リシン、L-システイン、グリチルリチン酸
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ヒシファーゲンC注
組成
容量
有効成分(1管中)
- グリチルリチン酸一アンモニウム 53mg(グリチルリチン酸として 40mg)
日本薬局方 グリシン 400mg
日本薬局方 L-システイン塩酸塩水和物(L-システイン塩酸塩として 20mg)
添加物(1管中)
- 亜硫酸水素ナトリウム 6mg
pH調整剤(アンモニア水)
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- アルドステロン症の患者、ミオパシーのある患者、低カリウム血症の患者[低カリウム血症、高血圧症等が悪化するおそれがある。]
効能または効果
- ○小児ストロフルス、湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、皮膚そう痒症、口内炎、フリクテン、薬疹・中毒疹
- ○慢性肝疾患における肝機能異常の改善
- ○通常、成人には1日1回5〜20mLを静脈内に注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- ○慢性肝疾患に対しては1日1回40〜60mLを静脈内に注射又は点滴静注する。年齢、症状により適宜増減する。
なお、増量する場合は1日100mLを限度とする。
慎重投与
- 高齢者[低カリウム血症等の発現率が高い。](「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック、アナフィラキシーショック(頻度不明)
- ショック、アナフィラキシーショック(血圧低下、意識消失、呼吸困難、心肺停止、潮紅、顔面浮腫等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー様症状(頻度不明)
- アナフィラキシー様症状(呼吸困難、潮紅、顔面浮腫等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
偽アルドステロン症(頻度不明)
- 増量又は長期連用により高度の低カリウム血症、低カリウム血症の発現頻度の上昇、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれるおそれがあるので、血清カリウム値の測定等観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること。
また、低カリウム血症の結果として、脱力感、筋力低下等があらわれるおそれがある。
有効成分に関する理化学的知見
グリチルリチン酸一アンモニウム
一般名
- グリチルリチン酸一アンモニウム
(Monoammonium Glycyrrhizinate)
化学名
- Monoammonium of 20β-carboxy-11-oxo-30-norolean-12-en-3β-yl-2-O-β-D-glucopyranuronosyl-β-D-glucopyranosiduronic acid
分子式
分子量
性状
- ・白色の微細な結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、特異な甘味がある。
グリシン
一般名
別名
分子式
分子量
性状
- ・白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は甘い。
・水又はギ酸に溶けやすく、エタノール(95)にほとんど溶けない。
L-システイン塩酸塩水和物
一般名
- L-システイン塩酸塩水和物
(L-Cysteine Hydrochloride Hydrate)
化学名
- (2R)-2-Amino-3-sulfanylpropanoic acid monohydrochloride monohydrate
分子式
分子量
性状
- ・白色の結晶又は結晶性の粉末で、特異なにおい及び強い酸味がある。
・水に極めて溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けやすい。
・6mol/L塩酸試液に溶ける。
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