インターフェロンγ
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Japanese Journal
- 肝多発腫瘤性病変を呈し,抗結核薬が著効した肝結核の1例
- 三石 雄大,安部 宏,關 伸嘉,宮崎 民浩,会田 雄太,板垣 宗徳,石黒 晴哉,須藤 訓,相澤 良夫
- 肝臓 55(1), 40-50, 2014
- 症例は41歳男性.尿潜血の原因検索のため行った腹部単純CTで肝S7, 8を中心に多発する低吸収な腫瘤性病変を認め,ダイナミック造影では辺縁部から緩徐な造影効果を呈した.画像による鑑別は困難で,組織学的検索の同意は得られず,経過観察となった.しかし,約半年後に病変は増大・増加したため狙撃生検を施行したところ,組織学的に非乾酪壊死性の類上皮細胞肉芽腫を認めた.肝結核やサルコイドーシスを疑ったが,全血イ …
- NAID 130003393955
- 医療従事者の結核感染対策 (総合医学会報告 シンポジウム 職業感染対策)
- 重藤 えり子 [座長]
- 医療 = Japanese journal of National Medical Services : 国立医療学会誌 67(5), 202-204, 2013-05
- NAID 40019738050
- 好酸球増多を伴う気道炎症とIFN-γによるTh1/Th2制御
- 神田 晃,朝子 幹也,友田 幸一,Dombrowicz David
- 耳鼻咽喉科免疫アレルギー 30(3), 251-257, 2012
- 好酸球は,喘息やアレルギー性鼻炎などのTh2 pathologyにおいて重要な役割を果たしている。好酸球欠損mouse喘息モデルでは気道リモデリングを減少させるが,好酸球増多mouse喘息モデルでは,Th2 pathologyはむしろ減弱しており炎症局所での好酸球の明確な機能的役割に関してはまだ議論を得ていない。in vivoでは,さまざまな要因が複雑に絡み合うため,好酸球の機能的役割を検証するこ …
- NAID 130002152154
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- これら細胞内寄生菌の感染防御にはインターフェロンーガンマが誘導する免疫機構が重要です。そこで私たちのグループでは特に細胞内寄生菌に対するインターフェロン誘導性免疫 1) ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
イムノマックス-γ注50
組成
成分・含量(1瓶中)
- インターフェロン ガンマ-1a(遺伝子組換え)
50万国内標準単位(JRU)
添加物
- L-システイン塩酸塩水和物 0.22mg
マルトース水和物 26.3mg
マクロゴール4000 1.0mg
リン酸二水素ナトリウム,リン酸水素ナトリウム水和物
禁忌
本剤又は他のインターフェロン製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
ワクチン等生物学的製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
腎癌
慢性肉芽腫症に伴う重症感染の頻度と重篤度の軽減
菌状息肉症,セザリー症候群
- 菌状息肉症及びセザリー症候群の内臓病変を有する患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
腎癌
- 生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等に溶解し,1法又は2法により点滴静注する。
- 1法:連日投与
- 通常,成人には1日1回200万〜300万国内標準単位/m2(体表面積)を連日投与する。
- 2法:間欠投与
- 通常,成人には1日1回1000万国内標準単位/m2(体表面積)を5日間連日投与し,9日間休薬する。これを2回繰り返す。
- その後,1日1回1000万国内標準単位/m2(体表面積)を隔日3回投与し,9日間休薬する。これを2回以上繰り返す。
- なお,年齢,症状により適宜増減する。
慢性肉芽腫症に伴う重症感染の頻度と重篤度の軽減
- 通常,1日1回25万国内標準単位/m2(体表面積)を週1〜3回皮下注射する。
- なお,安全性からみて上記投与量の継続が困難と判断されたときは適宜減量又は中止する。
- 1回25万国内標準単位/m2(体表面積)を超える高用量の投与は望ましくない。
- 上記の投与量を超える用量を投与した場合の安全性及び有効性は確立されていない。
菌状息肉症,セザリー症候群
- 通常,成人には1日1回200万国内標準単位を生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等に溶解し,週5回点滴静注する。
- 効果が不十分な場合には,1日1回400万国内標準単位を上限として増量できる。
- なお,患者の状態により適宜減量する。
-
参考:注射液の調製方法
1瓶あたり,添付の日局注射用水(イムノマックス-γ注50:0.5mL,イムノマックス-γ注100:1mL)をゆっくり加え,激しい振盪を避けて溶解する。(「適用上の注意」の項参照)
