- 英
- ADP ribosylation
WordNet
- the 1st letter of the Roman alphabet (同)a
- the blood group whose red cells carry the A antigen (同)type_A, group A
- in the Christian era; used before dates after the supposed year Christ was born; "in AD 200" (同)A.D., anno_Domini
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- answer / ampere
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/03/11 15:01:03」(JST)
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ADPリボース化(ADP-ribosylation)はタンパク質の翻訳後修飾の一つで、1つまたはそれ以上のアデノシン二リン酸(ADP)リボースを付加する反応である[1][2]。この反応は細胞間の情報伝達やDNA修復、アポトーシスなど多くの細胞機能に関わっている[3][4]。
酵素
百日咳毒素によるシステイン残基のADPリボース化の化学反応式。
コレラ毒素ではアルギニン残基がADPリボース化を受ける。
ADPリボース化反応はADPリボシルトランスフェラーゼという酵素によって触媒され、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)からアルギニン、グルタミン酸、アスパラギン酸などの残基にADPリボースを転移させる。ヒトではNADからアルギニンにADPリボースを移す1種類の酵素のみが見つかっていて、ヒストンなどのタンパク質を修飾している[5]。この反応は可逆で、例えばADPリボシルアルギニンのADPリボースは、ADPリボシルアルギニンヒドロラーゼによって除去することができる[6]。
ADPリボースはまた、ポリADPリボース化作用と呼ばれる反応によって、長い側鎖を持ったタンパク質に転移することもできる[7]。この修飾反応は、原核生物と酵母を除くほとんど全ての真核生物に見られるポリADPリボースポリメラーゼによって触媒される[7][8]。ポリADPリボース化は、DNA修復やテロメアの維持において重要な役割を果たしている[8]。
細菌毒
ADPリボース化はコレラや百日咳などの細菌の毒性の発現にとっても重要である。これらの毒性タンパク質はADPリボシルトランスフェラーゼで、ヒト細胞中の標的タンパク質を修飾する。例えばコレラ毒素はヒトのGタンパク質のαサブユニット(Gsα)のアルギニン残基をADPリボース化して小腸から大量の液体を分泌させ、致死的な下痢を引き起こす[9]。この他、百日咳毒素も同じく異なる種類のGタンパク質のαサブユニット(Giα)のシステイン残基をADPリボース化して毒性を発揮する[10]。
出典
- ^ Belenky P, Bogan KL, Brenner C (2007). “NAD+ metabolism in health and disease”. Trends Biochem. Sci. 32 (1): 12-9. PMID 17161604. http://www.dartmouth.edu/~brenner/belenky07a.pdf.
- ^ Ziegler M (2000). “New functions of a long-known molecule. Emerging roles of NAD in cellular signaling”. Eur. J. Biochem. 267 (6): 1550-64. PMID 10712584.
- ^ Berger F, Ramírez-Hernández MH, Ziegler M (2004). “The new life of a centenarian: signalling functions of NAD(P)”. Trends Biochem. Sci. 29 (3): 111-8. PMID 15003268.
- ^ Corda D, Di Girolamo M (2003). “Functional aspects of protein mono-ADP-ribosylation”. EMBO J. 22 (9): 1953–8. PMID 12727863. http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?tool=pubmed&pubmedid=12727863.
- ^ Okazaki IJ, Moss J (1999). “Characterization of glycosylphosphatidylinositiol-anchored, secreted, and intracellular vertebrate mono-ADP-ribosyltransferases”. Annual Review of Nutrition 19: 485-509. PMID 10448534.
- ^ Takada T, Okazaki IJ, Moss J (1994). “ADP-ribosylarginine hydrolases”. Mol. Cell. Biochem. 138 (1-2): 119-22. PMID 7898453.
- ^ a b Diefenbach J, Bürkle A (2005). “Introduction to poly(ADP-ribose) metabolism”. Cell. Mol. Life Sci. 62 (7-8): 721-30. PMID 15868397.
- ^ a b Burkle A (2005). “Poly(ADP-ribose). The most elaborate metabolite of NAD+”. FEBS J. 272 (18): 4576-89. PMID 16156780.
- ^ De Haan L, Hirst TR (2004). “Cholera toxin: a paradigm for multi-functional engagement of cellular mechanisms (Review)”. Mol. Membr. Biol. 21 (2): 77-92. PMID 15204437.
- ^ Supachoke Mangmool and Hitoshi Kurose (2011). “Gi/o Protein-Dependent and -Independent Actions of Pertussis Toxin (PTX)”. Toxins 3 (7): 884-899. doi:10.3390/toxins3070884. PMID 22069745.
タンパク質の一次構造と翻訳後修飾 |
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全般 |
タンパク質生合成 - ペプチド結合 - タンパク質分解 - ラセミ化
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N末端 |
アセチル化 - ホルミル化 - ミリストイル化 - ピログルタミン酸 - メチル化 - 糖化反応
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C末端 |
アミド化 - GPIアンカー - ユビキチン化 - SUMO化
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リシン |
メチル化 - アセチル化 - アシル化 - ヒドロキシル化 - ユビキチン化 - SUMO化 - デスモシン - ADPリボース化 - 脱アミノ(酸化的脱アミノ)
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システイン |
ジスルフィド結合 - プレニル化 - パルミトイル化
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セリン/トレオニン |
リン酸化 - グリコシル化
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チロシン |
リン酸化 - チロシン硫酸化 - ポルフィリン環結合 - リボフラビン結合
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アスパラギン |
脱アミド - グリコシル化
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アスパラギン酸 |
スクシンイミド形成 - リン酸化
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グルタミン |
アミノ基転移
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グルタミン酸 |
カルボキシル化 - ポリグルタミル化 - ポリグリシル化
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アルギニン |
シトルリン化 - メチル化
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プロリン |
ヒドロキシル化
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←アミノ酸
二次構造→
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 2. アルギニンADPリボシル化の初めての可視化(第430回研究協議会研究発表要旨,ビタミンB研究委員会)
- 5.アルギニンADPリボシル化に伴う酵素の構造変化(第427回研究協議会研究発表要旨,ビタミンB研究委員会)
Related Links
- 翻訳後修飾反応の一つであるポリADP-リボシル化反応は、NADを基質としてタンパク質にADP-リボース残基を付加し、さらに次々にADP-リボース残基を重合する反応であり、鎖長は数百残基に及び、動的にタンパク質機能の制御を行う。
- コレラ毒素はGタンパク質をADPリボシル化し・・・という文章があるのですが、「Gタンパク質をADPリボシル化」とはどういう事なのでしょうか?
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- arginine side chain
- 関
- アルギニン、アルギニン残基、ADPリボシル化
[★]
- 英
- ADP-ribosylation factor、ARF
- 関
- 急性腎不全、ADP-リボシル化因子
[★]
- 英
- ADP-ribosylation factor 1
- 関
- ADP-リボシル化因子1
[★]
[★]
[★]
- 英
- ribosylation、ribosylate
- 関
- リボース化
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