- 次の文を読み、28~30の問いに答えよ。
- 56歳の女性。右乳癌の治療のため外科病棟に入院していたが、夜間急に興奮状態となった。
- 現病歴 : 3週前に右乳房切除術を受け、続いて抗癌化学療法を開始した。次第に上腹部不快感、抑うつ気分および不眠が強まった。「私はこのまま死んでいきたい。もう治療は受けたくない」と訴え、食事をとらなくなった。夜になって急に言動に脈絡がなくなり、点滴を自ら外そうとした。それを止めようとした看護師に物を投げつけ、「悪魔め、私の子供を殺すな」などと激しくののしった。
- 既往歴 : 特記すべきことはない。
- 家族歴 : 特記すべきことはない。
- 現症 : かけつけた当直医が話しかけても、うわの空だったり、興奮したりする。ここが病院であることを理解していない様子である。
- 翌日になると、うって変わって落ち着き、担当医や看護師と会話をするが、談話内容は悲観的である。昨夜の出来事はほとんど覚えていない。
- 対応として適切なのはどれか。
- a. 昨夜の出来事をよく説明する。
- b. うつ状態の改善を図る。
- c. 夜間は手足を抑制する。
- d. 心理検査を行う。
- e. 退院を考慮する。
[正答]
※国試ナビ4※ [100C029]←[国試_100]→[100D001]
★リンクテーブル★
[★]
- 48歳の男性。腹痛を主訴に来院した。5日前から主に食後、上腹部に鈍痛を生じるようになり持続している。軽度の嘔気はあるが嘔吐はない。意識は清明。体温36.4℃。脈拍68/分、整。血圧136/80mmHg。心雑音はない。心窩部に圧痛があるが、筋性防御はない。朝食を食べずに来院したので、直ちに上部消化管内視鏡検査を行った。内視鏡写真を以下に示す。
- この患者の診察記録を問題指向型で診療録に記載した。
- S : ①5日前から主に食後、上腹部痛(鈍痛)が生じるようになり持続している。軽度の嘔気(+)、嘔吐(-)である。
- O : ②意識は清明。体温36.4℃。脈拍68/分で整。血圧136/80mmHg。心雑音(-)。心窩部に圧痛(+)、筋性防御(-)である。
- A : ③内視鏡検査で胃に潰瘍性病変がある。
- P : ④プロトンポンプ阻害薬を投与して様子をみる。
- ⑤ヘリコバクター・ピロリの検査(呼気テスト)を予定する。
- 問題指向型医療記録の記載として適切でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100C030]←[国試_100]→[100D002]
[★]
- 次の文を読み、28~30の問いに答えよ。
- 56歳の女性。右乳癌の治療のため外科病棟に入院していたが、夜間急に興奮状態となった。
- 現病歴 : 3週前に右乳房切除術を受け、続いて抗癌化学療法を開始した。次第に上腹部不快感、抑うつ気分および不眠が強まった。「私はこのまま死んでいきたい。もう治療は受けたくない」と訴え、食事をとらなくなった。夜になって急に言動に脈絡がなくなり、点滴を自ら外そうとした。それを止めようとした看護師に物を投げつけ、「悪魔め、私の子供を殺すな」などと激しくののしった。
- 既往歴 : 特記すべきことはない。
- 家族歴 : 特記すべきことはない。
- 現症 : かけつけた当直医が話しかけても、うわの空だったり、興奮したりする。ここが病院であることを理解していない様子である。
[正答]
※国試ナビ4※ [100C028]←[国試_100]→[100C030]