の粉末である。
酢酸(100)又はクロロホルムにやや溶けにくく,水又はエタノール(95)に溶けにくく,アセトニトリル又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- flavoxate
- 同
- フラボキセート
- 化
- フラボキサート塩酸塩 塩酸フラボキサート flavoxate hydrochloride
- 商
- アポラキート、ウロステート、サワダロン、ジステリンク、ハルニン、フラボサート、フラボネート、ブラダロン、フレキシン、プログット、ボラボラン、ユリナロン、ラトボレール、ルアダン、ロラーム
- 関
- その他の泌尿生殖器官及び肛門用薬
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- 英
- laboratory、labo
- 関
- 研究室、実験室、検査室