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- オピセゾールA、オピセゾールコデイン
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Japanese Journal
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
オピセゾールコデイン液
組成
- 1mL中に下記の成分・分量を含有する製剤である。
「日局」キキョウ流エキス 65mg
「日局」カンゾウエキス 3mg
シャゼンソウエキス 16mg
シャクヤクエキス 6mg
「日局」ジヒドロコデインリン酸塩 4.5mg
- 添加物として、水アメ、サッカリンNa水和物、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、安息香酸Na、エタノール、カラメル、赤色2号及びpH調整剤を含有する。
禁忌
- 重篤な呼吸抑制のある患者[呼吸抑制を増強する。]
- 気管支喘息発作中の患者[気道分泌を妨げる。]
- 重篤な肝障害のある患者[昏睡に陥ることがある。]
- 慢性肺疾患に続発する心不全の患者[呼吸抑制や循環不全を増強する。]
- 痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者[脊髄の刺激効果があらわれる。]
- 急性アルコール中毒の患者[呼吸抑制を増強する。]
- 本剤の成分及びアヘンアルカロイドに対し過敏症の患者
効能または効果
次の疾患に伴う咳嗽及び喀痰喀出困難:
- 上気道炎、急性気管支炎
- 通常成人1日4〜6mLを3回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 心機能障害のある患者[循環不全を増強するおそれがある。]
- 呼吸機能障害のある患者[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
- 肝・腎機能障害のある患者[代謝・排泄が遅延し、副作用があらわれるおそれがある。]
- 脳に器質的障害のある患者[呼吸抑制や頭蓋内圧の上昇を起こすおそれがある。]
- ショック状態にある患者[循環不全や呼吸抑制を増強するおそれがある。]
- 代謝性アシドーシスのある患者[呼吸抑制を起こすおそれがある。]
- 甲状腺機能低下症(粘液水腫等)の患者[呼吸抑制や昏睡を起こすおそれがある。]
- 副腎皮質機能低下症(アジソン病等)の患者[呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。]
- 薬物依存の既往歴のある患者[依存性を生じやすい。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 新生児、乳児(「小児等への投与」の項参照)
- 衰弱者[呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。]
- 前立腺肥大による排尿障害、尿道狭窄、尿路手術術後の患者[排尿障害を増悪することがある。]
- 器質的幽門狭窄、麻痺性イレウス又は最近消化管手術を行った患者[消化管運動を抑制する。]
- 痙攣の既往歴のある患者[痙攣を誘発するおそれがある。]
- 胆のう障害及び胆石のある患者[胆道痙攣を起こすことがある。]
- 重篤な炎症性腸疾患のある患者[連用した場合、巨大結腸症を起こすおそれがある。]
重大な副作用
依存性:
(頻度不明)
- 連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。
また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、あくび、くしゃみ、流涙、発汗、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、散瞳、頭痛、不眠、不安、せん妄、振戦、全身の筋肉・関節痛、呼吸促迫等の退薬症候があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、1日用量を徐々に減量するなど、患者の状態を観察しながら行うこと。
呼吸抑制:
(頻度不明)
- 呼吸抑制があらわれることがあるので、息切れ、呼吸緩慢、不規則な呼吸、呼吸異常等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。なお、ジヒドロコデインによる呼吸抑制には、麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)が拮抗する。
錯乱:
(頻度不明)
- 錯乱があらわれるとの報告があるので、このような場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫:
(頻度不明)
- 無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫があらわれるとの報告がある。
麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸:
(頻度不明)
- 炎症性腸疾患の患者に投与した場合、麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸があらわれるとの報告がある。
薬効薬理
鎮咳作用(モルモット)2)
- キキョウ流エキスは鎮咳作用を示すが(ED50=906mg/kg i.p.)、シャゼンソウエキス、芍薬甘草湯エキスには認められない。しかし、これらを配合すると著明な相乗効果が認められる(ED50=352mg/kg i.p.)。
ジヒドロコデインリン酸塩は強い鎮咳作用を示すが(ED50=6.9mg/kg i.p.)、上記生薬を配合するとさらに相乗効果が高まる(ED50=5.0mg/kg i.p.)。
去痰作用(ラット、モルモット)3)
- カンゾウエキスは去痰作用を示すが(10mg/kg p.o.で70%分泌増加)、キキョウ流エキス、シャクヤクエキス、シャゼンソウエキスには認められない。しかし、これらを配合すると著明な相乗効果が認められる(5mg/kg p.o.で90%分泌増加)。
有効成分に関する理化学的知見
「日局」キキョウ流エキス
性状:
- 赤褐色の液で、水にわずかに混濁して混和し、味は初め緩和で、後にえぐくて苦い。
「日局」カンゾウエキス
性状:
- 褐色〜黒褐色の軟エキスで、特異なにおいがあり、味は甘い。水に澄明又はわずかに混濁して溶ける。
シャゼンソウエキス
性状:
- 濃褐色〜黒褐色の軟エキスで、特異なにおいがあり、味は苦く酸味がある。水に澄明又はわずかに混濁して溶ける。
シャクヤクエキス
性状:
- 褐色〜赤褐色の軟エキスで、特異なにおいがあり、味は苦い。水に澄明又はわずかに混濁して溶ける。
「日局」ジヒドロコデインリン酸塩
一般名:
- ジヒドロコデインリン酸塩 Dihydrocodeine Phosphate
化学名:
- (5R,6S)-4,5-Epoxy-3-methoxy-17-methylmorphinan-6-ol monophosphate
分子式:
分子量:
構造式:
性状:
- 白色〜帯黄白色の結晶性の粉末である。水又は酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
1.0gを水10mLに溶かした液のpHは3.0〜5.0である。
光によって変化する。
★リンクテーブル★
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キキョウ流エキス、シャクヤクエキス、シャゼンソウエキス
- 関
- 鎮咳去たん剤
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- 抽出、抽出液、抽出エキス、抽出物