- 英
- P-value P value p value
- 同
- 有意確率 significance probability
WordNet
- the 16th letter of the Roman alphabet (同)p
- a river in western Thailand; a major tributary of the Chao Phraya (同)Ping River
PrepTutorEJDIC
- parking
- phosphorusの化学記号
- palladiumの化学記号
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/02/02 00:23:17」(JST)
[Wiki ja表示]
|
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2013年5月) |
有意(ゆうい、独: Signifikanz、英: significance)は、確率論・統計学の用語で、「確率的に偶然とは考えにくく、意味があると考えられる」ことを指す。
目次
- 1 p値
- 2 有意水準
- 3 多重比較
- 4 有意差
- 5 信頼区間と仮説検定
- 6 関連項目
p値
帰無仮説の下で実際にデータから計算された統計量よりも極端な統計量が観測される確率を、p値という。
有意水準
有意水準α (0<α<1) は、どの程度の正確さをもって帰無仮説を棄却するかを表す定数である。有意水準αの仮説検定は、の時にを棄却する。このとき、「統計量はα水準で有意である」という。が正しい場合に、これを棄却してしまう確率(第一種の誤り)はαに等しい。
の値としては、0.05 (= 5%) を用いるのが一般的であるが、そのとり方は学問・調査・研究対象によっても違いがあり、社会科学などでは0.1(10%)を用いる場合もあり、厳密さが求められる自然科学では0.01(1%)などを用いる場合もある。また、データ表示に当たっては有意性に段階をつけて複数の有意水準を同時に用いることもあり、たとえば0.05水準で有意ならば * 、0.01水準と0.001水準に対してはそれぞれ ** 、 *** と表示する。
有意であるからといって「偶然ではない」と断定できるわけではなく、「偶然とは考えにくい」という意味に過ぎない。したがって、たとえば有意水準5%で有意という場合には、「実際には偶然に過ぎないのに、誤って『意味がある』と判断している」可能性が多くて5%ある。逆に、有意でないという場合には、あくまで「偶然かもしれない」という意味であって、「偶然である」とまでは断定できない。
多重比較
同種の検定を繰り返して全体での有意性の有無を判断する場合(多重比較)、1回の検定に対する有意水準をαとすると、k回の同様の試行に対して一度でも有意な結果を得る確率 はk回の試行の独立性に依存する。たとえば、k回の試行が独立であるときは、 となる。しかしながら、 の上限はkαであることから、1回の検定に対する有意水準をα/kと定めれば、k回の同様の試行に対して有意水準が高々αの検定を行うことができる。これをボンフェローニの方法という。ただし、この方法ではkの値が大きくなるにつれて有意水準が下がり、実用性に乏しくなる。そのため、より検定力の高い手法が提案されている。古くはLSD法が、ボンフェローニ法と共に計算が容易であるため好まれた。今日では、HSD法やRyan法が最も一般的である。また、シェッフェの方法やWSD法も見かけるようになっている。これらは、分散分析で3水準以上の要因の主効果が有意であった場合の下位検定にも用いられる。
有意差
帰無仮説を「2つの母数に差がない」という形にした場合には、帰無仮説が棄却されることで「2つの母数の間には有意差がある」という結論が導かれる。
信頼区間と仮説検定
統計量Xが、ある母数θの推定量である場合を考える。このとき、有意水準αで帰無仮説が棄却されないようなXのとりうる範囲は、信頼水準に対するθの信頼区間と等しい。
たとえば、標本平均Xを母平均θの推定量とみなすと、帰無仮説:が有意水準5%で棄却されないXの範囲は、の95%信頼区間と一致する。
関連項目
統計学 |
|
標本調査 |
|
|
要約統計量 |
|
|
統計的推測 |
仮説検定 |
- 帰無仮説
- 対立仮説
- 有意
- 棄却
- ノンパラメトリック手法
- スチューデントのt検定
- ウェルチのt検定
- カイ二乗検定
- イェイツのカイ二乗検定
- 累積カイ二乗検定
- F検定
- G検定
- マン・ホイットニーのU検定
- Z検定
- フィッシャーの正確確率検定
- 二項検定
- 尤度比検定
