- 初診患者(田中○子、56歳)に対する担当医(山本医師)の会話を以下に示す。医師①「おはようございます。私は内科医の山本です。お名前をお聞かせください」
- 患者「田中○子と申します」(下をみつめて低い声)
- 医師②「どうされましたか。来院された理由を詳しくお話しください」
- 患者「実は1週前から体がだるくなり、夜よく眠れなくなりました・・・」
- 医師「それは大変ですね」
- ③「1週前から体がだるく、夜よく眠れなくなったのですね。他に何かありませんか」
- 患者「あの・・・、息子が勤める化学薬品工場で10日前に事故があり、巻き込まれて失明しそうなんです」(涙を流す)
- 医師④「どんな事故だったのですか。どうして事故が起こったのですか。息子さんはどこに入院しておられるのですか」
- 患者「もう、顔が工場の薬でメチャメチャになり・・・」(涙を流す)
- 医師⑤「なるほど、そのようなことがあれば、辛いですね」
- 患者「・・・」
- 医師「ところで、体のだるさについて伺いたいのですが、例えば、横になるともう起き上がれないほどのだるさですかj
- 患者「それほどでもありません」
- 医師の発言で調査的なのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 48歳の男性。腹痛を主訴に来院した。5日前から主に食後、上腹部に鈍痛を生じるようになり持続している。軽度の嘔気はあるが嘔吐はない。意識は清明。体温36.4℃。脈拍68/分、整。血圧136/80mmHg。心雑音はない。心窩部に圧痛があるが、筋性防御はない。朝食を食べずに来院したので、直ちに上部消化管内視鏡検査を行った。内視鏡写真を以下に示す。
- この患者の診察記録を問題指向型で診療録に記載した。
- S : ①5日前から主に食後、上腹部痛(鈍痛)が生じるようになり持続している。軽度の嘔気(+)、嘔吐(-)である。
- O : ②意識は清明。体温36.4℃。脈拍68/分で整。血圧136/80mmHg。心雑音(-)。心窩部に圧痛(+)、筋性防御(-)である。
- A : ③内視鏡検査で胃に潰瘍性病変がある。
- P : ④プロトンポンプ阻害薬を投与して様子をみる。
- ⑤ヘリコバクター・ピロリの検査(呼気テスト)を予定する。
- 問題指向型医療記録の記載として適切でないのはどれか。
[正答]
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[★]
- 入院中の患者と担当医の会話を以下に示す。医師①「おはようございます。具合はいかがですか」
- 患者「先生。あまり調子がよくないみたいです。体がだるくて」
- 医師②「そうですか、体がだるいのですね」
- 患者「あまり食欲もなくて、だんだん体が弱っているようです」
- 医師③「食欲がなく、体が弱っていくのが心配なのですね」
- 患者「ええ、このままでは体がだめになってしまうのではないかと思ったりして・・・」
- 医師④「気持ちが落ち込んでいるようですね」
- 患者「ええ、ひどく不安で、夜もよく眠れないんです」
- 医師⑤「病は気からともいうでしよう。そんな弱気では、治るものも治りませんよ。頑張らなくては」
- 医師の発言で適切でないのはどれか。
[正答]
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