- 53歳の女性。健康診査で高脂血症を指摘されて来院した。喫煙習慣と飲酒習慣とはない。父が脳卒中で死亡している。身長160cm、体重67kg、腹囲86cm。脈拍76/分、整。血圧142/90mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血清生化学所見:空腹時血糖128mg/dl、総コレステロール246mg/dl、LDL-コレステロール159mg/dl(基準60~140)、HDL-コレステロール54mg/dl、トリグリセライド156mg/dl。心電図では上室性期外収縮が散発している。
- a. 生活指導
- b. 3か月後の血清生化学検査
- c. 血糖降下薬の投与
- d. スタチン系薬の投与
- e. フイブラート系薬の投与
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 2か月の乳児。午前7時40分に搬入された。心肺停止状態で、当直医が直ちに蘇生を試みたが午前8時15分に死亡が確認された。患児は昨日の午後11時に自宅で乳児用のマットを敷いて仰向けに寝かせられていた。今朝7時に母親が見に行くと、マット上でうつぶせになっており呼吸が止まっていたので直ちに119番通報した。救急隊が到着時に脈拍は触知せず、呼吸は停止していた。これまでの発育は順調で、外表では奇形や外傷を認めない。当直医がまず行うべきことはどれか。
- a. 病埋解剖を勧める。
- b. 所轄警察署に届け出る。
- c. 児童相談所に通告する。
- d. 死亡診断書を発行する。
- e. 死体検案書を発行する。
[正答]
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- 34歳の女性。乾性咳嗽と呼吸困難とを主訴に来院した。2年前から梅雨明けの頃に同様の症状が出現していたが、今回は息苦しさが強くなった。意識は清明。体温37.5℃。脈拍84/分、整。血圧110/72mmHg。赤沈42mm/1時間。血清生化学所見:総蛋白7.8g/dl、γ-グロブリン34.3%、IgG 2,480mg/dl(基準960~1,960)。ツベルクリン反応陰性。Trichosporon asahiiに対する沈降反応とリンパ球刺激試験とが陽性である。
- Gell & Coombs分類でのアレルギー反応型はどれか。2つ選べ。
[正答]
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