- マンテル検定
- コクラン・マンテル・ヘンツェルの統計量
- ウィルコクソンの符号順位検定
- アンダーソン–ダーリング検定
- カイパー検定
- ジャック–ベラ検定
- シャピロ–ウィルク検定
- コルモゴロフ–スミルノフ検定
- 分散分析
- 共分散分析
|
|
区間推定 |
|
|
その他 |
- 最尤推定
- ベイズ推定
- 尤度関数
- カーネル密度推定
- 最小距離推定
- メタアナリシス
|
|
|
生存時間分析 |
- 生存時間関数
- カプラン=マイヤー推定量
- ログランク検定
- 故障率
- 比例ハザードモデル
|
|
相関 |
- 交絡変数
- ピアソンの積率相関係数
- 順位相関
- スピアマンの順位相関係数
- ケンドールの順位相関係数
|
|
モデル |
- 一般線形モデル
- 一般化線形モデル
- 混合モデル
- 一般化線形混合モデル
|
|
回帰 |
線形 |
- 線形回帰
- リッジ回帰
- Lasso
- エラスティックネット
|
|
非線形 |
- k近傍法
- 回帰木
- ランダムフォレスト
- ニューラルネットワーク
- サポートベクター回帰
- 射影追跡回帰
|
|
|
分類 |
線形 |
- 線形判別分析
- ロジスティック回帰
- 単純ベイズ分類器
- 単純パーセプトロン
- 線形サポートベクターマシン
|
|
二次 |
|
|
非線形 |
- k近傍法
- 決定木
- ランダムフォレスト
- ニューラルネットワーク
- サポートベクターマシン
- ベイジアンネットワーク
- 隠れマルコフモデル
|
|
その他 |
|
|
|
教師なし学習 |
|
|
統計図表 |
- 棒グラフ
- バイプロット
- 箱ひげ図
- 管理図
- 森林プロット
- ヒストグラム
- Q-Q プロット
- ランチャート
- 散布図
- 幹葉図
|
|
歴史 |
|
|
応用 |
- 社会統計学
- 生物統計学
- 統計力学
- 計量経済学
- 機械学習
- 実験計画法
|
|
出版物 |
|
|
カテゴリ |
|
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 数式が少ないわかりやすい医療統計入門 : 統計リテラシーを身につける(第2回)P値と信頼区間
- ボルテゾミブとデキサメタゾンの併用による寛解導入療法を施行した移植適応新規骨髄腫症例における予後規定因子の検討
- 小原澤 英之,渡邊 玲奈,服部 友歌子,沼田 歩,川崎 理加,桑原 英幸,萩原 真紀,松本 憲二,田中 正嗣,橋本 千寿子,竹村 佐千哉,山崎 悦子,藤巻 克通,田口 淳,富田 直人,藤田 浩之,酒井 リカ,原野 浩,石ヶ坪 良明,藤澤 信
- 臨床血液 56(4), 392-399, 2015
- … 診断時染色体予後良好群がPFSの予後因子だった(P値;単変量解析0.0004, 多変量解析0.0405)。 …
- NAID 130005069846
- 頭部CT画像上の急性期脳梗塞における早期虚血サイン検出の支援診断システムの開発(テーマセッション,医用画像処理の高度化と統計モデル,社会福祉)
- 山口 由津穂,原 武史,坂下 惠治 [他],周 向栄,村松 千左子,藤田 広志
- 電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 114(41), 9-13, 2014-05-15
- … 3群の読影者のROC曲線より下の面積(AUC)は,医師群は0.89/0.97,技師群Aは0.89/0.97,技師群Bは0.75/0.91であった(CAD無し/CADあり).DBM-MRMCの結果は,すべての群においてp値がp<0.05となり,統計的有意差が示された. …
- NAID 110009903709
Related Links
- 相関係数についてくるP値の意味がわかりません。 r=0.90 (P<0.001) や P=0.05で相関がない という表現は何を意味しているのでしょうか? またMS Excelを使ってのP値の計算方法を教えてください。 よろしくお願い致します。
- ネイチャーを含むほとんどの統計ガイドラインによると、“有意”であると考えられる変化や差異、あるいは関連性にはp値を提供する必要があります。さらに、有意水準(有意か否かを決定する際のp値)は.05、.001 、あるいは.01でも ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
[★]
- 英
- value
- 関
- 価値、評価
[★]
- 10の-12乗
- 関
- pico
[★]
パラジウム palladium