慎重投与
間欠投与又は一時中止し,再投与する場合
薬物過敏症の既往歴のある患者
アレルギー素因のある患者
心疾患又はその既往歴のある患者[心疾患が悪化することがある。]
重篤な肝障害又は腎障害のある患者[症状が悪化することがある。]
高度の白血球減少又は血小板減少のある患者[白血球減少又は血小板減少が更に悪化することがある。]
精神神経障害又はその既往歴のある患者[症状が悪化することがある。]
自己免疫疾患又はその素因のある患者[症状が悪化又は顕性化することがある。]
重大な副作用
間質性肺炎(0.1〜1%未満):間質性肺炎があらわれることがあるので,患者の状態に十分注意し,発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常等の呼吸器症状があらわれた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等適切な処置を行うこと。また,咳嗽,呼吸困難等があらわれた場合には直ちに連絡するよう患者に対し注意を与えること。
ショック(頻度不明):ショックを起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
重篤なうつ状態(0.1〜1%未満):重篤なうつ状態があらわれることがあるので,患者の精神状態に十分注意し,不眠,不安,焦燥等があらわれた場合には投与を中止するなど,投与継続の可否について慎重に検討すること。また,投与にあたってはこれら精神神経症状発現の可能性について患者及びその家族に十分理解させ,不眠,不安等があらわれた場合には直ちに連絡するよう注意を与えること。
なお,類薬(インターフェロン-α,β製剤)で,自殺企図,躁状態,攻撃的行動の症例が報告されている。
急性腎不全(頻度不明):急性腎不全を起こすことがあるので,定期的に腎機能検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
心不全(0.1〜1%未満):心不全を起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
白血球減少,血小板減少(5%以上),汎血球減少(頻度不明):これらの副作用があらわれることがあるので,定期的に血液学的検査を行い,治療の継続が困難と認められた場合には減量又は休薬するなど適切な処置を行うこと。
自己免疫現象(頻度不明):自己免疫現象によると思われる症状・徴候(肝炎,潰瘍性大腸炎の悪化等)があらわれることがあるので,自己免疫性疾患の患者又はその素因のある患者には慎重に投与すること。
糖尿病(0.1〜1%未満):糖尿病が増悪又は発症することがあるので,定期的に検査(血糖値,尿糖等)を行い,異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗腫瘍効果(in vitro)
- ヒト腎癌由来細胞(Caki-1,A-498)に対して,インターフェロン アルファ,ベータよりも強い細胞増殖抑制作用を示した16)。
抗腫瘍効果(in vivo)
- ヌードマウスに移植したヒト腎癌由来細胞(A-498)に対して,有意な細胞増殖抑制作用を示した17)。
BRM作用
- 腫瘍細胞に直接作用し細胞増殖を抑制する作用と共にヒト末梢血リンパ球に作用してNK細胞活性の増強作用,抗体依存性細胞障害活性の増強作用,マクロファージの活性化等の免疫反応を介した間接的な腫瘍細胞傷害作用が報告されている18),19)。
活性酸素産生能
- ヒトマクロファージの活性酸素産生能の増加が認められた20)。
有効成分に関する理化学的知見
一般的名称:インターフェロン ガンマ-1a(遺伝子組換え)(JAN)
Interferon Gamma-1a(Genetical Recombination)
略号:IFN-γ-1a
分子式:C761H1206N214O225S6
分子量:17145.41
化学構造式:アミノ酸146個からなるポリペプチドである。
性状:原液は無色の液で,澄明又はわずかに濁りを認める。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- interferon-gamma, interferon γ, interferon-γ, IFN-γ
- 同
- インターフェロンガンマ、インターフェロン-γ
- 関
- インターフェロン
産生細胞
作用
- →抗原提示能が亢進
- 抗原のプロセス能↑
- Th2細胞の抑制 ←体液性免疫の抑制
受容体
細胞内シグナル伝達
[★]
インターフェロンガンマ
[★]
インターフェロンガンマ
[★]
- 英
- interferon gamma-n1
- 関
- インターフェロンガンマ-n1
[★]
- 英
- interferon gamma-n1
- 関
- インターフェロンガンマn1
[★]
- 英
- gamma
- 関
- γ
1γ=μg/kg/min
- 内科レジデントの鉄則 第2版 p.14
[★]
- 英
- cancer
- 関
- がん、癌